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ストーリーと理学療法

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物語(ストーリー)を話すように
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最近、物語という言葉を非常に意識しています。
有名企業のトップが職員の意識や向かうべき方向性、ビジョンなどを共有するために
企業が進むべき道を物語(ストーリー)を持たせることによって、目的が明確となり行動指針が定まり企業が成功する。
というような話はよく聞くところだと思います。

物語を持たせるてすごい大事だなと感じていて、僕は患者さんとゴールを共有するときや新人教育の方針を決めるときなどに用いるように心がけています。

患者さんとのケースでは
理学療法評価→現状を把握→統合と解釈→ゴール設定
と、まあざっくりこんな流れだと思います。
ゴールを共有するためには、現状をしっかりと把握してもらい、どういう経過を辿る可能性があるのか、そこには“こんなリスクがあります“や“ここを乗り越えるときは辛いですよ“など予測される出来事を伝えます。そしてその先には“明るいゴールがありますよ“と伝えるようにしています。
この時にゴールのみを伝えてしまっては、すぐ目の前に何が起こるか、わからなさすぎて不安でしょうがないと思います。そうすると患者自身が治療者の意図と違う行動などとってしまったり、患者との信頼関係は築きにくいのではないでしょうか?

まだまだ、上手く共有できていないことも多いですが、これからも意識していこうと思っています。

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