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学生指導から学んだこと

学生指導から感じたことを書きます。

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相手に伝わる表現
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指導するにあたって一番頭を使ったのが、自分の考えなどを伝える時です。
自分の頭の中をそのまま伝えようと思っても、伝わるわけがなく、相手はポカンです。そこで伝わらないのを相手のせいにしてしまうのは簡単ですが、あまりカッコよくはないので、どうやったら伝わるか毎回考えます。もちろんそれでも上手く伝わらないことはあるので試行錯誤しながら伝えていきます。

僕が意識していたことは、『学生が知っている情報を使って伝える』です。

僕も理学療法士として7年目になったので、それなりに知識はついてきた方だと思います。なので何気に専門知識や臨床での常識など、まだ学生では知り得ない情報・知識を使って伝えたりすることがあります。いっけん指導者っぽくて、「おおー」てなりがちですが、学生はただでさえ新しい情報が入ろうとしているところに、知らない情報・知識がポンポン飛んできたら頭こんがらがりますよね。
「そんなのも知らないの?調べてこーい」というのは簡単です。
しかし、学生は教わりにきているので、そこをちゃんと立ち止まって噛み砕いて説明するのは指導者の義務だと感じています。

#教えてもらうのが学生の権利
#伝えるのは指導者の義務

なので、、、
『学生が知っている情報を使って伝える』ことを意識しています。
そのためには、学生とこまめにコミュニケーションをとって、どんな情報を知っているんだろう、どんな知識を持っているんだろうと日頃からリサーチしとかないといけないと思います。

もちろん知っておかないといけない情報・知識もちゃんと伝えます。なるべく理解しやすいように、そして自分でも調べてもらいます。

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ノートを活用
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僕は言葉で表現するのは、まだまだ得意な方ではないので、イメージや図形で伝えるようにしています。
そんな時に役に立ったのが、学生の1日のフィードバックの時に使う1冊のノートです。
基本的には、その日のまとめや伝えたいことをフィードバックの時間に、あれやこれや書きながら説明するためのノートです。それを毎日もって帰ってもらって、自宅での学習の時や振り返る時にみてもらうようにしていました。
ここでは、キレイに書くわけではなく、その時浮かんだことを書いたり、疑問に対する解決策を書いたりと、図形や矢印をふんだんに使って説明します。
すると、学生に伝わりやすかったり、自分の考えがまとまったりと良いことづくしでした。
1冊のノートを2人で作り上げていく感じなので、2人にしかわからない内容になっていますが、2人にとってはめちゃくちゃ意味のあるノートの使い方だと思っています。
これは、これから指導する際にも使っていこうと思っています。

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