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第76回日本選手権競輪(GI)決勝メンバーが確定!競輪界最高峰のGI優勝者がいよいよ決まる!

いわき平競輪場内を散策してみました。例年いわき平競輪場内はイベントテントが沢山あるので気にはなっていたのですが、時間がなく、5日目の本日いってみました。
予想会や、イベントステージ、フードテント、そして競輪とオートレースの補助事業のテント、選手会テント、地元名産物産テントなどあり、朝から晩までいても楽しめるのではないかと思いました。
気になったのは物産テントと選手会テント。物産テントでは、地酒、酒のつまみ系が販売されていて、何気に購入意欲が高まってしました。選手会テントでは、日本選手権競輪グッズなど、ここでしか買えないものがおいてあり、こちらも買いたいアロハシャツが燦然と輝いていました。
最終日も販売しているので是非お買い求めください。

では5日目のレポートです。

本日は準決勝3個レースが9レース、10レース、11レースで行われ、決勝メンバーが出揃いました。

9レース
渡邉雄太が赤板過ぎ、前に出るが、眞杉匠がすかさず巻き返し、打鐘前で先行態勢に。その3番手を内に渡邉、外に山口拳矢で取り合う。残り1周で山口が3番手を取り切るが先行し、その3番手で山口拳矢と渡邉雄太が位置を取り合い、山口が取り切る。それをみた渡邉の番手の郡司浩平は、外の松岡健介をどかし、捲るタイミングを見計らう。最終3コーナーから山口が踏み込むが踏み込めず後退。浅井康太が内に切り込む。その外を郡司、清水裕友が捲り発進。ゴールでは眞杉の番手の守澤太志が1着、2着到達の郡司は松岡をどかしたときに接触し松岡の自転車を壊したため失格。3着到達の清水、4着到達の眞杉が繰り上がり決勝進出を決めた。

先行する眞杉、後ろに守澤。中団で山口と渡邊が位置の取り合い。
ゴール

10レース
残り2周前で平原康多が上昇し、深谷知広を抑えて前に出ると嘉永泰斗、荒井崇博ラインが更に前に出て打鐘から先行。後方に置かれた深谷は前に出ようとしたが、山田久徳の牽制にあい前に出切れず。この時、深谷の番手の鈴木裕が落車。そのまま一本棒で最終3コーナーを回ると荒井が踏み込みその外を平原が追い込む。そして、平原番手の佐藤慎太郎が中割りゴール。平原1着、2着荒井、3着佐藤となった。深谷はわずかに届かず4着。

先行する嘉永泰斗、後ろに荒井崇博。その後ろに平原康多と佐藤慎太郎。
ゴール

11レース
残り2周前で太田竜馬、園田匠ラインが動き前に出ると、そのラインの後ろに新山響平、大槻寛徳ラインが車間を切って、脇本雄太、古性優作、東口善朋ラインの上昇に合わせるために待ち、その後ろに吉田拓矢、諸橋愛ライン、脇本ラインが続く。打鐘前に脇本が上昇開始、それに合わせて新山が踏み込み前に出るが、この時大槻が離れ新山一人で脇本と先行争いに。しかし、引いて3番手に入ろうとしたが、東口に被され後退。この後ろで太田と吉田がやり合い太田が位置を取り切って最終バック過ぎに捲り発進したが、不発。古性が脇本を捉え1着、2着脇本、3着東口となった。

残り1周。先行する脇本雄太-、ピッタリマークするのが古性優作。
ゴール

この3レースの感想は、決勝に勝ち上がった9選手は全員強い!ですね。
で、どのラインも同じぐらいの強さなのではなかろうかと感じました。
今日のレースを見る限りでは脇本も絶好調とはいいがたいのでないかと思います。古性に僅差で差されているわけではないからですが。
上手いと感じたのは平原。さすが大ベテランの域に達してきたと思います。
では、
決勝のラインはというと
眞杉匠-平原康多-佐藤慎太郎
守澤太志(単騎)
清水裕友-荒井崇博
脇本雄太-古性優作-東口善朋
となっています。
眞杉と脇本がバチバチに先行争いをするなら、清水-荒井の捲りが決まりそうですし、パワーで脇本が他をねじ伏せ、先行してくるなら、番手の古性が有利となりそうです。
が、脇本ラインと眞杉ラインが並走状態になると古性と平原の大競りも考えられますし、決着がつかないと、清水、荒井のラインが捲り切ってワンツーもありそうです。
個人的には、荒井、清水から流したいですね。

さて、どうなる決勝戦!決勝戦の発走予定時刻は16時40分です。
お見逃しなく!

