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Monthly Index(マクロミル調べ)コロナ禍の中国消費動向。2020年11月版

弊社マクロミルでは、Asia Monthly Indexと称して、コロナ禍の各国市場概況について、消費者の意識を聴取しています。

現在、私の手元には2020年11月分(第6回目)の結果があります。
今回はその中でも特に中国に焦点を当ててて、気になるポイントをお伝えしていきたいと思います。

調査実施時期:11月1日
調査手法:WEBアンケート調査
調査サンプル数:1000サンプル

中国では健康食品、化粧品の購買量が増加

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黄色枠部分をご覧ください。
中国での健康食品、化粧品の伸びが顕著になっていることが分かります。
この国々の中で、上昇傾向を表しているのは中国だけとなります。

化粧関連は外出が制限された状況では、伸びにくい傾向にありますが、中国ではコロナ前の生活に戻っており、化粧品についても中国人女性の美意識が高まっていることが購買量増加に寄与していると考えられます。

ちなみに、日本でのお酒の購買量が減ってきているのは特徴的ですね。
自宅で飲む割合が減って、外で飲む人が増えているのでしょうか。

高いオンライン購入率

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中国は相変わらず、高いオンライン購入率を示していますね。
食料・飲料だけのとどまらず、健康食品・サプリメントや化粧品のオンラインストアでの購入率はかなり高い水準を示しています。

中国市場のオンライン攻略の大切さがここからも伺えると思います。

海外旅行への意向

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中国では半年以内~1年以内に海外旅行に行くだろうと回答した人が半数を超える結果となっています。日本では検討している人たちが、この国の間では最も少ない結果になりました。

変異種が世の中を騒がせている、12月以降ではまた違った結果となるはずです。あくまでも11月時点での結果ということでご理解ください。

まとめ:中国は回復傾向にあるが、その他の国はまだまだ


中国の状況はコロナ前の消費状況にまで戻ってきていることが分かると思います。消費者の意識としても前向きになっているようです。中国の特徴として、実店舗よりオンラインストアでの購入が加速している点は注目ですし、その中でも健康食品関連はこれから熱い市場になりそうです。

今回の資料はレポートの1部を抜粋しているため、その他データについても見てみたいと思った方は、ご連絡をください。

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明路市场调查(上海)有限公司
営業経理 長谷川恵介
k_hasegawa@macromill.com
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