台湾旅行記〜2023年秋①〜

僕たち夫婦は、仕事を終えたその足で、成田空港第一ターミナルに辿り着いた。
空港という場所は、どうしてこうも素敵な場所なのだろう。
これから向かう台北の地に想いを馳せると、否応なく気分が高揚していく。
今回の旅は、僕にとって4度目の台湾旅行であり、初めての週末弾丸旅行になる。
金曜日の夜中に桃園国際空港に着き、日曜の夕方には松山空港から日本に向けて帰る。
実際に、台北で活動できる時間は30時間ちょっとしかない旅だ。

約4時間のフライトを終えて、桃園空港に到着した。
空港を出たのは、夜中だったため、今回はホテルを予約時にお願いしていた車でそのまま台北のホテルへ。
台湾の空気は、蒸し暑さのせいかどこかゆるっとしている。
その空気感がとても好きだ。
東京のように無理に背筋を伸ばす必要もなく、ありのままを受け入れてくれるような気がする。

今回、予約をしたホテルは林森北路にあるタンゴイン中山というホテル。
中山から近いことと、できたばかりで部屋の写真も綺麗だったこともあり、ここに決めた。
台湾のホテルは、当たり外れの差が大きいと思う。
基本的に、台湾は冷房をガンガンに効かせるので、全館空調のホテルだと、とても寒い思いをすることになる。
また、トイレについても、トイレットペーパーを流せるホテルとそうでないホテルがある。
こればっかりは、行ってみないとわからないため、台湾に旅行で行く際には、小さめのビニール袋を多めに持って行くことにしている。
今回のホテルについては、エアコンも部屋ごとに調節でき、トイレットペーパーを流せるホテルだった。

ホテルに着いたのは、深夜1時になろうかという時間だったが、妻と二人少しだけ散歩をすることにした。
まずは全家(ファミリーマート)で、気になっていたスイカジュースを買い、飲みながら夜の林森北路を歩いて行く。
この日は、中秋節の金曜日ということもあり、林森北路の道端ではBBQをする集団がちらほら。
こういうところ、すごく台湾っぽくていいなと思う。
夜市や小吃店なども含めて、台湾はすごく開かれている。
開かれているからこそ、そこで暮らし生きる人たちの生活が垣間見えてくる。
生活が見えるというのは、活気があることと同義だと思う。
僕が台湾にハマった理由の一つだ。
台湾は人が人として生きていると感じられる。

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