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西武園競輪、中房温泉、渋温泉旅行記2

中房温泉・渋温泉旅行記


計画編はこちら↓

西武園編はこちら↓

1日目・中房温泉へ

 さて、旅行本番へ。前提として長野へ2泊。渋温泉行く金具屋に行くにあたって2泊に伸ばした時、車使わないで回るにしたらばどこが良いのか?ということで最初は松本方面周て2日目に渋温泉でくるっと回ってくるのがいいかなぁって。そこでピックアップしたのが松本から少々北上して中房温泉。公共交通で行けるのもいいのでね。

 今回の出発は立川駅。切符はえきねっとの割引で30%オフで新宿から買っているのだけれども、いったん都内に出てそこから電車乗るのと、立川まで下るのでは値段はさほど変わらないのと、朝の混雑面、そして立川で電車拾ったほうが時間的にもゆとりができるので立川からあずさを拾う。

 朝8時ちょうどのあずさ5号は1日に1本だけ出てる南小谷行き。これに乗って松本の先の穂高駅を目指す。穂高を混ざ↓のは観光としてもまとまっているからというのと、時間的にちょうどいいから。松本は翌日よればいいし、電車の便を優先して穂高まで。穂高には大王わさび農園があてつぉこがブラタモリでも出てきてるしなかなかに面白そうだったのでね。

あずさ5号で穂高まで

 まぁ、土曜日に旅行開始だったこともあるのであるが、そこそこ電車が混んでいる。3人旅であったのだが、自動で座席が割り当てられ、向い合わせで配置されていたのだけれども、残念ながら4人目のところの座席が埋まってしまう。こればっかりは運で、完全満席ではないので運がなかったという感じかな。座席的には窓際は全席埋まっているものの2/3近くは通路側が余っている状態。ちょっと運がなかったな。
 こういう場合は、そこそこ座席が埋まってきてるなぁ、という予約状態で、それでもそこそこ座席に空きがあり、運次第というのであれば、あえて隣の席の指定席特急券を立川―八王子間買っておくべきだったかもしれないね。そうすれば立川―穂高まですべての区間で座席展開でできたのにね(保証の限りではない)。もちろん完全満席に近い場合は申し訳ないからやらないけれども、ちゃんと座席指定券持ってるんだからなしではない手法だよね。次回以降はちょっと考えてみてもいいかもしれない。平日なら必要ないと思うが。

あずさ 松本駅で

 ちなみにお隣さんは甲府で降りました。あずさ、かいじ、乗客の多くは甲府までがメインぽいね、そっからは結構空きます。
 以前は揺れることで有名な振り子構造のあずさでしたが、新型のE353系が導入されてからはなかなか快適。その分スピードが落ちるのではというところは無下にもたくさんの駅を通過で、依然特急が停まってたところを無視することでリカバリー。それはそれでどうかと思わなくはないが。
 とりあえず昨日の西武園競輪の上りでアニメの街大泉学園で仕入れた、沖縄が本社の岩手の地ビールをいただきながら旅をする。

銀河鉄道999ビール
穂高まで約3時間あるのでね。
せっかく地ビールをいただくので透明のカップは持参

 個人的にはメーテルが一番香りがよくて好きかな。どれもこれもかなりクオリティーが高くておいしいビールで満足。まぁ、1本300円以上するからな。昔と違って法律が変わって地ビールはおいしくなったもんだ。
 あずさ自体に車内販売復活してるけれども、クーラーバックにお酒買い込み好きなビールを飲みながら旅するのは気分がいいね。ちなみに車内販売は失念していただけです。でもあちしの好きなモルツの香るエールが売ってる可能性ってほとんどないんだもん。
 途中反対側の車窓から地学的にも面白い平行四辺形型の湖である諏訪湖を眺めて松本を通過し穂高へ。
 ゆとりがあって座席を選べる方は、あずさはCD側を選ぶことをお勧めするよ。富士山と諏訪湖が眺められるので。四方津駅のエレベーターは見逃せないという方はABだけれども。

穂高駅ホーム
穂高駅駅舎

あいにくの天気ではあるものの、雨は降ってないのは幸い。穂高駅から大王わさび農園に向かう。ちなみに穂高駅はJR東日本管轄の駅ですがパスモ、スイカは使えません。

大王わさび農園へ

 旅行の計画立てた時に家族からの評判がよくなかった大王わさび農園。なんで観光農園なんぞいくの?っていうことなのであるが、ここはブラタモリでも出た全国でも唯一無二に近い場所であるからである。いろんなことが見て取れる素晴らしい場所。あとマンガ「氷室の天地」8巻の聖地巡礼でもあるからである。
 で、たどり着きましたは大王わさび農園。ばかっぴろいわさび農園である。

