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第63回朝日新聞社杯競輪祭(GI)&ガールズグランプリ2021トライアルレース 初日レポート

初日はちょい荒れた車券でしたね。2日目もお楽しみください。

《ダッグアウトから》

■1レース
●1着の宿口陽一

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「ぶっつけ本番で新車でしたがいい感じ! 日を追うごとになじんで、まだ良くなっていくと思います。根田(空史)君が思いの他、後ろの方を気にしていた。だったら前中団でもいいなと思って。あとは町田(太我)君が根田さんをあんなにけん制するとは。あとは山田君と狙いは一緒なので、そこで踏み勝てるように、精いっぱい行きました。先に行かないと山田君とバッティングする。タイミング的には良かったけど、杉森さんが離れたのが残念。後ろは分からなくて。ああなったら先行と思ったけど、冷静になって後ろをみたら園田さんがいなかったので。杉森さんには先行もしますと伝えていたので、そういう気持ちがなかったら、あのレースはできなかった。久々で体は重いけど、日を追うごとに良くなると思う。セッティングはいじらず、体をなじませるように」
●2着の園田匠
「町田君とは後ろの方から攻める話でしたが、宿口君があんなにやる気とは誤算。中団取りと思ったらやる気でした。取り合えず位置を確保しておいて、取って下がってきたらと思ったが…、自分のミスでした。合志(正臣)さんに迷惑を掛けたし、難しい判断でした。町田君は自分のレースをしてくれた。自分の責任です」
●3着の山田久徳
「町田君を見ていたけど、だいぶ遅くて。腹くくって先行と思ったら宿口さんが見えて、車輪を駆けたかったけど無理でした。どこか、ああなったら飛びつけるところ。そこが合志さんのところになった。2コーナーで思い切って行っていたらって感じだけど、ゴール前の町田君の踏み直しを見ていたら、厳しかった。でも行ってみたかった。飛び付いて余裕がちょっとあった。もっと伸びたかったけど、町田君が強かったので仕方ないですね」

■2レース
●1着の和田圭

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「(4連続初日1着)初日だけですけど(笑)。真杉君の先行と、あと古性君が結局、どんな形でも追い上げてくるので。並んだときに、真杉の後ろから勝負どころで叩くか、最初に切るか。やばいかなと思ったけど。大地さんが先行争いもあるかと思ったけど、行ってくれて。真杉も出させてくれて、展開が向いた。脚は少し余裕あったけど、古性も見えて、びっくりして踏んでしまいました。(同期の木暮に「先輩を4着に沈めた」と言われて) 最近、追い込みになりたてで、まだまだ勉強です(苦笑)」
●2着の木暮安由
「眞杉(匠)にお任せで、そういう作戦です。全部お任せです。余裕を持って、コースが見えてました。バックで余裕があるので、今開催は面白いと思います!」
●2着の古性優作
「うーん、感触は元に戻っているけど、ちょっとレースが下手でした。前回の感覚は全くないです。感触はすごくいいので、もっとシビアに走りたいですね」


■3レース
●1着の佐藤慎太郎

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「全部、ヨシタクが一人でやってくれました。出て行くところのスピードも良かったですね。ペースで踏んでいるヨシタクを交わせているので、状態はいいと思う。修正点は特にないですね。老体を休めたいです(笑)」
●2着の吉田拓矢
「前中団を取ったら先行と決めていて、脚を使わずに仕掛けて行けたのが良かったです。しっかりと叩いて、後ろを信頼して、あとはペースで駆けました。状態はいいと思うけど、最後に抜かれたので、もうちょっとかな。出し惜しみしないように、強い気持ちで走りたいです」
●3着の竹内智彦
「もう、しっかり3番手について行くだけでした。普通に先行する感じで。ひたすら3番手をついて行くだけ。後ろ確認したら、もう大丈夫。吉田君がどんどん掛かっていくし、加速してゴールでした。ついて行けているので、自分もいいと思います」

