見出し画像

第76回日本選手権競輪二日目レポート 特別選抜予選は平原康多、深谷知広が勝利! 三日目はガールスケイリンコレクション2022 いわき平ステージ!

ゴールデンウィーク真っただ中ですね。第76回日本選手権競輪が開催されているいわき平競輪場も今日は汗ばむぐらい暑かったです。
マスク焼けが…!
さて、ゴールデンレーサー賞の9選手が出揃いましたね。
昨日の初日特別選抜予選から、浅井康太、清水裕友、諸橋愛、二日目の初日特別選抜予選から平原康多、吉田拓矢、鈴木裕、深谷知広、佐藤慎太郎、大槻寛徳の9選手です。

注目は、深谷でしょう。今日の打鐘先行逃げ切りは本当に強いと感じました。スプリント仕様の身体を競輪仕様に変えたのだと思います。本人には聞いていませんが、今までの競走から推測してみました。大体後ろが一歩も動けないのは本当に凄いですし、番手の佐藤慎太郎が差しにいって差せない。これはかなりの仕上がりだと思います。
脇本と是非対戦してほしいです。決勝で。

深谷知広
佐藤慎太郎

また、平原のテクニックが流石です。吉田を残せるように走るのが上手い!この信頼感が良いですよね。他の選手も当然、このレースを見ていますから、平原が後ろを回った時には何をしなくてはならないかがわかると思います。

平原康多と吉田拓矢

そして二日目の一次予選。
勝っている選手はどのレースも光っていますね。

5レースの小川真太郎が良かったですね。番手の上手さが光っていました。捌きが上手い!
このさばきで決勝を目指して欲しいですね。

7レースの和田真久留の番手戦は見事でしたね。前々から嘉永泰斗の先行に合わせて踏み込んで番手勝負。上手く決まって更に追い込んで1着。このようなレースは記憶の片隅に置いておいた方が良いと思います。

8レースの北津留翼が良さそうです。大捲りで1着。強かったですね。番手の原口昌平もナイスアシストだと思います。

9レースの太田竜馬の捲りも強力でした。捲ってラインで出切って決めるのはスピードが決め手です。

負けたけど気になる選手が坂井洋。4着でしたが負け戦で狙えると思います。

車券的に考えるのなら、日本選手権競輪の大舞台で、勝った選手、負けた選手が何をしたのかをしっかり覚えておきましょう。想像力を働かせて選手たちが何を考えてレースを組み立ててくるのかが学習できると思います。
以前なら居酒屋で酒を飲みながら、競輪話に花を咲かせていましたが、今は色々なSNSがありますから、誹謗中傷ではなく、野球、サッカーなどのプロスポーツのように、大勢でレースについて盛り上がれると楽しいですね。
まあ、ギャンブル話は、いかに大金を賭けていかに負けたのかという自虐話が一番面白いと思いますけどね。勝った話を聞くのはどうして面白くないのでしょうかね(笑)

三日目はガールズケイリンコレクション2022 いわき平ステージが行われます。
二日目には参加7選手が集合してきました。
全員パワーが漲っていると思います。
良いレースが展開されると思います!

第76回日本選手権競輪二日目

《ダッグアウトから》

■5レース
●1着の小川真太郎

小川真太郎


「石原(颯)が復帰戦でどこまでできるかやりたいって言っていたので尊重しました。身体と気持ちはいっているんですけど、ちょっと動きが大きかったので無駄な動きもあったかなと思います。1着は流れで取れているだけなんですけど、気持ちと脚は今年に入ってからいい状態でキープできていると思います」
●2着の松谷秀幸
「突風的な風が吹いて脚をけずられたけど、それでも岩本(俊介)が仕掛けてくれました。でも、やっぱり重そうでしたね。小川君のとこにいくか、その後ろで脚を溜めるか迷ってしまって、ちょっと中途半端になっちゃいましたけど、レースも見えているし、余裕はあると思います」
●3着の鷲田佳史
「2月のFIも決勝に乗れたし、でも、さすがに4度目はないかなと思っていたけど、ここは本当に相性のいいバンクですね。体調もいいし、走れるかの自信は半々でした。でも今日は中井(太祐)君のおかげです」


■6レース
●1着の吉澤純平

吉澤純平


「坂井(洋)行けるところからっていう感じでししたね。最後は来ていたのもわかったし、前に踏むしかなかったです」
●2着の柴の崎淳
「(川口)聖二の好きなように走ってもらいました。巻き返しすかと思ったたんですけど、あんあところで止まると思ってなくて、あいつはおもったいないですね。あそこまで届いているし、脚はいいと思います。」
●3着の湊聖二
「佐々木(豪)君の気持ちが強かったんで頼もしかったですね。橋本(強)君の動きもあるし、でも、早く行かないと間に合わないし、色々と考えて走りました。競輪人生最後のダービーと思って出し切ります(笑)」


■7レース
●1着の和田真久留

和田真久留


「打鐘過ぎ中途半端でした。もっと踏み込めばよかったですね。もっと嘉永君が早く行くと思ったけど。引き切れなくて不本意でしたけど、ラインで決めるには引けなかったですね。前々にいないと勝てない風でした。昨日は走ってなかったんでフワフワしたけど、今日走って刺激が入りました」
●2着の嘉永泰斗
「自分のタイミングでどんと行こうと思ってたけど井上(昌己)さんが粘られたので失敗ですね。自分の脚は問題ないです」
●3着の小原太樹
「あの展開なら2着に入りたいところなので、修正していきたいです。昨日の休みの分、身体が動かなかったのかなと思うので、今日で刺激が入ったと思います」