大王わさび農園(の一部)

 わさびというのは基本的に涼しい場所で、一定の冷えて水温が保たれる流水の場所でしか栽培できないらしい。ざっと簡単に書くと流水がわさびに発生する殺菌成分を流すためで、流水でないとその殺菌成分が根にたまり、自身も大きく育たないからである。そのため水が流れていなければならない。なので池とかでの栽培には適さないので、山間部の水路や川、沢なので作られるのが一般的である。
 それがこれだけ広い土地で大々的に栽培が可能なのは湧水が半端じゃなく豊富であるからである。何でも1日に70万トン。水害か?とか思うほどの量が湧き出ているのでエスコンフィールド12個分くらいの敷地でわさびを栽培。

広すぎる敷地
日よけ、どこまで行ってもわさび
布の下はわさび

 なぜここまで湧水が出るのか?それはここ安曇野穂高が扇状地であるからということと、それがいくつもの扇状地が重なり合っているからである。扇状地というのは狭い山間地を流れる急流河川が広い平坦地に出た時、その 流れが弱まることにより、運ばれてきた土砂が扇状に堆積してできた土地。これがいくつも重なり複合扇状地となると、ここで川の水は一気に地表から地中へと、しみ込んでしまう。その地下水が一気に湧き出てるのがこの安曇野の地。そういった地理的特徴を考えて眺めると感慨深い。
 晴れていればもっときれいなのであるが、わさび農園の入り口すぐそばに水車小屋があり、そこを流れる湧水の川と川が交わるところがあるのだが、水温の違いでしばらく水が交わらないところがある。

この二つの川が合流するのだが

 ご覧のようにしばらく交わらないのである。絵の具の水なんかはすぐに混じるのに、確かに水温の違いでマジ合わないといわれればわかるのであるが、何とも自然の不思議を目の前で見れるのはなかなかに楽しい。

川が交じり合わないのが一目瞭然で分かる。

 もちろんお昼も大王わさび農園でご飯。お蕎麦でわさびもいいのだけれども、2泊3日での長野の旅である。基本的昼食でおそばをいただく機会も宅sななりそうなのでここはわさびご飯と信州サーモンといくらを堪能することにする。

 このご飯に・・・

 まさに産地直送のわさびをすりおろして・・・

 薬味を投入して掻っ込む!
 まずいわけがない。よくいろんなところで産地のわさびご飯の話を聞くけれども、白米にわさびを乗せただけだろ?なんてのはもったいない!取れたてのわさびは絡みより香りが素晴らしい!もちろん辛いけれども、その辛さが心地よく感じる!で、いくらとサーモンよ!しっかり今ブランドとして売り出してるだけのことはある!養殖ではあろうけれども、っ徹底的に作りこまれたその魚はなかなかにうまい!粒は鮭のいくらに比べるとかなり小ぶりだが、そこら辺のどこにでもあるイクラを出してるのとはわけが違って、これがまたうまいの!わさびと合わせていただく、すべて時のもののおいしさよ!あぁ、幸せ、ごちそうさまでした!

八面大王のわらじ

 坂上田村麻呂に討伐されちゃった八面大王のわらじなど見つつ、お土産など物色し、資料館まで周って2時間ちょい。都内から直通のあずさに乗ってご飯にちょうど良く、さらには見るべき価値のある場所なので、中房温泉行く際には是非におすすめですよ。マイカーなしでもちょどよく回れます。

中房温泉へ

 穂高の駅へバスで戻って買い出しなどを済ませ、14:50に中房温泉行のバスの乗る。いよいよ本日のお宿中房温泉に向かう。

 穂高の駅から有明神社(立よる時間はなし)などをバスは通りながらどんどんバスは山間へ登ってゆく。バスで55分の旅、本当に山間部をどんどん上ってゆくので不安にすらなる。本当にもろやまみち。途中小ぶりなダムなどを通過したり、途中形態の電波が届かなくなり、競輪中継とか入らなくなります。

