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パラスポーツのフロアバレーボールを体験してきました!

あけましておめでとうございます!19期のみづきです。

新年早々、Unispoはフロアバレーボールというパラスポーツを見学・体験してきました!

今回の記事では、フロアバレーのルールや、実際に体験した際の感想について詳しく書いていきます。

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やってきたのは、二俣川にある『神奈川県ライトセンター』という、視覚障がいの方やそのサポートをする方のための総合的な福祉施設です。

練習を見学させていただいたのは、以前からUnispoと親交のある浦野選手が所属する、悟空倶楽部というフロアバレーチームです。

今回はこの施設の体育館で行われた練習に混ぜていただきました。

フロアバレーボールとは?基本情報を解説

そもそも、フロアバレーボールとはどんなスポーツなのか、知らない方に向けて簡単に解説します。

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「フロアバレーボール」は、視覚障がいの有無に関わらず、誰でも楽しむことができるニュースポーツとして全国に広まっています。

基本的なルールは6人制バレーボールに基づいていますが、最も大きな違いは、ボールをネットの上に通すのではなく、ネットと床との間を通過させて相手コートに打ち返すところです。

「打ち返す」といっても、かなり激しいぶつかり合いにより、迫力満点の音がしますので、是非一度見て頂きたいです。

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プレーヤーは、フロント競技者(前衛3名)バック競技者(後衛3名)の合計6名です。

フロント競技者は必ず「アイシェード」というアイマスクを付けて、目が全く見えない状態でプレイをします。ですので、フロント競技者の頼りは、バック競技者の適切な指示がとても大切です。

バック競技者は視覚障害がない晴眼者や、視覚障害があっても弱視などボールの動きが見える人が担当します。

コートは、6人制バレーボールと同じで、縦18メートル・横9メートルのコートを使います。コートの真ん中にセンターライン。そこから3メートルずつの所にアタックラインがあります。

フロアバレーの基本的な2つのルール

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まず最初に、バック競技者として守るべき基本的ルールはこの2点です。

1.足を(意図的に)使ってはダメ

2.手のひらで打ち返してはダメ

また行動できる範囲は、アタックラインからエンドラインの間です。

一方でフロント競技者はコート内ならどこでもプレイ可能です。

そして球出しから基本的な動きを学び、レシーブやアタックのやり方についても教えていただきました。

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ちゃんと腰を落として打たないと、ボールの芯を捉えることができず大変でした。意外とボールって真っすぐいかないんです。

試行錯誤を重ねた結果、ボーリングのようなフォームが一番ボールが綺麗に飛ばせたかなと思います。(あくまで主観です笑)

いざ、実戦!

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最後に学生さん達の思い出作りにと、ご厚意で貴重な練習時間を割いて私達を試合に混ぜてくださいました。

ポジションはバック競技者。ローテーションの動きや、サーブやレシーブ、アタックなどを学びました。

実際に中に入って感じたことは、見ているよりとってもとってもハードということです。

普通のバレーより守備範囲が広い+ボールのスピードも速い、ので試合展開が目まぐるしいです。

また、フロント競技者への「センター前3枚」「右に2です」など、試合中に飛び交う声掛けが非常に重要だと感じました。

全身を大きく使う競技なので、体験した翌日はちゃんと筋肉痛になりました。(笑)

施設の工夫

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余談ですが、この神奈川県ライトセンターは視覚障害の方のための施設ということで、至る所にさまざまな工夫が見られました。

まず、階段や受付、更衣室にそれぞれ違った音楽が流れ、見つけやすい工夫がされていました。

また、フロアバレーで使用した得点板の右下には点字がついていて、視覚障害の方も得点が数えやすいようになっていました。

フロアバレー体験まとめ

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フロアバレーを体験しましたが、視覚障害の方も晴眼者でも本当にフラットに楽しめるスポーツなのが新たな発見でした。

以前シッティングバレーの体験に伺った際も、健常者の方や子どもが参加していました。

今までの私は、パラスポーツというのは、何か障害のある方のみが行う競技かと思っていました。

ですが、こういったUnispoの活動を通じて、パラスポーツは障がいの有無に関わらず、老若男女が楽しめるスポ―ツだということに気づかされました。

2020年になり、ついにパラリンピックが開催されます!なので、それまでによりパラスポーツの認知度を高め、スポーツを通じてみんなで楽しめる場が増えていくように、活動していきたいと思います。

今年のUnispoも、頑張ります!よろしくお願い致します。

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