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独身中年男性の日記もどき3

早くも見出し画像のネタが尽きました。刑です。
仕方ないので今後は知人のちょっと嫌がりそうな画像などを貼り付けていきたいと思います。心が痛みます。

ところで皆さんはInstagramというSNSをご存知でしょうか。
持たざる者たちが承認欲求を満たすために血肉を捧げてセルフィーや飯の画像を上奏し続ける、無限地獄を模したメタバース空間のことです。

東に乳を揺らす女がいれば、西にデカ盛りを上げ続ける男あり。
夏は来ず、厳冬が数度訪れ、人々は憎しみの果てに争い、やがてすべての生き物は死に絶える。さながらラグナロクの舞台のようです。

かく言う私も、ただの独身中年男性たる自身を虚飾で彩り承認欲求を満たすため、飯やセルフィーの画像を上奏することもあるのですが、先日、そんな地獄のセルフィーにコメントをくださったハイパーメディアクリエイターしまおまほ女史の、髪型に関するお言葉が、思いのほか自身の現状に刺さる内容だったのです。

深い。

思えば若い時分から、逸脱者、アウトサイダー、傾奇者、とにかく特別なオンリーワンになりたい一心から、只者ではない容姿、ビッグマンな言葉遣い、奇矯な振る舞いなどで他者との差異を生み出そうと踠いて参りました。
それも若いうちならいいのですが、時空を超え、宇宙を超え、若者を超えてからも、その意識は衰えず、気づけば「痛い」独身中年男性が、そこに鎮座ましましていたのです。

僭越ながら私が所属していたDJチーム『(有)申し訳ナイタズ』というヤクザ組織にはスペシャルなタレントの持ち主しかおらず、このモノホンプレイヤーたちに食らいつかねば、気持ちで負けんなよ、なんで俺だけ必殺シュートがないんだ、と『キャプテン翼』の石崎くんのような気持ちで過ごしていたのを、つい昨日のことのように思い出します。

蠍食い街宣車ロッカー、ギュウゾウ申し訳Jr.
サンバイザー説教番長、掟ポルシェ申し訳Jr.
変態服装倒錯者、オギィ申し訳Jr.
家系代表取締役、GEE申し訳Jr.
ラッパー屁理屈坊主、宇多丸申し訳Jr.
そして歩くデヴィッド・リンチ、ミッツィー申し訳

私が新人だった頃は人間核弾頭、トシマツ申し訳Jr.も所属していましたが、唯一まともなヒューマノイドだったこともあってか、程なく抜けられましたね。と、話がだいぶ逸れてしまったので、この辺の話はまた別の機会に。

とにかく、この先は一介のコスモポリタンを自覚し、慎ましやかに生きていければと思います。

令和4年6月7日

8時に起床。
顔を洗い、歯を磨き、ラジオ体操、点呼、安全確認、刑務開始。

夕方頃に退勤。
久しぶりにセブイレのおにぎりを買ったらオニスズメのティアーズな大きさになっていて日の本の貧しさを実感いたしました。

フィジカル:まだ舞える
メンタル:まだ翔べる

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