ポイントは還元率ではなく、「使えるか否か」で選ぼう_偏差値80のポイ活#2。

そもそも、ポイントを貯めるために努力しないのが大原則ですが、ここでは何を貯めるかというお話です。ポイ活に興味を持たれた方に話を聞いてみると、「ポイントを貯めることには興味あるのだけど、どのポイントを貯めたら良いかわからない」と言われる方が多い印象です。多くの場合、どれを使うと一番効率よく貯まる、よくある表現で還元率が高いことを気にする人が多いと私は思います。言い換えると、ベストを尽くそうとする。その結果、手間が多くなって結局やらずに終わるひとが大半のように思います。ポイ活上位勢としてアドバイスすると、「還元率は正直関係なくて、貯めたポイントを使い切れるかが全てだよ」と断言します (2020年8月30日時点)。

ポイント還元率は二の次!

 ポイントを貯めようとすると、ポイ活を実際にしている人の多くは「還元率」を気にします。特に多いのが、キャッシュレス決済には、クレジットカードやQR決済など、多くの方法があり、どれを使うと効率が良いのかという疑問ですね。もちろん、私も気にしています。ところが、還元率というのは、ポイントを使うにあたって、二の次な着眼点です。ポイントの価値というのは、通常「①:ポイント=次の買い物時の値引」「②:ポイント=サービスと交換」のいずれかです。ほとんどの場合は①ですね。同じ買い物をする場合、たくさんポイントをもらえるほうが良いのは事実です。ですが、還元率ばかり見ているともっと大切なことを見失います。

ポイントは、普段の生活使い切れるかが全て。

 話を戻します。そもそも、ポイントを貯めるなら、それは何のためですか?もし節約のためや、お小遣いを稼ぐためだとすれば、その目的は↑の①ですね。だとすると「値引>>ポイント」となります。というのは、同じ値引なら次回の買い物で値引されるよりその場で値引されるほうが買い物の回数が少なく効率が良いです (一部例外で、ウエルシアグループでは、20日にTポイントが2ポイント3円相当で使え、ポイントを使う方がお得になる等の例があります)。更に、ポイントがどれだけ貯まりやすくても、そのポイントは普段の生活の中で消費できますか?例えば、ポイントの対価がホテルの宿泊時の値引だとしたら、そのホテルをよく使う人にとってはありがたい値引ですが、普段そのホテルを使わない人が、ポイントを消化するために宿泊するのだとしたら、それは果たして必要でしょうか?私は違うと思います。ポイントというのは、自分が普段使う生活で消費できて、はじめて意味を持ちます。たくさん貯まるけど、普段の生活で使えないのだとしたら、そのサービスを使う時だけお金を出して買ってしまう方が、実際に費用対効果が高い場合が多いと思います。↓に具体例を紹介します。この場合は、税金を使ってポイントを獲得し、そのポイントで日用品を買うことによって、現金を貯めています。

具体例:税金を使って現金を貯める@「楽天市場 X ふるさと納税 X 楽天ペイ」

 私の主なポイントソースは楽天市場です (TポイントやLINEポイント等、他のポイントも貯めているので、あくまで数ある手段の一つです)。そのポイントを主として楽天ペイで使用します。特に、楽天市場のふるさと納税に買い回りで楽天ポイントの期間限定ポイントを多めに獲得します。つまり、私の普段の生活の中で使い道がちゃんとあるものの中で、還元率が高いものを選んでいます。
  楽天の期間限定ポイントは、使えるサービスと期間が限定され、元々は楽天市場のヘビーユーザーでしか使い切るのが難しいものでしたが、最近は楽天関係の多くのサービスで使えるようになり、使い勝手が向上しています。特に楽天ペイと楽天ポイントカードとして、日用品の買い物に使うと良いです。ドラッグストアやコンビニ、ラクマでの購入等に使用でき、いずれもポイント払いで1%ぶんの楽天スーパーポイント (2020年) を獲得でき、更にポイントを獲得できます。その結果現金を使わずに手元に残すことができる、と考えます。なお、楽天ペイの使い道で特におススメなのが優待券の獲得です。例えば京都水族館の年パス引換券は1日券より安く手に入りますし、青山、AOKI、はるやま、コナカ等でスーツを買う場合はその優待券が1,000円前後で入手できる一方値引き率がいずれも10%以上なので、ほぼ間違いなくそのほうがお得になります。

 (私の普段の生活の中で使用する場面がちゃんとある) 楽天ポイントを効率良く貯める方法として私が良く使うのが、楽天市場でのふるさと納税です。多くの場合、簡単に所得控除の2,000円相当以上のポイントを獲得できます。買い回りは楽天スーパーセールかお買い物マラソンを狙い、楽天カード払いして楽天銀行引落、楽天証券での投資信託購入を加えると、楽天カードの通常ポイントと楽天市場の通常ポイントに加えて、3%ポイントが加算されます。加えて[(1,000円以上の買い物をしたお店の数)-1]倍のボーナスポイントが追加されます。これだけで、1万円のふるさと納税を3自治体で買いまわれば、10,000*0.01*X3 X[(1+1+1) +(3-1)] =1,500ポイントです。この時追加でお米等の日用品や、本 (どこで買っても新書の価格は同じ、楽天ブックス、楽天KOBOでそれぞれ0.5%ポイント追加)を組み合わせると更に有効ですね。加えて、楽天カードを使用する場合は、5の倍数の日に買い物をすると還元率が2%追加されるので、↑の式にあてはめると、更に600ポイント追加されるのでこれだけでも2,100ポイントを獲得でき、寄付控除は、(寄付額-2,000円) ですが、これだけでもそのぶんのポイントが得られます。実際はこれ以外にも活用するので、この一連の買い物で多くの場合は2万円相当を超えるポイントを貯めますね。このポイントはこの時点では非課税です。加えて、楽天がスポンサーのスポーツクラブ (楽天イーグルス、ヴィッセル神戸、FCバルセロナ;2020年8月時点) が勝利した場合はそれぞれ1%追加されることも覚えておくと良いです。この一連のコンボは、結果として税金を減らした上に、現金を残すことになります。

まとめ

 ポイ活や節約の上従者が使うノウハウは、大抵合わせ技を使っていて、効果が強力で魅力的なことが多いのですが、もっと大事なのは、貯めたポイントを「自分が」普段の生活の中で使えるかどうかです。使えなければポイントは何の意味も持ちません。ポイントを使用できることが確約できる状態になってから、そのポイントの還元率を上げることを考えたり、もっと効率が良い別のポイントに切り替えることを選べばよいと思います。ベストな選択というのは、それぞれの生活によって異なります。なので、自分が使い切れるポイント から、使い方を増やしていくのが前提です。とりあえず、新しいサービスに手を出すより、普段使うものを中心に使いましょう!基本が伴った上で使い慣れてくれば、そのうち格ゲーのコンボや、パズルゲームの連鎖みたく、重ね掛けして効果を高めて使えるようになると思います。

なお、喧嘩売ったタイトルは、ディスり勢を利用するためです笑。タネ明かしするので、使いたい人はご自由にどうぞ笑


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