音楽を忘れた私達へ

私は音楽の事を忘れていた。とにかくヌルい物を作りたくないと足掻く事に夢中になる余り本質を少し忘れかけていた。僕は心を取り戻した気がする。鹿児島の黎明館という施設に行った今日。僕は民謡の映像資料を観てとても感動した。カッコイイ物だけが正義ではないのだ。そこには優しさがあり、空間があり、人の歴史があり、身体の声が存在した。ただ僕は力を解放したいだけなのかも。意味はない。ただ迷いながら解放するだけ。死ぬ事を忘れてはいけない。音楽は常に死を前提とした歌だった。人間なんて存在しない。ただ歌があるだけ。余分な物は全て消えてしまえば良い。社会なんて滅べば良い。社会が消えた時本当の芸術が産まれるはず。僕は基本的にクソだ。ただ芸術の為に生きれば問題ない。僕が生きることの意味を知った気がする。おやすみなさい。

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