■4レース
●1着の浅井康太

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「展開的には厳しかったが、見ての取り、内が空いて突っ込んだという形でした。4コーナー手前でギリギリを攻めて番手が取れた。ハンドル捌き、もしくは脚の感じも悪くないですね。四日市の時、、選手を十何年もやってきた中で、ペダリングがやっと分かったという感触をつかんだんで、それを元に、しっかりトレーニングして、地区プロ、そして練習、そしてここに向けて仕上げてきました。地区プロで感触をつかんで、四日市よりもいい感覚で入れたかなと思います。GPの権利は関係なく、自分のパフォーマンスを出せれば、結果がついてくる可能性があると思います。清水(裕友)君がホームで行ったところで、自分が後方に置かれました。やっぱり清水君のようなレースをするのが一番と感じた。上位陣と走ると、自分のダメな部分が出てくる。勉強になっていますね」
●2着の村上博幸
「浅井とはずっと連係しているし、特に小倉の連係多い印象ですね。何も考えることなく、信頼してました。落車に対応して、脚が余っていたので、外も考えたが、中本(匠栄)君も行ったので、並走でコース探し待ちでした。ドームなので、外とは微妙なセッティングが違うし、考えていきたいと思います」
●3着の高橋晋也
「大槻(寛徳)さんの作戦通りになりました。前々に踏んで、風を切りたいと思っていました。先行ができたので良かったです。残れているのでバンクは軽かったと思います。思ったより長い距離できつかったですね。調子はいいと思うけど改善点はあります。そこを探して、明日以降に繰り返さないようにしたいです」

■5レース
●1着の新田祐大

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「まずは初日をクリアできて、ホッとしています。自分たちの考えとはスタートが違ったが、多分、こうなるであろうという最悪よりも、いい位置からになりました。でもレースの組み立て方があまりにも『ぬるいな』という展開になりました。長島(大介)と並んでしまったなと。それが、すごく中途半端になったのと、レースがそこで動いたので、残り1周からは力勝負でした。メンタル面は上昇志向で常にいて、常に1着を狙う強い気持ちでいます。フィジカル面は見ての通りで、問題ないです。2走目、しっかりといいレースをして、目指すところは1着なので、また全力で挑みたいと思います」
●2着の鈴木裕
「本当に、ずっと新田はニュートラルに入っているっぽくて、いつ行くのかなってドキドキしてました。2コーナー手前で内に差しちゃって。で、すごい加速で行って、離れました。(それでも2着は)全部、自分の力のおかげです(笑)。新田君は強過ぎちゃって! 残り2周のところで、石原(颯)君に並びに行ったところのダッシュ、あんなの味わったことがない。あれをやるって言われて、ついていても離れたと思う。ついていても、新田君がやめたところで突っ込んで失格になったと思う。体調はすごくいいけど、前が強くて分からないですね。普通の選手なら楽について行けたけど、これでヨシとします。次はマイルドな先行選手の番手がいいです(笑)」
●3着の坂本健太郎
「自分の目から見て、石原(颯)の脚力は新田以外に負けていないと思ったので、自信を持っていけと思っていたが、ゴリゴリ加速していって、全部やってくれました。新田だけは仕方ないな。結局、新田以外は完封してくれました。2年連続で二予Aに行けたし、そこには行きたいですね」


