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【4,000円お得】警察面接 全模範回答集『第2集&第3集』合本版(「300問」完全対応)

この記事は、『警察面接「全模範回答集」』の第2集(Q116~Q237)と第3集(Q238~Q396)の合本版です。
「警察面接『全質問300問』」Q116~Q237の完全対応版です。

『全模範回答集 第1集』は、別にございます。
【第1集の主な内容】
 ・アイスブレイク(面接試験の導入部質問)
 ・集団討論の振り返り質問
 ・志望動機
 ・【超重要】絶対に暗記すべき「警察法第2条」
 ・志望部署
 ・理想の警察官像/理想の警察行政職員像
 ・警察の仕事/職場環境
 ・当県警察の課題/それをどのように解決していきたいか
 ・併願

あわせて、「第2集だけ」「第3集だけ」でいいという方は、それぞれのリンクからお越しください。
サンプルで無料公開しています。
『全模範回答集 第1集』の冒頭サンプル(21問分)が無料でご覧になれます
 >>こちらからお越しください。
『全模範回答集 第2集』の冒頭サンプル(16問分)が無料でご覧になれます
 >>こちらからお越しください。
『全模範回答集 第3集』の冒頭サンプル(12問分)が無料でご覧になれます
 >>こちらからお越しください。

なお、本記事の最後には、『全模範回答集』をお求めいただいた方の特典として、
・【個別講座】『面接カード完全作成講座』
・【個別講座】『論作文添削講座』
の優先ご招待URLも掲載しています。
この私から直接個別指導が受けられます。そちらも合わせてご利用くださいませ。

それでは、さっそく解説に入ってまいります。

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【§13 警察の倫理観】Q116-Q133

Q116 最近起こった警察の不祥事を教えてください
A116

【警視庁回答例】

(短答①)2022年11月、警視庁の25歳男性巡査が飲酒運転のほう助で検挙された記事です。
(説明①)男性巡査と部外の友人が一緒にお酒を飲み、友人も飲酒運転状態であることを知りながら運転をさせ、同乗したということで懲戒処分(依願退職)になっていました。
お酒を飲んだ人が運転する車に同乗しても、飲酒運転の運転手と同罪です。この男性巡査が私と同じ年齢でしたので、強く記憶に残っています。

【大阪府警回答例】

(短答②)2022年11月、大阪府警の20歳男性巡査が、強制性交罪で逮捕された記事です。
(説明②)巡査は、同僚の警察官と飲酒した後、風俗店で指名した女性を誘い、犯行に及んだということでした。
酒に酔って本性が出たのかもしれませんが、酒の影響が否定できないと思います。酒との付き合い方、異性との付き合い方は、警察を志す者として必ずわきまえていないといけないことだと思います。
酒は、人を吞み込む魔力があります。自分の適量を知り、極力、酒とは距離を置くべきだと考えています。
異性との付き合い方は、非番や公休のときにも警察としての自覚を持ち、常に節度ある異性交際をすべきだと思っています。
「制服を脱いでも心に制服を」という言葉あります。制服を脱いでも、警察としての意識を片時も忘れて過ごしてはいけないともいます。
≪コメント≫受験する県警の直近の不祥事は「警察面接では必出」必ず確認を!
残念なことですが、受験する都道府県警には、直近1年間に、必ず1件は不祥事が発生しています。今回は、警視庁と大阪府警を例に挙げています。
受験する都道府県警の不祥事は、警察受験生は必ず控えておかなければなりません。「未然防止策」などの関連質問として必ず聞きたいからです。
大きい県警の不祥事はたくさんあります。調べればすぐに出てきますので、特に印象に残った不祥事案を控えておいてください。「いつ(2022年11月)」「だれが(20歳巡査)」が「何を(強制性交・飲酒運転ほう助)」を行ったかを押さえてください。
警視庁や大阪府警など大規模警察では不祥事は選び放題ですが(残念にも)、小さい県警では不祥事の数は少ないです。でも、どんなに小規模県警でも直近1年間に1~3件の不祥事は発生しています。直近のものを中心に、受験県警で発生した不祥事は必ず押さえておいてください。
警察不祥事の質問は必出の質問だからです。警察不祥事ネタを軽視しないように注意しましょう。

≪コラム⑮≫面接試験の点数はどのようにつけられる?

評価は「4段階」または「7段階」が多い
面接試験の点数は、基本的に各都道府県警の人事担当に任されています。
多くの都道府県警では、「ABCD」または「◎○△×」などの4段階で評価されていると思います。4段階評価の場合、

