無力を克服する力スプレッドを引いてみた

Twitterで見かけたこのスプレッドを試してみた

無力を克服する力スプレッド

1 惰性をやめる力
 女教皇


 やめるときはやめる、とぴしっと決めなければならない
 表面的にはとても厳しく感じられるが、当人をいたわってのことなので嫌ってはいけない
 はじめはとてもしんどいだろう、他人に指図をされるなんてまっぴらごめんという人もいるだろう
 それでも愛があってこその厳しさである
 突き放され、見放されたときにはじめてそれが愛だと気づいて後悔することがないようにわきまえなければならない

2 批判を無視する力
 力


 無理強いをするのではなく、心から相手を思いやる気持ちで付き合う
 そうすればいずれは分かちあえるようになる
 今すぐ、即断即決、すぐに変わる、激変といったワードは向かない
 根気強さと粘り強さが必要
 はじめのうちはいやがられることもあるだろうが、相手がこちらに聞き耳を立ててくれるようになるまで、顔をこちらに向けてくれるようになるまで、と段階を踏んでいきたい
 やがては心のベールをひとつ、またひとつと脱いでくれるだろう

3 エネルギーの循環を整える力(出したエネルギーは戻ってくる)
 悪魔


 自分に戻ってくるはずのエネルギーが戻ってこないこともある
 それは単に、自らに向けて帰ってこないようにしているだけ
 いわば努力の方向性を間違えている可能性も少なからずあるのだろう
 それでやる気を失ってしまい、出したエネルギーは途方に暮れて、自らはエネルギー切れとなりかんしゃくを起こすようになるかもしれない
 何かをやろうと決心する前に、その行動は正しいのかどうか一度精査する必要がある
 場合によっては他者の言葉を借りたり、人に頼るべき場面もある

4 無駄な努力や抵抗をやめる方法


 いっさいの無駄はない、と自分に対する自信をあげていく
 いわゆる自己肯定感を高めていくととらえてもよい
 自分は何もできない、と悲観に浸る時間さえ良いものである
 そうして自分の傷やつらさと向き合ったからこそ、今の自分があるのだととらえ直せる
 すべてを受け入れてしまえばなんの問題も起きることがない

5 執着を止める力
法王


 ひとつの物事をずっと大切にし続ける心はとても尊いものではある
 反面、同じ場所にとどまり続けることも意味している
 物理的にも精神的にもそう
 ここは次の段階へのステップアップだと考えを改めて、今手にしている執着を手放してみる
 一時的に虚無を感じてしまうこともあるだろう
 心にぽっかりと空いた穴を埋めるためのものが、その次の段階へ向かおうとする自分にとって必要なものである

6 エネルギーを集中させる注意力
 愚者


 慣れてしまうととたんに興味を失ってしまいかねないので、いつでも新鮮な気持ちで挑むことが大切
 毎日同じことの繰り返しでは飽きて集中力も落ちてしまうので、可能な限りやることを毎日変えていきたい
 まっさらな気持ちで挑めば注意力も散漫になることなく、目の前のことに対していつも視線な初心者の気持ちで挑める

7 効果的かつ安全に怒りを解放する力
 魔術師(逆)


 その場で突発的に怒りを発散するやり方は賢明な判断ではない
 苦しくともその場では堪え忍び、自分がもっとも満足する方法で怒りを発するべきである
 愚痴を聞いてもらう人間もなるべく選んだ方がよい
 怒りをぶつけるべき相手にぶつけるのではなく、傾聴して、自らの心を慰めてくれる良き人物を選ぶべきである

8 力を強化する学び
 隠者


 ひとり静かに心の支えとなるであろう書物を深く読み込んでいくとよい
 過去の人間が積み重ねてきた叡智や哲学に手を伸ばし、ひとりで自らの心と向き合っていくべき
 それがたとえ実践不可能なやり方であったとしても、自分の心のうちで思想に耽ることは誰の迷惑にもならない
 瞑想もまたよいだろう

9 目的と自尊心を与える愛の力
 正義(逆)


 公正な判断を下せないばかりに自分の能力を卑下に扱ってしまう傾向が強い
 そうした場合は自らの目が曇っている証なので、少し休憩を挟むタイミングでもある
 休みどきを教えてくれるのだと判断して思い切ってやめてみることも重要である
 そうして心がまた訴える頃合いになったら目的へ向かう道を歩み出せばよい

10 笑って自分を突き放す力
 審判(逆)


 何事もあれこれ決めなくてもよい、今この場で判断を下さなくてもよいと考える
 優柔不断もまたよいものであると考え直してみる
 今は適切な判断を下せない、と決めることもまた大切な判断である
 改めて必要な情報を集め、心身を整えてから決行すればよい

11 自分のニーズを知り自立する力
 吊された男(逆)


 自分が進む道がこれでよいのか、ときどき立ち止まる必要がある
 自分のニーズとはつまり他者が求めている自分自身である
 他者が求めていないことを押し売りしてはいないか、我が身を省みる必要が今一度あるだろう
 適宜そうした反省を踏まえ、他者が求めている自分の売りとは何かを見極めていくと良いだろう

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