《ダッグアウトから》

■9レース
●1着の守澤太志

守澤太志


「初手で前でも後ろでもしっかり先行って言ってくれていたので、信頼してついていきました。叩きに来たのかと思ったら、(後ろで)止まったのでこれはいい展開だなと思いましたが、しっかり後ろも警戒しながら冷静に走りました。2車だし内を空けたくないなって思っていて、眞杉君が全部合わせていて、本当に眞杉君が強かったです。最後はSSの2人が来ていて抜き過ぎましたけど、結果3着になってくれてよかったです。自分の調子はわかんないけど、ラインの選手が頑張ってくれているおかげですね」

●2着の清水裕友

清水裕友


「(渡邉)雄太は出させて、最悪山口(拳矢)君は出させないようにと思ってました。中団は取れるだろうって思っていたら、山口君がカマシに乗ってきたので難しくなりましたけど、落ち着いてはいましたね。今日も脚は使ってなかったとはいえ、最後伸びているし、コンディションは悪くないと思います」

●3着の眞杉匠


「(後ろが)並走になっていたのはわかっていたので、できるだけ引っ張って引っ張ってと思ってました。昨年よりは成長できていると思います。決勝に乗れたのは大きいですね!」


■10レース
●1着の平原康多

平原康多


「かなり厳しい展開になるなって思って1回切りにいきました。(九州が来た時に)あそこでペースを上手くピッチをあげないでいた方が深谷(知広)が引き切るのが遅くなるので最終的に前々にいれるかなと瞬時に判断しました。ああいう風になったら開き直って走るしかないですからね。慎太郎さんと一緒の番組になったので、なんとしても地元の選手は決勝に乗せないとなって思ってました。最後は慎太郎さんに中割ってもらった形ですね」

●2着の荒井崇博

荒井崇博


「嘉永(泰斗)の頑張り、それ以外ないですね! あれだけ頑張ってくれたら、決勝に乗らないと失礼なんで、精いっぱい行きました。チャンスが来たらGIの決勝に乗る準備はしてきたのでよかったです」

●3着の佐藤慎太郎

佐藤慎太郎


「どういう結果であれ、平原に任せてました。イナショウ(稲川翔)が入って来たのはわかったので、もう少し勢いつけて踏むなりしてからと思ったんですけど、まずイナショウのコースをつぶしてということで自分の勢いもころしたので、その分伸びなかったですね。地元のダービーの決勝に乗れたのは本当に嬉しいですね。気合は自然にはいちゃうと思うのでリラックスして走りたいと思います」


■11レース
●1着の古性優作

古性優作


「今回の脇本さんは作戦を決める時から調子がいい時と同じだったので、もう安心してついていきました。自分の調子はここにきてはまってきた感じがしますし、決勝も楽しみですね!」

●2着の脇本雄太

脇本雄太


「すんなりは駆けさせてくれなかったですけど、それを力でねじ伏せられたのでよかったと思います。新山(響平)君は同じナショナルチームですし、より一層警戒はしてくるなと思ったので、それがああゆう風な形になったのかなと思います。打鐘で新山君の番手にはまろうという思考回路になったけど、ラインで決めるためにはしっかり前に踏まなきゃと思ったので、精神面ではよくなってきたのかなと思いますけど、脚はまだまだ満足いく感じではないですね」

●3着の東口善朋

東口善朋


「前の2人とも強いですし、脇本、古性と一緒に走るために練習してきましたし、こうして決勝に3人で決められてよかったです! 気持ちも脚も入っていますし、チャンスをものにできるように頑張ります」




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