■8レース
●1着の北津留翼

北津留翼


「バックがすごい向かい風だったので、そのおかげで捲れました。ワンツー出来てよかったです」
●2着の原口昌平
「自分が前を走るべきかもしれないけど、北津留さんの方が前の方がいいかなと思ってついていきました。北津留さんが全部やってくれたので、2着に入れましたね。初めてGIで勝ち上がれて、全部北津留さんのおかげですけど、嬉しいですね」
●3着の久米良
「ついていって、余裕はなかったけど、感触はよかったので、そこはプラスにとらえてました。僕が一番伸びるコースだったし、無風状態だったのは大きいと思います。せっかく二次予選にあがれたので、状態をキープしたいですね」


■9レース
●1着の太田竜馬

太田竜馬


「警戒はされると思っていたので、行けるところで一気に行きました。風強いんできつかったけど、脚はいいと思います」
●2着の三宅達也
「風もきつかったし、けっこう詰まったり空いたりしていたのできつかったです。最後はもうワンツースリー決まったと思ったんで、あとは思い切りゴールまで踏むだけだなって思たら偶然抜けました」
●3着の柏野智典
「太田の力が抜けていたし、中団からが一番よかったけど、誰も出なかったら前も話していたので作戦通りの位置取りでした。何回か行けそうなタイミングあったし、捲りよりも先行の方がリスクないかなと話していたし、打鐘で行くかなって思って、何回か踏んだんできつかったです。2コーナー過ぎから踏んでいって、太田は行き切るなって感じで、僕はもうきつかったけど、とにかくつききろうと思ってついていったところで2センターの煽りを受けてちょっと慌てました」


■10レース
●1着の平原康多

平原康多


「基本は拓矢に任せてます。拓矢があれだけ頑張ってくれたんで、自分もスイッチ入りましたね。(山田)庸平を止めて、内に入ってこられて厳しいかとおもったけど、なんとか凌げてよかったです。2車で、あの競走でワンツーが決まったのはしびれますね」
●2着の吉田拓矢
「平原さんとワンツーがなかなかなかったので嬉しいですね!」
●3着の鈴木裕
「全て郡司(浩平)に任せていました。郡司の動きに対応出来ているし、流れは見えていますね。郡司が内につまったから3着に入れたけど、そうでなければ4着だったと思います。でも、ゴールデンレーサー賞に乗れたのはかなり嬉しいです」


■11レース
●1着の深谷知広

深谷知広


「ライン的も先行だと思ったので、あとはどのタイミングで行くかだけでした。打鐘から落ち着いて、自分のペースでしたし、松浦(悠士)の動きも気にしながら、逃げ切れているので今日は100点だと思います!」
●2着の佐藤慎太郎
「深谷が自分の好きなペースで行ってくれましたね。かかっていたので、捲ってくるのはきついだろうなとは感じていました。深谷の踏み直しがすごくて、僕は脚も削られていたので、抜くのは苦しいかなとは思っていました」
●3着の大槻寛徳
「ちょっとホームで絡まれたけど、対処はできました。走る前は離れるかと思ったけど、迷惑をかけないでよかったです。今日は最高の結果です」


■ガールズケイリンコレクション2022 いわき平ステージ

1番車・児玉碧衣

児玉碧衣


「一昨日まで練習してきて、タイムもいい時と同じくらい出ていたので、レースでしっかり出し切るだけですね。初めてビッグレースを優勝した競輪場だし、しっかり自信を持って走れると思います」


2番車・小林莉子

小林莉子


「走りっぱなしで疲れていた部分もあるけど、ここに向けて気持ちもあげてこれたので頑張りたいです。いわき平は前回の佐藤水菜選手に引きずり回されたイメージが強過ぎるので、それを払拭できたらいいなと思います」


3番車・鈴木美教

鈴木美教


「あの落車から意識が変わって、悔いなく走ろうっていう意識になって自力も増えたし、力もついてきているなって思います。ここは直線長くて、けっこう好きです」


4番車・荒牧聖未

荒牧聖未


「ここの権利を取るためにやってきてちゃんと取れたので、今度は本番で結果を出したいと思います。しっかり攻めるレースで力を出し切りたいです」


5番車・石井寛子

石井寛子


「コレクションの優勝を忘れるくらい前回の取手の負けが悔しくて、たくさん練習しました。それで疲れたけど、ここに向けてできたと思います。ここは直線も長いし、好きなバンクですね」


6番車・尾方真生

尾方真生


「単発のレースもだいぶ慣れてきました。脚力的にはまだまだな部分も多いですが、1周以上逃げる力はだいぶついてきたと思います。しっかり自力で頑張りたいです」


7番車・柳原真緒

柳原真緒


「トライアルでしっかり2着を取れなかった悔しさがあったので、チャンスをいただけたという気持ちです。伊東のガールズコレクションを走った時と今の走る時の気持ちが違うし、今年はガールズグランプリに乗りたいっていう気持ちで走っています」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?