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「英語」の勉強は、「英単語」さえ制覇すれば後はすべてうまくいく

こんにちは、TOEIC925点の理系早大生、スケです。

今回は、英語の勉強は、英単語さえ制覇すれば後は全部うまくいくよってことを書きます。

最初に、現在の僕の英語力を書いておきます。今僕は、早稲田大学の理工学部の2年生です。1年の12月に受けたTOEICは925点2年の6月に受けたTOEFL iBTは93点でした。いわゆる純ジャパ(この言葉は差別っぽいのであまり使いたくはないですが)ってやつです。

田舎で育ち、英語とは無縁のまま育ち、そして高校に入学してから、自分はあまりに英語ができないということに気づきました。そこから、英語を得意科目にしてやろうと一念発起し、3ヶ月で偏差値を15伸ばしたりしました。

国立大学に落ちて一年浪人することに。結局、二回目もうまく行かなかったのですが、早稲田に受かったのでまあオッケーかなって感じです。浪人していた頃には、洋書多読に猛烈にハマりました

多読に出会ったのが浪人の10月とかなんですけど、この頃にはぶっちゃけ受験勉強に飽きていたので(笑)、そっちのけで洋書を読みまくることにしました。多読は本当に面白くて、半年で洋書を100冊は読みました。語数にして1000万語ぐらいです。

今では、英語は僕の最も得意な領域です。まだまだペラペラとまではいかないのですが、自分の伝えたいことはつっかえながらですが伝えられますし、洋書を読んだり、海外ドラマ・洋画を鑑賞したり。後、僕はエンジニアをやっているので、仕事中は英語の文書(ドキュメント)を読んだり。

英語に関わらない日はないと言っていいです。

よくある話ですが、こんな僕でも、昔は本当に英語ができませんでした。ですが、正しい英語の勉強法を勉強し、それを実践していったことで、英語が超できるようになりました。

で、結論から言うと、

「英語」の勉強は、「英単語」さえ制覇すれば後はすべてうまくいく

これです。英語の勉強で一番しんどいのは、この「単語暗記」の部分なんですね。ですが、この壁さえ乗り越えれば、後はもう楽勝だよっていう話です。

英単語を制覇することで、ラーニングカーブの↑あたりまで到達することができるんですよ。

英単語さえ、英単語さえ、覚えてしまえば、その後の学習効率も劇的にアップします。

逆に、学習の初期段階で、一定量以上の英単語を覚えなかった場合はどうなるでしょう。僕の出身高校は、いわゆる自称進学校というやつで、偏差値50半ばぐらいの、公立の学校でした。高3で一緒のクラスになったある友達がいます。

彼は、はたから見るとけっこう勉強しているように見えましたし、実際ちゃんと勉強していたように思えます。ですが、僕の目から見ると、それは「絶対にやったらアカン」勉強の仕方でした。英語に関して言えば、単語帳をやっているのに、単語が覚えられない、覚えない。なのに他の問題集をやろうとする。で、いつまで経っても成績が上がらない。

高3の10月にセンター模試を受けたのですが、彼の英語の点数は120点とかでした。迎えたセンター試験本番でも、彼のセンター英語の点数は120点かそこらでした。

なんで彼の(英語の)成績は上がらなかったのか?

答えは単純で、「英単語」を覚えなかったからです。正しい学習法を知らないことで悲劇が起きます。ネット上では、英語学習系のコンテンツは腐るほどありますし、どれも言っていることは正しいです。が、この現代の情報過多の時代、正しい情報を取捨選択できる人は、そもそも最初から特定の分野ができる人です。

英語に関して言えば、英語学習の正しい情報を抜き取れる人は、そもそもすでに、ある程度英語ができるわけですね。

だからこそ、情報は捨てろ、一つのことに注力しろ、と僕は声を大にして言いたい。英語学習には、いろいろなルートがありますし、どれも正しいです。

が、最初の一歩を間違えてしまうと、本当に、何も得られないまま時間が過ぎてしまうので、このnoteで僕が、極限まで情報を限定し、これさえやればOKというのをお伝えします。

前置きは長くなりましたが、本noteで書いてあるのはすべて自分の体験談です。僕はまず、英語の勉強法を勉強してから、確実に効果が出ることをわかった上で、勉強計画を実行し、そして実際に結果を出しました。

勉強法を編みだす際には、脳科学だったり行動心理学だったり、そういう分野のことも基本的なことは勉強しました。

だからこそ、再現性があります。

では、高校一年の僕がどうやって、偏差値50から3ヶ月で2000~3000語を覚え、偏差値を15上げたか、そのストーリーを書いていきます。

「英単語暗記」が最強のソリューションである

高校一年生の頃、僕が一番できない科目は英語でした。今でも覚えています。7月の暑い日のことです。部活があって模試を時間通りに受けられなかった人たちのために、特別に設けられた日程でした。

その模試ができないことできないこと。特に英語がヤバかったです。壊滅的でした。何もわからないというのはこのことを言うんだなと。長文中の英単語がダンスを踊っているように見えたのは、この模試が最初で最後です。