■6レース
●1着の内藤秀久

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「やばいなと思ったら、案の定、残り1周で赤信号が点滅しましたね。でも(岩本)俊介のスピードもらって突っ込めたし、結果オーライです。松浦が外を張りながら行って、その外はほぼ無理なので、コースを見ました。予測予測、アドリブで走ったが、感覚は良かったです。初日はドームだと、いつも脚が三角形になる。でも今回は初日からバッチリ合ってました。修正点は特にないが、まずは脚をリフレッシュ、リセットさせて疲労を残さないようにしたいです」
●2着の松浦悠士
「脚の感触は良くて、外並走でもいいかなと思ったけど、皿屋(豊)さんがバックを踏んだので、押し出されるように前に行きました。自分のペースでという感じで立ちこぎしていたら(山崎芳仁さんに)あ、来られました。でもペースが上がっていたし、出して3番手でもいいかな。1着と思ったけど、内藤さんが中を来ました。あれなら2角からすかさず捲ればよかったですね。脚はかなり良かった。だから駆けるか、2コーナーで行くかでした。脚をためすぎたのは後悔です。修正点はほとんどないし、来る前の感じが良かったし、そのいい形で競走できたので、あとは、仕掛けどころで自信を持って行けるようにしたいです」
●3着の渡部幸訓
「コマ切れだったし、取れた位置から。あとは山崎さんにお任せでした。打鐘から先行してくれたので、あとは自分の仕事だと思いました。松浦君が余裕を持ちながら捲って来た。張れればよかったけど、処理が甘かったですね。内藤さんは脚あるし、突っ込んでくるかなと思っていた。でもあそこは2車なので難しかったです」


■7レース
●1着の阿竹智史

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「雄吾が落ち着いて走ってくれました。僕は余裕がなかったけど、雄吾は2コーナーからまた加速して最後まで踏み切ってくれました。誰も来てないし、決まるかなと思っました。雄吾のおかげ!」
●2着の取鳥雄吾
「初手の並びが良くなったので、落ち着いて、しっかり行ければなと思ってました。(三谷)竜生さん切ってくれて、郡司(浩平)さんの切りも待ったが、中団取りの雰囲気が見えたので2コーナーで叩きました。あの距離なら何とかなるなと思って。阿竹さんとワンツー、少しホッとしている。小倉は大好き。めちゃめちゃ好きなんで、人気にも応えているのでいいのかなと。郡司さんに一度も勝ってなかったし、うれしい」
●3着の佐々木悠葵
「(3番手奪取)竜生さんが見てなかったので、ここしかないな、と思って内に入りました。ワンツーはできなかったけど、ポイント制なんで、2人で上位に入れてよかった。脚は落車してから悪い。でも逆にそれで、落ち着いて走れているのかなと思います」


■8レース
●1着の和田真久留

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「落車にひるんで、連結を外しちゃって、何とかワンツーを決めなければという思いでした。番手戦だったし、何とも言えないけど、自力でも戦えそうな雰囲気はありましたね。車番的に初手はどことか考えてなかったし、雄太もどうしたものかと思っただろうけど、うまく立ち回ってくれました。気持ちに余裕がありました」
●2着の渡辺雄太
「作戦と全然違ったけど、和田さんとワンツー決まってよかったです。調子はいい、思ったよりも体が動いている感じですね。外に平原(康多)さんが見えて、そこまで行けるとは思わなかったし、いいと思います。2走目にもつながったと思うし、また頑張ります」
●3着の成田和也
「竹内君が外に浮いたのは分かったけど、そこを超えてからの平原君の加速がすごくて、付け切れなかった。前まで行き切れず、渡辺君に入られた。体調は問題ないけど、追い掛ける形になって苦しかった。一走したので、次はもっとうまく走れると思う」


■9レース
●1着の尾方真生

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「しっかりと自分の力を出し切って走れたました。感触は悪くないと思います。しっかりと3コーナーで踏んで、その後も直線に入ってしっかりと踏めました。変わらず調子はいいと思います。しっかりと決勝に乗れるように頑張りたいです」
●2着の大久保花梨
「真生が駆けると思ったので、それよりも先に行こうと思ったけど、真生のダッシュがよかったです…。それからは後ろから行こうと思いました。うまく踏めた気がしたけど、やっぱり真生が最後まで踏んでいて、(尾崎)睦さんも横いて危なかったけど、何とか粘れたと思います。2日目は思い切って自分から行けたらと思います」
●3着の高橋梨香
「初手で前にいたかったけど、最後方になりました。だから真ん中まで追い上げて、そこから組み立てました。本当は内側が有利と思ったが、ごちゃついていたので、大久保さんの後ろがいいかなと。冷静に走れた。感触は良かったし、まず3着が取れてよかったです。2日目もいつも通りに走って、また確定板に載って、決勝に乗って大穴を出したいです」


