見出し画像

AIさん、UIデザイン上手くなってください

先日このツイートをお見かけして、タイトルにつけたように「AIさん、UIデザイン上手くなってください」と思いました。
自分自身AI自体に知見も無いですし、MidjourneyやStable Diffusionなど個別のサービスにも詳しいわけでは無いので抽象的なお話です。

UI作成のプロセス

  1. 要件定義

  2. 画面設計(ワイヤーフレームとも呼ぶ)

  3. UIデザイン

  4. 実装

仕事柄日々UIを作る側にいるのですが、ざっくり言うとこのプロセスでUIを作っています。プロセスが並行したり明示的なアウトプットが抜けるケースもありますが、脳内で暗黙的には行われていると思っています。

言いたいことは2つあります。
1つはこのプロセスの後半のUIデザインや実装は、物理的に必ず時間がかかるということ。
そしてもう1つ強く感じているのが、UIデザインができたとしても、デザイナーの中で画面設計が得意な人と苦手な人はハッキリと分かれるということです。

AIが作っても人が作っても良いアウトプットが「速く」できれば良い

2つの前提がある上で事業責任者の立場として感じていること。
それがAIでも人間でもどちらが作ってくれても良いアウトプットが「速く」できるとありがたい。
事業責任者は「作る」ことはできないが「選ぶ」ことができる人はいる。そして選択は訓練することで時間をかけずに行うこともできます。

AIが魅力的だなと思うのは人間には絶対に超えられない作業時間の壁を超えてくること。
しかし画面設計を行うには必要な情報量が多すぎてAIに担えるイメージは自分の中で湧いていません。

速さは多くの選択肢を生み出す

リーンに検証しながら進めよ、というのはリスクを減らしてリターンを最大化するための進め方です。しかしUXはUIをある程度形にしてみないと判断がつかないことが多々あります。
速さがあるということはパターンを多数作ることを恐れなくて良い。多数のパターンを使って検証することで検証の精度を上げ目指すUXを実現するためのUIを選択できる可能性が上がると感じています。

UIデザインには価値がある

ここまで書くと「AIがデザイナーの仕事を奪う」「画面設計のできないデザイナーに価値が無い」という主張にも見えますが言いたいことはそうではなく「UIデザインは専門領域でありサービス提供において欠くことのできない価値のある業務である」ということです。

ただしAIには速度という圧倒的付加価値があり、AIがUIデザイン上手になることで世界により理想に近いUXを提供するサービスが増えていくこと。そしてデザイナーの仕事の範囲が変わった時に人間がどういう進化をしていくのか。その点に非常に興味があります。

【PR】ファンタラクティブで働きたい方へ

ファンタラクティブは「許容力」をキーワードに掲げ、チームで熱くものづくりをしたいプロジェクトマネージャー・デザイナー・エンジニアを募集しています。
カジュアル面談大歓迎ですのでお気軽にお話聞きに来てください。

https://funteractive.co.jp/recruit/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?