有明山黒川口から一気に時間が飛ぶのが距離を物語ってるね。
もろやま道

そしてその国道の終点が燕岳の登山道入り口であり、本日のお宿県山小屋もやっておられる中房温泉。

 やっととどりついた!という感じ。標高1462m。以前お邪魔した山形の姥湯温泉が1300mなのでそれよりも高いところです。

 あちしが今回お世話になるのは旅館部で、山小屋ではないほう。山小屋を利用の場合は料金もだいぶ抑えられますが、旅館利用です。たくさんの温泉が自然湧出している山奥の秘湯で源泉数は29本。その湧出る源泉の殆どの温度が90度以上の高温で、その全てを「加水・加温」をせずに自然のエネルギーにて温泉を冷却し、温度を適温に下げている。減温方法は「水冷式」と「空冷式」。すべてが源泉かけ流しで14ものお風呂がある、温泉のまさにテーマパーク的な場所です。
 これって本当にすごいことですよ?
 お天気が良ければお宿の裏の焼山までハイキングに行き、その焼山で地熱蒸しを楽しんだりしたりすることもできるのだが、残念ながらあちしらが訪れたときは少々雨は降っており、地面が滑りそうなので断念。地中の温度が100度を超えるという焼山で地熱蒸しやゴザを引いて地熱欲を楽しみではあったのだけれどもね。自然が楽しめます。

翌朝意地で登った焼山

 ちなみに大王わさび農園の石や砂が黒かったのに対し、ここの焼山が白いの見ると、地質が違って、扇状地が交わってるのだなぁと思ったり。
 んじゃぁ、焼山いけないなら散策しつつ露天風呂とか楽しむべぇ、ということになる。14もお風呂があるのではあるが、もちろん全制覇を目指してはいるもよし、それぞれの温泉を堪能するもよし。1泊2日ならばそこまで無理して全部とか考えなくてもいいかなぁ、とは思います。
 んで、まずは地図をもとに月見の湯とか源泉を見学に行こうかと。

中房温泉、宿のMAP

 正直な話、慣れないと迷います。広すぎます。小雨パラついてるので山道は入れません。で、足湯とか見ながら湯本大禅正と月見湯、ねっこ風呂あたりを見て来ようかと。途中湯本でゆでたまごなどを料理できるところや足湯などを見学しつつ湯本大禅正へ。

湯本大禅正

 この湯本大禅正、まさに温泉が自噴してる温泉。だいちの力を感じるとか安っぽいことをいうのは簡単だけれども、100度近い温泉が自噴してるところを見れるのは面白いね。ごぼごぼと音を立てて自噴してる様はそれだけでも見てて気分が良くなるというか、温泉における天地効果というのを実感sできる。

 ツイッターに説明文でもあるけれども、この温泉の中に物語があり、90度近くのところと、70度くらいのところ、60度くらいのところで済んでいる微生物が違う。その生物が地球誕生直後の熱いころの生物、そこから覚めたころの生物、緑のこけみたいなのが生えてるところまで行くと、ミトコンドリアを取り込み、光合成で温室効果ガスである二酸化炭素を取り込み、酸素を生成することによって、今の地球に近づく、という成り立ちが、本というとみてのわからないんだけれども、説明受けると、そんなもんかぁ、と感慨深いものがある。詳しくはここ読んで見てね。

https://nakabusa.com/pdf/historyandnature_01.pdf

さて温泉へ

月見の湯・ねっこ風呂

 そのまま流れで温泉プール眺めて、宿の建物からほど近い月見の湯とねっこ風呂へ。ちなみに宿の地図は週尺とかの正確さはせておきなものなので一度歩いてみないと感覚がわからないです。

世にも珍しい、温泉のプール。6月までは泳げない。

 月見の湯は宿泊棟から一番近い露天風呂。混浴ですが、基本的に目隠しというものが存在しないと思ってください、みたいなお風呂。露天になってるお風呂は男女別のものもしっかりあるので、ここは小さいし、混浴なのは致し方なしかな。その分開放感にあふれて山間にかすむ雲なぞ眺めながら開放的にお湯につかれてなかなかナイス。