それがあまりに悔しくて、模試を受けた日に家に帰ってからインターネットで英語の成績の上げ方を徹底的に調査。リサーチに次ぐリサーチ。

そうですね、3時間ぐらい調べていたと思います。色々なサイトを見ていくうちに、文法も英単語も長文もリスニングも英作文もやらないといけない、そんな気持ちに襲われました。

一体どの分野から勉強すればいいのか、どんな参考書を使うのがいいのか、どうやって勉強すればいいのか、どのサイトを見ても違うことが書いてありました。僕は相当な面倒くさがり屋でして、そんなチマチマと勉強することに耐えられなかったんですね。

インターネットの大海をさまよった末にたどり着いたあるサイトが僕の人生を変えました。

結論から言うと、英語の勉強は、まず英単語を覚えなさい、と。

そして、英単語を覚えるための最も効率の良い方法は、「文章」の中で「単語」を学ぶことだと。さらに、文章を「音読」することで、劇的に学習効率がアップすると。

文章を通して英単語を学ぶことによって、その英単語が、文章の内容と結びつきます。これが「フック」になるわけです。さらにその文章を音読することによって、まず、単語が「クチ」に馴染みます。音読することで、単語が耳にも入るので、「ミミ」にも馴染みます。要は五感を使っているわけです。

文章を通じて英単語覚えることを、「有機的に覚える」、と僕は表現してますが、英単語は、そのまま無理やり頭に押し込むより、文章を通して学んだほうが、圧倒的に効率がいいです。

例えば、tremendous(膨大な、数の多い)という単語を覚えたいとします。

一番やってはいけない最悪のやり方が、

tremendousの意味は、膨大な・数の多い、か。なるほどー

ってやつです。脳の構造を理解するとわかりやすいのですが、人は物事を関連付けて覚えます。(年号をゴロで覚えるとか)

で、上記の暗記方法では、関連付けるものが何も無いわけですね。言ってみれば陸の孤島で、外界との接触を絶たれている状態。

脳がものを覚えた、というときは、パッと頭の中から出るんですよね。上記のやり方で、パッと脳内から単語の意味を思い出せるようにするには、陸の孤島が鎖国状態を解いて、近代化までもっていく、ぐらいの労力が必要です。

脳の中で関連付けるまでに、ものすごいエネルギーが伴うわけです。

これに対して、例えば、

tremendous amount of money はお金が山のようにある感じかーなるほどー

と「英単語」を「文章」の中で「イメージ」を伴って覚えようとします。

これが、最高の方法。付け加えると、この文章を何回も何回も「音読」をすると、もっともっと簡単に英単語が覚えられます。

そして最後に超重要なポイント。脳の仕組みとして、「繰り返さないと忘れます」

原始時代の人間の生活を思い浮かべてほしいのですが、生存に関わる重要な方法って、何度も目にしたり耳にしたりしますよね?

危険な猛獣、毒のある植物、などなど。

何度も脳に入力される情報は、おそらく生存に関わる重要な情報だろう、ということで、海馬が記憶を短期記憶から長期記憶に移動させるわけなんです(専門家ではないので詳しいメカニズムとかはわからんす)

単語暗記においても、「短期記憶」では意味がありませんよね。しばらくぶりにその単語を見ても、意味がパッと思い出せるような、そういう強固な「長期記憶」にしなければいけませんよね。

そして、「短期記憶」を「長期記憶」にする最も簡単な方法が、「反復する」。これなんですねー。

上記のポイントをまとめると、

-  英単語は文章中、文脈中で覚える

- 英単語は、音読して覚える

- 英単語は、イメージと共に覚える

- 英単語は、反復して覚える

この4つのポイントが、死ぬほど大事です。これさえ守れば、どうやったって、単語暗記はうまくいきますし、単語暗記がうまくいくということはすなわち、英語学習がうまくいく、ということです。

では、僕が実際に、どのように勉強をしていったのか。

3ヶ月の間で使った参考書はたった2冊、しかも薄いやつです。

1冊目が

2冊目が

この2冊だけで英語の偏差値は15上がりました。(速読英単語は、CDも必須です。僕が使ったのは第6版。最新は7版)

英語って色々な分野があるじゃないですか。文法とか、単語とか、長文読解とか、リスニング、ライティング、などなど。

英語の能力を上げていくためには、これらの能力すべてを上げていかないといけません。

じゃあ、文法は「一億人の英文法」を使って、単語帳は「ターゲット」を使い、長文読解は「やっておきたい英語長文」、リスニングはなんか適当なリスニング教材、ライティングは〜〜〜みたいな感じで英語を勉強するとしたらどうですか?

