5「ガラケーという自信」 14 羽田圭介 2016年7月27日 17:32 ¥100 携帯電話が壊れた。スマートフォンだ。二、三年前までは、いわゆるガラパゴスケータイは「携帯電話」とよばれ、スマートフォンは「スマートフォン」で、「携帯電話」とは一応別物として区別されていた。数年前、スマートフォンとガラケーの所持者の数が半々だった頃、『隠し事』という小説を書いた。賃貸マンションの2DKに同棲(どうせい)する社会人カップルが、お互いの携帯電話を盗み見て浮気を疑ったりするという話だ。 ダウンロード copy ここから先は 1,139字 この記事のみ ¥ 100 購入手続きへ 有料マガジン ¥ 800 『プロムナード』日経夕刊2016.1~6月全24回エッセイ 800円 日本経済新聞夕刊「プロムナード」欄に、2016年1月から6月まで、毎週月曜に掲載されていたエッセイ全24回分です。 購入手続きへ ログイン 14 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート