学生指導の経験から

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福田のポリシー
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患者に向き合う時も、スポーツ選手に向き合う時も、学生に向き合う時も大事にしていること。
『目標・目的を共有』
どんな相手でもどんな立場でも、ここは必ず抑える。

リハビリの時
患者→「私は髪の毛が洗えるようになりたい」
福田→「スムーズに歩けるようになりましょう!」
#例えが極端か
ここまで相手の目標と自分の目標がずれることはないでしょうが
福田→「手を上に伸ばして高いものを取れるようになりましょう」
患者が求めていない、自分のエゴを押し付けるのはどうでしょう?
僕は上手くいかないと思います。本来、患者が求めているものは何か?寄り添って一緒に目標を定めていくことが大事なんじゃないでしょうか。
#エゴを押し付ける人は信用されない

ってなわけで
学生指導の初日に、相手のことを知るために
質問をしてみました。
①理学療法士になろうと思ったきっかけ
②どんな理学療法士になりたいか

①については
何か目指した時のきっかけって、とてつもない感情の動きがあったと思うんですよね。
「何かになりたい」「役に立ちたい」など+のエネルギーが溢れ出した瞬間だと僕は信じています。なので、これを聞くことで学生に初心を思い出してもらうついでに、学生の人間性を知るきっかけにしています。
②について
理学療法士は年間1万人以上輩出されています。
いろんな分野、いろんな場所で活躍できる仕事です。その中で学生がどんな理学療法士像を思い描いてるのか確認します。

こんな質問をした後に、僕の考えを伝えて2人で目標を掲げました。
【相手のことを想う理学療法士になろう】
患者はもちろん、上司・後輩・同僚に対し、相手の立場になって考えたり、気遣いができたり、思い遣りができる理学療法士になって欲しいと伝えました。

ここで明確に学生と『目標・目的を共有』したことで、指導方針がぶれることもなく、この目標にそぐわない行動を学生がした場合にしっかり注意することができました。

ちなみに辞書では
指導:ある目的・方向に向かって教え導くこと
と書いてあります。指導するには必ず、目的や目標、方向を示す必要があるんですね!
#先の見えない指導は恐怖すぎてついてけない
目的・方向が分かっているから、修正ができるし、お互いに間違いに気付くんだと思います。

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