月見の湯

月見の湯というからには、まさに夜入るのが良いのであろうけれども、天気があいにく出ねぇ。毎分50リットルものお湯が出ているとのこと。

 続いてねっこ湯

 月見の湯からすぐ近くにある一人用のお風呂。それでも源泉は月見の湯と別。湯舟が小さい分からかな?ほど近い源泉のはずなのにお湯が長い時間同じ場所にあるわけじゃないからこっちのお湯のほうがなんか温泉ぽさが濃厚だった感じがしてあちしは好きかな。ちょっとした発見だったかもしれない。ちなみに浸かった後の写真だからお湯量は減ってます。
 ちなみに温泉の泉質は多くは単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)。宿の裏手に飲泉できる場所があるので飲むこともできる。なるほど、ほんのり温泉の感じがします。ぬるすべの感じがしっかり新鮮な温泉から感じられます。その中で少しづつ肌触りが違って感じられるのは面白いですね。
 部屋に戻ってログインボーナス。

奥がねっこ風呂で、手前が温泉プールの小屋

 ちなみにここ日本で最初の公衆衛星電話がおかれた地だそうで。衛星電話でしか電話がつながらず、それまで宿の予約は手紙だったという奥地の秘湯ですね。今は携帯はつながります。

不老泉と御座の湯

 そのまま、一杯ひっかけたところで続いて男女で時間が入れ替わるお風呂を少し攻める。屋内の不老泉

 浴槽はビバ、壁は檜作りで、木と岩のこントラストが素晴らしい。時間別で差女性専用時間あり。外気が入り屋内の露天風呂みたいな不思議な感じで、リッチな気分が味わえます。これはなかなかに素晴らしかったですね。

 そのままそのすぐそばにある御座の湯へ。不老泉と近いけれどもきっちり別の泉源。昔からあるお湯。

写真は公式のもの

 ここは男女別なんだけれども、小さいながらも小さいながらも木造りの浴槽に雰囲気を一番感じて正に風呂に入ってるってのが実感できて面白かった。前に入った湯の峰温泉と似たような感じだったな。大きさのちょうどいいお風呂。この温泉最古の湯。当地を訪れたウォルスター・ウェリントン(詳しくは知らない人)や、古くは松本藩藩主が気に入って浸かっていたという。昔っからのお風呂ってのもいいもんだ。
 帰りがけに大湯にもよったよ。それほど大きくなく、そのに新しくできた露天の日帰り湯ができるまで、登山客が日帰りで利用してたというお風呂。

写真は公式のもの

晩御飯

ここで晩御飯タイム。館内放送があり、お食事の準備ができたということなので職食堂へ。

久々に沢蟹喰った

 信州サーモンなどを中心に山の幸を楽しむお料理。食事のタイプは何種類かあるのですが、旅館タイプの宿泊でB食という量の少なめのものを注文。というのもせっかく中房温泉まで来たのだから別注料理が食べたい!
 総雨の影響で登ることのできなかった焼山での地熱蒸し料理があるのだ、これを前もって注文しておいたのでそれをおいしくいただくって寸法!で届いたのがこちら!

信州牛のローストビーフ

 まずは信州牛のローストビーフから!いや同時に来てるのだけれども、紹介の都合でね。焼山の地熱で4時間蒸したローストビーフ。肉自体もすごくいいものでよく脂がのっているし、時間かけて作ってるだけあって、しっかりうまい。続いては若鳥の地熱蒸し!

若鳥の地熱蒸し

 ぐわ、これは参った。地熱で12時間蒸したものらしいけれども、
もうみがほろっほろで柔らかくてジューシー。これは絶対頼むべきやつ!ジャガイモ人参も若鳥の中に詰めて蒸したらしくていい味がしみ込んでてたまらんものがある!繰り返しになるが、大地の熱で数時間蒸して、びっくりするほどホロホロで味のつまった料理が出来上がる!さいこうやった!それぞれ2480円。3人で頼んでいるので一人頭800円ちょいの加算が2つだと思うと、頼まないのはもったいない。よそでは味わえない料理でした。

再び湯めぐり、大浴場・岩風呂・蒸し風呂

 晩御飯も食べ終わり、再びまったりと。そこそこにおなかを休めたら再び湯めぐり。というのも、このお宿、テレビ地上波が入りません。BSは入っているものの、気になる明日の天気をというわけにもいかないし、せっかく温泉に来てることだしね。

写真は公式から引用

 この温泉で一番大きなお風呂。石造りの浴室に真ん中の期のマスカラ温泉が注ぎ出る。窓の外に自然を眺めることができる。やっぱ期のマスカラ流れ出る温泉を眺める岩風呂っていうと、温泉来たなぁという天地効果がありそうだよね。
 続いてはその真向かいにある岩風呂へ。

