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親子で学ぼう『あし』と『くつ』

初めまして
理学療法士の福田佳祐と申します。
整形外科に勤めて、足と靴の事に関して勉強を重ねてきました。
その中で大切だと感じていることをまとめています。

この記事は“親子で学ぼう『あし』と『くつ』"講演会用に資料として作成したものです。お子さんの『あし』や『くつ』をチェックするきっかけになっていただければ幸いです。

親子で学ぼう『あし』と『くつ』の申し込みは下記リンクからも可能です。

  • お子さんの『あし』をしる

  • 『くつ』をしる

  • 正しい『くつ』の選び方をしる

  • 正しい『くつ』の履き方をしる

この記事を読んだ後にはお子さんの『あし』と『くつ』に向き合ってみてください

『あし』をさわってみよう

『あし』のトラブルに気づいていますか?

左)外反母趾 中央)浮趾 右)シーバー病
  • 外反母趾(がいはんぼし)

  • 浮趾(うきゆび)

  • シーバー病(しーばーびょう)

  • 内反小趾(ないはんしょうし)

  • 足底筋膜炎(そくていきんまくえん)

『あし』のゆびが曲がったり、つめが曲がったり、痛みがでたり
トラブルを数えたら数え切れません
自分やお子さんの『あし』をじっくり見たことはありますか?

まめ や たこ の場所も見てみましょう

まめやたこは…

  • よくこすれる場所

  • よくあたってる場所

に出来ることが多いです

『くつ』の中で『あし』が動いてこすれたり
ふんばるために同じ場所にあたったりしていることがあります
そこから、痛みやゆがみ、曲がったりなど様々なトラブルを引き起こします

  1. 外反母趾(がいはんぼし)要注意

  2. 浮趾(うきゆび)、開張足(かいちょうそく)、柔らかすぎる『あし』

  3. 内反小趾(ないはんしょうし)、歩くときの横揺れ強い

  4. 踵に体重が乗り過ぎている、後方重心

  5. クロートゥ、『くつ』の中で『あし』が前滑りしている


『くつ』をさわってみよう

もしかしたら、『くつ』の問題かもしれませんよ
お子さんの『くつ』は『あし』にあっていますか?
お子さんの『くつ』はボロボロになっていませんか

左)『くつ』すり減り方 右)『くつ』の変形、傾き

左の画像は『くつ』のすり減り方で
すり減り方には履いている人のクセが出ます
歩きのクセで『くつ』の同じところばかりすり減るので
『クツ』はだんだん変形していって、『あし』に負担がかかりやすくなります

右の画像は『くつ』の変形や傾きで
同じように履いている人のクセが出ます
しかも右、左違う変形をしてしまうことが多いです
そんな『くつ』をいつまでも履いていると
『あし』に良くないのはもうお分かりですよね

大事なのは『くつ』の寿命を見極めて、ボロボロになった『くつ』を履き続けないこと

今、お子さんが履いている『くつ』はどうでしょうか?

いい『くつ』とは?
『あし』、『くつ』は歩く時に1番最初に地面に接触するところ
その『くつ』がいい状態ではないと、もちろんトラブルが生まれます

いい『くつ』の条件

  • 踵(かかと)がしっかりしているもの

  • つま先の付け根でのみ曲がるもの

  • 調整具(ひも・ベルト)がついているもの

左)踵がしっかりしているもの 右)つま先の付け根でのみ曲がるもの

『あし』の大きさをしろう

『くつ』の中で『あし』が動く
この原因で1番に考えられるのは
『くつ』のサイズと『あし』のサイズがあっていないこと

お子さんの『あし』のサイズ測ったことはありますか?
『あし』のサイズを測るためには道具が必要になります
スポーツ店や靴屋などに測る道具が置いてあることがあって
まずは測ってお子さんの『あし』が本当にどれくらいなのか知ることが大事

案外思い込みなどで決めちゃってることがあるかもしれませんよ

『あし』のサイズを測る道具

もし測る道具がなかった時に
簡単に確認する方法は....
『くつ』から中敷(インソール)を外します
その上に『あし』を置くことでだいたいのサイズがわかります

ポイント

  • かかとにあわせる

  • つまさきと中敷(インソール)の差が指1本分ぐらい
    →捨て寸(すてすん)


『くつ』の選び方をしろう

一番大事なのは
『あし』のサイズにあった『くつ』を選ぶこと
理想はジャストサイズですが
メーカーや『くつ』の種類によってもサイズ感や履き心地が変わります

なので、、、
試し履きをすることが大事です

  1. ジャストサイズ

  2. 0.5cm大きい

  3. 1.0cm大きい

  4. 1.5cm大きい

という順番で履き比べるといいでしょう

ちなみに試し履きするときにポイントがあって

『くつ』の履きやすさで選んでしまうと『あし』に合わないことが、、、

履きやすさ=『あし』の入れやすさ=『くつ』の脱げやすさ

『あし』の出し入れしやすさで選んでしまうと
『くつ』が脱げやすいので運動など激しい運動を行うときには
『くつ』の中で『あし』が動くので
『あし』のトラブルを引き起こす要因となってしまいます

『あし』にあった『くつ』か確認するときは、履いて歩いてみましょう!
歩きやすさや動きやすさで決めることが大事


『くつ』の履き方をしろう

『あし』を測った!
サイズのあった『くつ』を選んだ!
いい条件の『くつ』を選んだ!

それだけではまだ『くつ』の中で『あし』が動く可能性があります!!
『くつ』はあくまでも既製品(それぞれの『あし』にピッタリではない)です

よりフィット感を高めるために
調整具であるひもベルトがあるんです

ひもやベルトもしめればいいだけではなく
ポイントがあります

くつひものしめ方

  1. かかとをトントン

  2. つま先をあげたまま

  3. 下からゆるめ、きつめ、適度に

黄色の丸がポイント

しめ終わったあとに『あし』の形がわかる様になってたらバッチリです

ベルトのしめ方

  1. かかとをトントン

  2. つま先をあげたまま

  3. ベルト部分を『あし』にあうようにしっかりしめる

ベルトタイプも基本的には同じですが
どうしてもくつひも程の調整は難しいと思います

だからこそ
より『あし』にあった『くつ』選びをすることが大切です

また、、、
小学校低学年のお子さんでは
くつひもを自分で結ぶには力が少し足りません

できる限り激しい運動の前には
お父さん、お母さんと一緒に『くつ』を履きましょう!


まとめ

  • お子さんの『あし』を知って

  • 『くつ』を知って

  • 正しく『くつ』を選んで

  • 正しく『くつ』を履く事が出来た

これで『あし』のトラブルは減らせるはず!

最後まで読んでいただきありがとうございました

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