もうこの時点で心折れますよねw

僕も絶対やりたくないですし、聞くだけでめまいがしますw

英語ができるようには、各分野をまんべんなく伸ばす必要がある、これこそが、英語学習者、特に初学者にとっての超大きな壁となるわけですね。ところが、です。

この速読英単語を使うと何が起こるのか。

まず、文法を「大岩のいちばんはじめの英文法」でサラッとやります。暗記しようとか気張る必要はなくて、サラサラっと2〜3周気楽に読みました。

それから速読英単語をやっていくわけですが、速単を知らない人のために、どういう参考書かというのを説明しますと、

こういう感じで、英語の文章と日本語訳が見開きになって載っています。色付きのが新規の単語で、これを覚えるんですが、次のページには新規単語の解説があります。

上記の画像は、49という数字が書いてありますが、速読英単語には、全部で70個、文章が掲載されています。

この超シンプルな構成が、最大の効率を生み出すんですよね。

僕の場合、まず英語の文章を読みました。最初はわけわからなかったですが、とりあえず読みました。

正直、理解できないところも多々ありましたが、凹みはしません。だって、理解できないのは当たり前だから。

次に、日本語訳を丁寧に読み、知らない単語の意味を把握し、英文の意味を理解します。ここで生きてくるのが、基礎的な文法事項。

基本の文法書を読んだことで、なんとなく、これは分詞構文だなとか、仮定法だな、現在完了だな、といったことの当たりがつけられるようになります。

適宜文法書を引いて、まず英文を理解。このフェーズが一番しんどかったです。が、これさえ乗り越えれば、後は楽になる一方なので、がんばります。

そしてまず英文の意味を理解し、日本語訳と照らし合わせながら、文章を読めるようにしました。

次に音読。ここからは超楽しかったですね。

とにかく音読。文章をひたすら声に出して読みました。音読は機械的な作業になりやすいので、時々文章を黙読したり、英文を読みながら和訳をすることで、はたして自分が本当に英文を理解できているのか、身になる勉強をしているのか、確認します。

時々、音読しないで音声だけを聞いたりもしました。いつもお風呂の時間に、携帯から音声を流して、リラックスしながら聞き流したりもしてましたね。

全部で70題文章があります。英単語を覚えるためには、適切なタイミングで「復習」することが鬼ほど大事なので、僕はシステムを組んで、いやでも英単語が長期記憶に入るようにしました。こういう感じです。

1セットあたり、一つの文章は最低5回は音読。

月曜日は1~5番の文章を5回ずつ

火曜日は2~6番の文章を5回ずつ

水曜日は3~7番の文章を5回ずつ

木曜日は4~8番の文章を5回ずつ

金曜日は5~9番の文章を5回ずつ

で、1セット30分ぐらいで終わります。

新規の文章を読んで、日本語訳と照らし合わせて、理解して、という作業にも30分ぐらいかかっていたので、30分を基本単位として、一日2セットでやってました。

当時はサッカー部に所属していて、平日は夜遅くまでしごかれていたので、家に帰って風呂入って飯食ったら10時、みたいな感じでした。

通学時間が60~90分ぐらいあったので、朝は6時おき、夜は11時就寝、みたいなスケジュールでやっていたので、勉強時間も細切れにしか取れませんでした。

が、僕は、通学の電車の中で速読英単語の新規の文章を読むことを1セット、部活が終わり家に帰ってから、音読を1セット、の計2セットは必ずこなしていました。

逆に言うと、それ以外の勉強はやってません。課題もテキトーに済ませました。

このルーティーンを3ヶ月ほど繰り返した頃、ふとあることに気が付きました。

パラパラと速単をめくってみても、見て意味がパッと出てこない単語が一つもありません。友達にクイズを出してもらっても、名人のかるた取りの如きスピードで、「〇〇!!!」と意味を答えられている自分がいました。

音読を何度も何度も反復することで、いつの間にか文章の一節が口をつついてでてくるようにもなりました。この文章のストックを使って、ライティングもできるようになりました。

おっと、おかしいですね

たった2冊の参考書だけで、文法、単語、リーディング、リスニング、ライティング、これらすべてをカバーできてしまいました!

速読英単語は。これ一つで偏差値65、英検準二級ぐらいはとれる力がつきます。こんなコスパのいい&効率のいい参考書って、速単以外にあります?

と、まるで速読英単語の回し者のごとき宣伝っぷりですが、本当にそれぐらい速読英単語が良い参考書なんですよね。

こんな感じで僕は、たった3ヶ月で英語の苦手科目から得意科目に変え、その後の英語に関して困ることはないぐらいに急激に成長しました。

これも、正しい勉強法を正しく実行したからです。

英語は、「英単語」が全てです。これさえできればなんとかなります。

逆に言うと、「英単語」ができないと、他の何をやってもうまくいきません。非常に中途半端なことになります。

僕の場合は速読英単語を使いました。単語、リーディング、リスニング、ライティング、すべての能力をいっぺんに磨きたかったので。

ただ、英単語を覚えるなら、どんな単語帳でもいいです。ターゲットでも、ユメタンでも、システム英単語でも。

僕は速読英単語を推しておきます。


というわけで、「英語」の勉強は、「英単語」さえ制覇すれば後はすべてうまくいく、ということが伝わったでしょうか。

このnoteが、英語学習に悩むすべての皆さんの力になれば幸いです!

↓ブログもやっているので見てくださいねー!



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