  • A or ◎ … 「優秀」優先採用/一発採用

  • B or ○ … 「良好」採用

  • C or △ … 「可」ボーダーライン/条件付き採用

  • D or ✕ … 「不可」不採用/一発不採用

です。C以上が合格になりますが、Cはボーダーラインなので、C評価で合格する人もいれば不合格になる人もいます。
私の県警では7段階評価でした。
7段階評価とは、

  • A  … 一発採用/最優先採用「どうしても欲しい」

  • B+ … 優秀/優先採用

  • B- … 良好/採用

  • C1 … 可

  • C2 … 可/条件付き採用「ボーダーライン」

  • C3 … 微妙「採用にはかなり厳しいがDではない」

  • D  … 一発不採用「絶対に採用できない」

です。7段階評価では、C2~C3がボーダーラインになります。
「A」は、全員の面接官が「A」をつける受験生で、どの面接官が見ても「うちに欲しい」と思うような受験生です。一発合格の受験生で、全体の5%がA評価になります。
「B」は、多くの面接官が「A」をつける受験生です。B評価になれば合格です。全体の20~25%がB評価になります。A評価を取る受験生はごくわずかですので、目指すべきはこのB評価です。
「C1」は、ほぼ合格圏内の受験生です。B評価にはならないけれど、採用して問題なしの評価です。
「C2」は、いわゆるボーダーラインの受験生です。可もなく不可もなしの評価で、採用するにはためらいがあるが、枠があれば上から順に採用します。
「C3」は、ほぼ不合格圏内の受験生です。D評価のように一発不合格までではないけれど、採用できない受験生との評価です。
全体の6割の人がC1~C3に集中します。
「D」は、ほぼ全員の面接官が不合格とする受験生です。開始30秒で「これはいらない」「一発アウト」と評価されることが多いです。残りの面接時間は、ただの面接官の時間つぶしです。全体の10%がD評価になります。※ 都道府県警察によって「80点」「60点」などの点数式のところもあります。

Q117 警察の不祥事についてどう思いますか
A117(短答)警察の不祥事を聞くたび、とても残念な思いをします。
(説明)警察として一番してはいけないことは、犯罪(不祥事)です。
法律により市民を取締る側の警察が、自ら法を破ることをすれば、治安が動揺します。マスコミで大きく取り上げられるなど、社会的反響も大きいです。
警察は、市民から「生命・身体・財産の保護」(警察法2条)という責務をお預かりしています。警察は、法の番人で、常に市民の模範とならなければならない立場です。治安は、市民の協力の上に成り立っており、警察の不祥事は治安維持に直結する重大事で、絶対にあってはならないことだと強く思っています。

【重要】≪コラム⑯≫任命権者面接には「キーマン」が存在する

ご存じですか?面接官には、キーマンがいます。
面接官はたくさんいますが、あなたの合否を決める、この人は絶対に押さえておかなければならない「キーマン」がいるのです。
警察面接を受験する人は、このキーマンを押さえなければならないです。どの面接官も同じ比重ではいけません。
キーマンは2人です。
 ・1人目は、キャリアで任命権者の「警務部長」
 ・2人目は、ノンキャリアのトップ面接官「首席監察官」
面接官はたくさんいます。階級は、平警部から警視正まで様々。もちろん女性の面接官もいます。少し乱暴な言い方をすると、ザコの面接官はどうでも良いのです。警務部長を押さえないと良い結果にならないのです。あなたの任命権者だからです。ここはとても重要なところですよ。
極端に言うと、他の面接官が「合格(A)」と評価しても、警務部長が「不合格(D)」と評価したら、あなたは不合格(D)になります。警務部長の意見は、警察面接では絶対です。

(警務部長の位置)

警務部長は、警察面接で一番偉い人ですので必ず「真ん中」の席に座ります。
しかも、キャリア官僚ですので、比較的若いです。
つまり「真ん中に座っている、比較的若い人」なら警務部長と思ってください。
一方で「真ん中に座っている、定年前のような年配の人」なら首席監察官でしょう。
警務部長の顔が事前に分かることがあります。多くの県警では、本部長と警務部長の交代時にはマスコミ広報します。特に、地方新聞には、警務部長が着任時には顔写真を掲載して紹介しています。
「○○県警 警務部長 顔写真」などでググってみてください。出てくることがあります。
ちなみに私は、警務部長の顔は必ず押さえておきたいので、地方新聞を購読して、普段から警察ネタのチェックをしています。私の予備校の受験生には、警務部長の顔写真は必ず見て覚えてもらっています。
首席監察官の顔も、人事異動期の地方新聞に顔写真が掲載されます。こちらもチェックしています。
警察のキーマン…特に「警務部長」の顔を覚えてほしいです。キーマンにアピールすることで、要領よく面接で高得点を取る。面接テクニックの1つです。

Q118 あなたは不祥事を起こさないと断言できますか
A118(短答)断言できます。
(説明)これまでも犯罪やルール違反は一切しませんでした。警察官になりたいと小さい頃から考えていたからです。
警察は、絶対に不祥事を起こしてはいけないと強く考えています。

Q119 あなたは、警察が不祥事を起こさないため、どのようなことが必要だと考えますか。
A119(短答)普段の小さな心がけの積み重ねが必要だと考えています。
(説明①)職務倫理の基本に「清廉にして堅実な生活態度を保持すること」とあります。
「清廉」とは、誰が見ても恥ずかしくない・誰が見ていなくても恥ずかしくない言動を、常日頃から徹底するということです。
「堅実」とは、常に警察であるという「誇りと使命感」を忘れず、節度ある生活逮捕を保持するということです。
いずれも、最初の一歩目が重要だと思います。小さい隙を作ると、やがてそれが大きなものになって取り返しがつかなくなります。「清廉で堅実」とは、いついかなる時にも、不正に対して毅然とした態度が取れることだと思います。その思いを和数れないことが必要だと思います。
(説明②)「制服を脱いでも、心に制服を」という言葉があります。
いつもどこでも、特に制服を脱いで一般人でいるときに、警察官としての自覚を忘れず、心に隙を作らないことが大切だと思います。
「ちょっとくらいなら良いだろう」「これくらいならバレないだろう」…この積み重ねが結果として重大事案に発展すると思います。
自分に厳しく、自分の言動の一つひとつを点検する習慣を積み重ねることが何より必要だと思います。一人一人の自覚にかかっていると思います。

【重要】≪コラム⑰≫必ず覚えよう!「職務倫理の基本」警察合格アイテム

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