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ボトルキープの意味を知らなくて…その②

その①からの続き。

まだの方はこちらからどうぞ。

2人の子どもを育てるシングルマザーだった事をカミングアウトされ、私は彼女への興味が増していきました。

「そんな大変な状況を抱えながら働いているなんて思ってもみなかった…子ども2人育てるのに結構お金掛かるよね?」

彼女「うん…だから今は団地に3人で住んでるよ!広くて安くて結構便利!」

「そっか、それは良かったね!」

(団地妻…鼻息レベル2)


「子育てしながら毎日お酒も飲んで、体力的に大変だろうね」

彼女「大変!お酒は好きだけど、二日酔いして結構きつい日もある😣」

「オレと会った次の日も二日酔いしてたんでしょ?(笑)」

彼女「あー!あの日!客のオヤジたちがウザくてさー!(笑)メッチャ飲まされたわ!」

「だろうね!LINE意味わかんなかったもん(笑)」

彼女「ヒドーイ!そんなふうに思ってたのー💕」

さりげないボディタッチに心が弾む、緊張で飲めないはずのお酒も進む

「グビ、グビグビグビ…」

(鼻息レベル3)


その後も向こうから会話を振ってくれるので、ドンドン仲良くなっていきました。


彼女「ねぇねぇ今度、猪苗代(いなわしろ)にドライブ行こうよ!」

「おお!いいね!キャンプとか有名なところだよね!…あ、でもオレ車持ってないんだけど…」

彼女「大丈夫!私の軽に乗せて連れてってあげる💕」

「二日酔いが運転がする軽に乗るの!?マジ怖いから着くまで寝てるわ(笑)」

彼女「えー!ヒドーイ!毎日二日酔いしてるわけじゃないもん(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾」


ヤバイ、可愛い…この子の事がドンドン愛おしくなっていく…もっと話がしたい!もっとこの子と一緒にいたい!

(鼻息レベル5)


そう思った私は、思い切って店外デートに誘ってみます!

…が、今思えば、ママが目の前にいるのに誘ってしまうのは誤ちだったのですが、当時の私は気づいていませんでした。


「猪苗代いつ行こうっかねー!てか次の休みはいつなの?」

彼女「ちょうど明日は休みだよッ」


マジか!?キターーー!!!

♪───O(≧∇≦)O────♪

これはやっぱり誘うしかない!!

(鼻息レベル7)


「おぉ!そうだったんだ!ちなみに今日の仕事は何時までなの?」

彼女「え?今日は0時まで仕事だけど…」

「そっか!じゃあ、あと1時間くらいだね!あのさ!カッコよくて面白いマスターが経営しているスポーツバーがあるんだよ!もっと話がしたいし、このあと良かったら一緒に行こうよ!」

彼女「ホント?嬉しいけど…どうしようかな…」


この時にママとの直接の会話はありませんでしたが、アイコンタクトなどはあったのでしょう。

そんなことは露知らず、店外デートが上手く行ったと勘違いしている中、興奮と緊張が増してきてお酒が一気に進んでいきます!

(鼻息レベル8)(心臓の鼓動8.8)


彼女「大丈夫?そんなに飲んで?…」

「うん!この米焼酎飲みやすいし!何か進んじゃうんだよね!アハハ😁」


興奮と緊張で飲まずにいられない状態が続いた結果、ボトルのお酒を殆ど飲み干してしまいました…

本来、リピートして来店してもらうためのボトルなので、この時点でリピーターにならずに店外デートだけするようなヤツだと判断されていたのでしょう。

そして勘違いしている私は、彼女の口車に乗せられてしまいます。


彼女「今日先に帰っててくれる?まだ11時半だけど、もしかすると早く帰れるかもしれないから交渉してみたいの💕」

「おぉ!そっか分かった!じゃあ先に外で待ってるね!」

会計を済ませ、私は夜の街へと飛び出して行きました。


痛々しいですが、ここからは一人で妄想が始まります(笑)


「スッゲー!何か初めての経験なのに色々上手く行っちまったよ(^O^)!

