みかづき

毎日のごはんとともに障害を持つ彼との日々を綴っています。 頸髄損傷で重い障害を持ち、…

みかづき

毎日のごはんとともに障害を持つ彼との日々を綴っています。 頸髄損傷で重い障害を持ち、ベッドで暮らす彼のこと

最近の記事

第2話 〜障害を持つ彼 噛み合わない二人

頸髄損傷でベッドで暮らしている 彼との日々を書いています。 出会った頃の二人は お仕事上の関係でした。 障害のある彼の家に行き リハビリをするのが私の仕事。 ちょっと緊張しながら 初めて一人で彼の家に行った日 彼が最初に言ってくれた言葉は わからないことは何でも聞いてくださいね 優しい言葉にすごくほっとしたのを 覚えています。 彼のように障害を持った方の家に 行くのが私の仕事で 毎日5〜6人くらいの方のお宅に訪問します。 職場が変わったばかりとはいえ 同じ

    • 第1話 ベッドで暮らす彼との出会い

      頸髄損傷でベッドで暮らしている 彼との日々を書いています。 彼と出会ったのはお仕事の場でした。 新しい職場に転職し ドキドキしながら出社した初日のこと 事務所に着くと挨拶もそこそこに すぐに制服に着替えるように言われ 看護師さんと車に乗り込み 利用者さんのお宅へ そこにいたのがベッドに 横になっている彼でした。 当時の勤務先は訪問看護ステーション 病気や障害を持ちながら 在宅生活を送っている方のお宅に伺って 必要なケアをするのが仕事です。 初対面の印象は 正直

      • プロローグ〜障害を持った彼との日々をnoteに書き始めた理由

        彼と付き合いはじめたばかりの頃でした。 確かお互いの恋愛観みたいなことを話していたんだと思います。 「障害者と健常者でこんなこと話せるってすごいよねー。」 って彼が言ったんです。 確かに 私もそう思いました。 「これ論文に書いたら?」 「えー、私が?あなたが書いたらいいんじゃない?」 「いやいや、僕はそんな頭ないから君が書いたらいいよ」 なんて会話をしたのは1年以上前のこと。 論文なんてものを書く力はないのですが 何か書いてみたいなとは思っていました。 私は以前ア

      第2話 〜障害を持つ彼 噛み合わない二人