これも公式の写真

 真ん中の岩の柱からお湯があふれ出る温泉。おそらくメインとなる露天風呂で、まさに中房温泉に来たと実感するようなお風呂。 山肌を眼下に、さらには外に見えるゆけむりを楽しみながら入れる。天気が良ければ最高だろうが、小雨交じりの曇りだったのが残念。
 この日最後に寄ったのは(厳密にいうと不老泉が良かったのでもう一度最後に寄ったのだが)蒸し風呂

こんな蒸気だらけのところうまく写真取れるわけがないので公式の写真

 真下に温泉が湧いていて、ごぼごぼいってて面白かった。源泉が100度近くあるからできる芸当で、温泉ミストを吸い込んで楽しむお風呂。都会のサウナとは用途が違うのかもしれないのも面白いです。こんな感じで1日目終了。無理にはしごしすぎずじっくりそれぞれの温泉を無理なく楽しんだ感じかな。蒸し風呂に関してはそんな長くいなかったけれども。

翌朝、ちょっとお散歩がてら菩薩の湯

 翌朝、心配だった雨も何とか降らず傘ささずに露天風呂に行けそうということで散歩がてら色々と周る。まず焼山に意地で登ってくる。前日の小雨でゴザ引いてあったまれるほどではないので本当にのぼっただけ。それでも天気が良くないなりに、山の良さを感じられるふみ行きのある散歩ができました。片道15分程度のハイキングだね。

 下山して宿周りを歩いていると、昨日は気が付かなかったけれども鯉と山女かな育ててるのを見つけてほっこり。食用だね。

慣れてないので近寄ると逃げる、そりゃ喰われるわけだしね

 そのままお散歩しつつ宿周りを歩いていると地熱浴場が見えてきた。そのままあったかい地面に寝っ転がり湯網ごと蒸し上がる施設なわけだが、

目隠しの向こうが地熱風呂

 焼山同様の状況で断念。少し湯気っぽいものが見えるけれども、どうだろう?実際足踏み入れてみたけれども、そこまであったかくはなかったな。じっくり過ごすものなのだろう。

 そのまま宿の入り口方向にある露天風呂である菩薩の湯を目指す。目指すって言ってもそんな歩くわけでもなく、ちょっとした散歩程度の距離。途中宿のわきを流れる川などを眺めたりして歩くと、菩薩の湯の入り口が見えてくる。

宿のわきを流れる川、上流なので速い
宿の周りの散歩でもなかなか風情があるね

 この菩薩の湯はハイキングという距離ではないが、運夜間入浴出来ないのはよくわかる。明かりなしにこんなところは歩けない。そんな自然の中、というとちょっと大げさだが、そういった演出ができるような場所に菩薩の湯はありました。

菩薩の湯の入り口

 で、菩薩の湯がこちら

 本当に写真の通り、突如として温泉が森の中にある感じで、温泉欲だけでなく、一緒に森林浴を楽しめる感じ。渓流が見えたりするところや、山肌を見たりしてはいる温泉は結構あると思うけれども、まさに森林浴という感じでお風呂に入るのは初めてでなかなかににいい感じでございました。

 そしてここでほぼタイムアップ。厳密にいえば朝ごはん食べたあと少し不老泉を楽しんだりしたのであるが、まぁ、こんなものでしょう。あとで調べていけなかったところで白滝の湯とか。毎分200リットルも湯が出てる日帰りOKの湯原の湯とか行けなかったところの口惜しさとかあるけれども、まぁ、1回目であればこんなものでしょう。

 いや、本当にたくさんお温泉があり、温泉テーマパークみたいな感じのものを、贅沢にすべて源泉かけ流し、そのうえ少しづつ泉質が違うのを感じながら入れてなかなかに面白くて、面白かったです。源泉が自噴するところも見れたりしたし、欲を言えば天気さえよければもっと焼山とか、いけなかった露天ぶろや、星空なんかも楽しめたのでしょうが、それがなくても十分に楽しめました。別注の地熱料理もとてもおいしく、そばにある観光地の安曇野農園も楽しめて、なかなかにおすすめの温泉でした。

参考、本日の行程
新宿8:00(あずさ5号)ー穂高10:59、穂高11:10ー大王わさび農園11:21、大王わさび農園14:06ー穂高14:22、穂高14:50ー中房温泉15:45


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