見出し画像

【7限目】授業で大切にしたいこと

2020年5月14日

楽しく学ぶこと

子どもは、学びたいという気持ちをいっぱい持っています。

ですから授業の中に、「心に響くことに触れる」「知らなかったことを知る」「出来なかったことが出来るようになる」ことなどを経験することで、感動したり、喜んだり、自信を持ったりします。

そんな場面を子どもと共有できれば楽しい授業になります。

そして、教師がにこにこ楽しそうにしている事。

私は、笑い顔なのでいつも笑顔です。子どもが大好きなので、特に子供の前に立つと笑っています。ほほえみ(SMILE)は子供の心とつながる不思議な力があると思っています。

私は、あまり叱ったりしませんが、オニになるときがあります。
 ①  出来るのに、やらなかったとき。
 ②  人を傷つけたとき。
 ③  命にかかわる事をしたとき。
そんな時は、おもいっきり叱ります。学級経営の中で、この三つのことを子どもに話しています。

三年生を担任している時、友達の赤白帽が下に落ちて一階のひさしにひっかかって、それを取ってあげようと、窓から体を乗り出していた子を見つけて、おもいっきり叱りました。その子は、友達のためにいいことをしていると思っていたのですが ・・・。

私が叱って話をしているなかで、私が「いま何番で叱られているの?」と、聞くと「③番。」と、答えて、なぜ、私が大きな声を出して叱ったのかを理解しました。

宿題を忘れたりすると、①番ですし、なぜ先生が叱っているのかをわかりやすくしておくと、叱られている理由がわかりやすく理解ができます。授業の中で注意した子には、必ずその時間の中で、何らかの声掛けをして、できるだけ後に引かないようにしています。

それと、もうひとつ、一時間の授業の中で何を学ぶのか、どんな流れで進めていくのかということを、最初に話します。子どもは一時間の内容をイメージすることができて、受け入れが良くなります。 

子どもが楽しかったと思える授業ができれば。子どもは、学ぶことが楽しいと思い、自ら興味のあることをどんどん学ぶようになってくれると思うし、その勉強が未来に役立つことにつながってくれると思っています。

誰が言ったか忘れましたが、「助け合うということは、思いやるということだけではなく、自分の出来ることを、それぞれが頑張ってすることで、助け合うことになる。」と。

学ぶことにより、一人ひとりがこの先にあるものを受け継ぐために、工夫して自分の出来ることを極めてくれたら嬉しいです。

子供の成長を見ることはできませんが、今日は、そんなことを想いました。


20200515 油絵

【編集担当より】
先日、母親にたくさんの方に記事を読んでいていることを報告しました。まさか自分の書いた記事を読んでいただけると思っていなかったみたいで、大変喜んでおりました。

授業や子育ての参考になることを、これまでの経験を思い出しながら、書いてもらうようにしてまいります。拙い文章となりますが、お時間ある際にでもご覧くださいませ。

油絵については、苦言を呈したものの引き続き送られてきますので掲載いたします。(そういえば実家にやたらと額縁あったなと思いだしています...まだまだありそうです)

この記事が参加している募集

オープン学級通信

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?