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# 215_感染対策

 本展では、様々な催しの実施を企画しているが、ほぼすべて「公開収録」のかたちを取る。例えば公開インタビューであれば、島影が主に聞き手になり島影が招いた人を話し手に、展示会場を収録スタジオに見立て、映像や音声の収録を行なう。ここでは、一般のトークイベントなどにみられるような多くの観客を集める方針ではなく、収録現場に立ち寄ってそれを見学するような形態を取る。話者はインタビュー参加者のみと話をしているが、そこではあえてマイクとアンプを使い、議論が会場にだだ漏れになるようなかたちを検討している。
 これによって会場内に人が集まりすぎたり滞留しすぎたりする状態を避け、展覧会終了後に収録されたものを編集し流通物にすることで、会場に訪れることができなかった人たちが、それを通じてそこで起きたことを事後的に追体験、想像できるようにする。
 感染対策の一環で入場の人数制限が行なわれる。ギャラリー入り口手前には軒先めいたスペースがあるため、そこにベンチなどを用意し入場を待つ人のための場所を準備する。また催しに関しても、内容によってその軒先のスペースを活用しオープンエアーの空間をつくるなどして人の密集を避ける。


2022-02-14_更新


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