200114_みらいろ

今年も、さぁ、美味しく綴ろ。

常々、毎年「今年はこれをやった」という特筆すべき新たな事柄を年表のように自分史あるいは社史として記載していけるようにしたいと思いながら、なかなか理想どおりにいかない自分を不甲斐なく思ったりもする。
けれど、一日一日を丁寧に、そして続けていくこと。それがまずは一番大切なことだよね。そのうえで、会社としても一層飛び立てるよう、がんばりますよ。
どんと祭。Don’t sigh.
今年も綴caféとミライトス株式会社をどうぞよろしくお願いします。(^-^)

今年も、さぁ、美味しく綴ろ。
 2020年が明けて年始の営業が始まって数日たった1月14日の夜、北目町の店の近くにあるお寺、二十三夜堂のどんと祭にお参りした。
 店のスタッフ相原(もいちゃん)が作ってくれた素敵なしめ飾りは、燃やすのが本当にもったいないけれど、今年一年のみんなの無病息災と商売繁盛をお祈りするにはこれ以上ない最高のものだ。お焚き上げをした後しばし御神火にあたりながら、2017年7月の開業からこれまでのことについて考えた。とはいえまだ開業して2年半、想いをはせるには早すぎるのかもしれないけれど、そこはそう、一年の始まりということで。
 カフェの営業に関して、昨年の大きな変化は、7月からそれまで18時までだった営業時間を15時までに短縮したこと。そして同時にこれまで依頼されることの多かったお弁当やオードブル(店内での利用を除く)も一旦おやすみとしたことだ。お店を利用してくださる方にとってよりよいカタチを考えた上での結論だ。
 わざわざ改めて語る必要もないほど、カフェの経営というのは実際なかなかに難しい。売り上げや、大切にしたい想いや、そのための環境づくりなど、それぞれの事柄は相矛盾するものではないけれど、そのどれもをバランスよく引き上げていくのはなかなか簡単ではない。それでも、
「毎日を美味しくやさしく、丁寧に綴っていきたい」。
 隣にいた店長大倉が何を考えていたか、それはわからない。けれど御神火を受け、ぼくと同じように、この店をそんなふうにずっと続けていきたいと思ってくれているのを感じる。
 5年後、10年後のことはわからない。それどころか1年後のことすらはっきり見渡せない時代に、確約できるものは何もない。けれど目の前の一日一日をやさしく、丁寧に綴っていくことはできる。日々接するお客さまやみんなに美味しい幸せを提供することはできる。
 そうしてずっと続けていくための一日一日を、しっかりと大切に過ごしていきたい。2020年の始まりに、改めてそう思った。

200114_みらいろ


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