勇気を出してスナックに行ってみて良かったー♪

あッ、このあとマスターの店に行ったらなんて紹介したら良いのかな(//∇//)


マスター「あれ?柏木くん、今日は女の子連れて来たんだ!」

「あぁ、まぁ、うちの連れですわ( ´∀`)」

彼女「はじめましてー(^^)」

マスター「へぇー!いっつも一人で来るから独身貴族だと思ってたよ(笑)」

「貴族はやめて、勇者になりました(´∀`=)」

マスター「なにそれ?意味わかんない(笑)」

「姫!ささッ、こちらへどうぞ!」

姫「嬉しいぃ!ありがとー💕」

(レディーファーストする姿を見て)

マスター「そういうことね!(笑)では勇者殿!まずは何から飲まれますかな?」

勇者「もちろん!いつもので!」

マスター「はい!いつものノンアルコールジュースね!」

勇者「いや。ノンアルコールジュースってただのジュースじゃん(笑)」

マスター「あぁ!ゴメンゴメン!(笑)ノンアルコールカクテルの方ね!」

姫「マスター面白ーい(^ ^)勇者様!私に合ったカクテルも選んでー💕」

勇者「そうだな、姫にはやっぱりシンデレラかな!」

姫「ええー!何それロマンチックー💕」


クアァァーー!!たまんねーなー(*≧∀≦*)!!

しかも相手は明日が休みなのに誘いに乗ってきたってことは!?…

スムーズに誘えるように、二人っきりになれるお城も探しておかないとな。

グフ、グフフフフフ(〃ω〃)…

妄想を重ね、ニヤニヤしながら夜の街をほっつき回っているときが鼻息MAX!の状態でした(笑)


…ですが、仕事が終わる予定の0時になっても、深夜2時になってもLINEは来ません…

寒い…店内で休めるようなカフェもないし、お金もないし、寒いのを我慢してフラフラと街を歩くしかありません。

当然キャッチにも合います。

キャッチのおじさん「お兄さん!安くするから可愛いお姉ちゃんと遊んでいきなよ!」

「いや、このあと仕事終わりの女と会うんで!」

キャッチのおじさん「えッ?こんな時間に誰がいるの?いいから遊んでいきなよ!」

「結構です!じゃッ!」


悲しいかな…連絡が来るはずだとまだ信じています。

しかし、段々焦りも出始めていました。

「仕事終わった?」

痺れを切らしてLINEを送ってみますが、既読になりません。

そして、深夜4時。

もう連絡は来ないと諦めてその日は帰宅しました。

結局、朝の6時ごろに「連絡忘れてた💦」という見えすいた嘘の内容のLINEが届きました。

その後は何度か連絡しましたが、返事は返ってこなくなり、自然消滅する形で関係は終わりました。


実は、今回ご紹介したスナックは「ヒヤリハットな瞬間」という記事でも登場させた事がありました。

簡単にまとめると、取引先との会食で訪れたスナックにいたフィリピーナが、以前私がナンパした子だった!というお話です。

(さらっと書いてみましたが、お恥ずかしいですね笑)

時系列としては、金髪ギャルに振られ、暫く経ってからの来店でした。

時間が経っているとはいえ、ママの目の前で店外デートに誘ってしまっていたので、内心ビクビクしながらお店に入ったのを覚えています。

(お店選びは上司の選択です)

しかし、ママは体調不良で不在だったので助かりました。

そのときは凄くホッとしましたね笑

でもフィリピーナは私が前回お店に来た事を覚えていて、金髪ギャルの子の事を教えてくれました。

(小指を立てながら)
フィリピーナ「あなたのこれ!もう辞めちゃったよ?どうして辞めたんだろうね…」

「あ、辞めたんだ…また別のお店に移ったんだね…てか!これじゃないよ!」

既にいなくなっていたので再会とはなりませんでしたが、やはりホッとしました。

しかし、上司や取引先も目の前で聞いているので、色々とツッコミが入ります。

上司「おいおい!これってどういうことだよ、隅に置けねーやつだなぁ😏」

取引先「結構遊んでるんですね…以外…」

「いやー!違うんですよ(>_<)実は…」


簡潔に事の経緯を説明しました。

上司「ハハハ!バカだなお前!(笑)結局それ以来会えなかったのか?」

「そうっすね…」

上司「ふ〜ん、てかそのボトルまだ残ってるのなら今飲んじゃおうぜ!」

「あッ!そうですね!残されててもこっちも複雑ですし(笑)すみませーん!」

カウンターにいた男性スタッフに頼み、私の米焼酎のボトルを持って来てもらいました。


上司「このボトル、お前一口しか残ってねーじゃねーか(笑)」

取引先「苦手なお酒を1日でここまで飲み干すなんて…結構頑張ったんですね(笑)」

「はッはい…(笑)」


フィリピーナをナンパしていた話も相まって、私の失敗談でその場は盛り上がったのでした(^^;;


皆さんもボトルを入れるときは1日で飲み干さない方が良いと思いますよー!


…ッて、そんなやついないか!(笑)

ではまた明日!

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