■10レース
●1着の児玉碧衣

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「10Rは、自分で動く選手が多かったですね。柳原真緒の動きに対応できず、その後にホームでも誰も行かずヤバいなと思って、このままだ待っていると3コーナーで渋滞するかもと思って、だったら自分で1角から先に行った方がアンパイかなと思いました。ミポリン(太田美穂)に合わされるのかなと思ったので、焦って、2コーナーの下りを利用して踏みました。このまま連勝記録を伸ばしたいですね! 新車はまだ良くなるかなという感じで終わって、具体的なところは分からないけど、もう少し良くなるかなとは感じました。アラヤとの相性は抜群だと思います。自分のレースをして27連勝を作っていきたい」
●2着の柳原真緒
「仕掛けは早過ぎたと思いました。出切って、ペースで流して、児玉さんがいつ来るか分からないので、早めのタイミングで踏みました。児玉さんは最後に絶対に来るし、力を出し切って、勝てたらいいなと言う感じでした」
●3着の荒牧聖未
「児玉の後ろは出たところでという感じでした。(児玉に)離れてしまったので、そこは反省点ですね。もう一つ上の着だったらよかったけど…。離れたので、2日目は集中して頑張ります」


■11レース
●1着の高木真備

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「誰も行く気配がなければ、自分が先行と考えてました。ペースに入れる形の先行になったけど、前半をもう少し踏んでも良かったかなと思います。ケアしてきているので、体調はいいです。次はもっとトップスピードに入れられるように頑張ります。1着スタートができたし、この勢いで頑張りたいです!」
●2着の南円佳
「自力を出せるところからと思ったけど、展開に恵まれたし、脚をためて、自力自在に立ち回ろうと考えてました。道中、脚をためて最後に追い込む形を考えてました。(高木を追走)浮いてしまうかなと思ったけど、しっかりと前々に踏めましたが、思ったよりも伸びてなかったです。明日は頑張りたいです」
●3着の細田愛未
「自力を出してなくて、内を行っただけ。でも3着で良かったです。緩めば行こうと思っていたけど(鈴木)美教が行って、真備も行って…。内が空いたので内に行きました。状態はいいと思うけど、気が抜けないので、3着以内を目指したい。修正点はもうちょっと積極的に動けたらよかったかなと思います」


■12レース
●1着の小林優香

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「先に仕掛け切れなかったし、合わせられた部分がたくさんあったけど、どうにか1着でこれたと思います。梅川(風子)さんだけなく奥井(迪)さん、山原さくらさんもいて、自力型が多かったけど、先に仕掛けないとと思ってました。脚は問題ないけど、ずっと並走で苦しかったですね。男子のレース見ていても、捲りや差しが多かったですし。2日目は逃げ切れるように。もう少しセッティングを見つめ直したいです」
●2着の石井貴子
「(優香をマークで)3番車でしたし、強力自力型がそろっていて、捲り合戦になったらまずいと思ってできるだけ前の方と思ってスタートで出たけど、(位置を)取りっぱぐれて、一番最後方に下げたが、小林の後ろでしたし、コメントで早めに動きそうだったのでそこからと思いました。何とかタイミングを取りながら(追走を)と思ったけど、ついているだけでした。いっぱいいっぱいという言葉しか出ない。展開に恵まれているだけ。改善点だらけだけど、その中で精いっぱいに走りたいです」
●3着の梅川風子
「着以上に、自分のやりたいことを決めすぎた結果、ホームで余裕がなくなって、バックでいつもの捲りが出なかったです。レース勘というよりも、周りの選手の強さが自分に影響を与えています。その中で、余裕を持って打鐘を迎えるのかが大事かなと思った。失敗は糧になると思うので、明日以降につなげたいです」




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