意思
記事をお読みいただき、ありがとうございます。
「否定しないスポーツトレーナー」松元啓祐です。
あっという間に今年も8月に入り、毎日暑い日々が続いております。
今年は、新型コロナウイルスの影響で新入社員の方々も入社時期がずれたり、研修もオンラインで行なわれたりしているようです。
今回は自分の働き始めた頃の話をさせて頂ければと思います。
私は、13年前、スポーツトレーナーの専門学校卒業後、福岡市西区にある病院のフィットネスクラブに入社しました。
地域の総合病院のフィットネスクラブで、
生活習慣病の方々疾病改善・予防のために運動をされたり、
地域の方々が健康維持・増進のために運動にいらっしゃる施設でした。
スタッフも少人数で、入社当初からスタジオでのグループレッスン、プールでの泳法レッスン等さまざまな業務を担当させていただきました。
初めはレッスン中に緊張したり、焦ったり、と、うまくいかない事が多かったのですが、練習を積み、だんだんとレッスンをスムーズに行う事が出来るようになりました。
レッスンを行っていくうちに、
お客さまに継続して参加して頂けたり、
出来なかった動きが出来るようになったり、
「入って良かった」というお声を頂けたり、
お喜び頂いた表情を見る事で、
レッスンを終了した際に、達成感を感じるようになってきました。
まだ、技術・知識の少なかった私のレッスンにご参加頂けて、感謝しています。
一時的な喜びとは違い、達成感には持続性があり、心が満たされる感覚がありました。
フィットネスクラブでの在籍も長くなると、任される仕事も増えてきました。
その1つに、トレーニングマシンの修繕担当がありました。
壊れたトレーニングマシンの修繕依頼等を業者に依頼したりを、行うのですが、上司に言われた事を、あやふやなまま業者に伝えて、結果、話がこじれたりという状況が出てきました。
そういった状況になり、自分でもどうしたら良いか分からなくなっていきました。
そんな時にある先輩から、
「意思がないよ。意思を持てよ。」
とおっしゃって頂けました。
その言葉を聞き、「あっ!」と目が覚めました。
私は失敗するのが怖くて、自分の考えがないまま、上司から言われるまま行動し、何のため、何をしたいかが分からなくなっていました。
それから、まず考えるようになりました。
何のために上司は言っているのか、
何が目的なのか、
自分はどうしたいかを考えるようになりました。
そうするようになると、今まで難しいと思っていた仕事も、処理できるようになりました。
何よりも、気持ちがとても楽になりました。
あの時、「意思を持てよ!」と言葉を頂けた先輩には感謝しています。
今、お仕事の中などでお悩みの方にも、意思を持って頂きたいと思います。
ただまわりの空気に合わせすぎたり、流れに任せるだけでなく、意思を持ち行動してみてはいかがでしょうか。
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