Anyways / わたしはロランス
「わたしはロランス」(2012 / カナダ・フランス)という映画の原題は「Laurence Anyways」なんだけど、この Anyways がすごくいい!という話をしてもあまり伝わらない。伝わり難い。感の鋭い友人にこの映画を勧めたところ、返す刀で「原題がいいね」と言ってきたが、観てもいないくせに、いやマッタクその通りです。
より適切な邦題を考えてみたことがある。「なにわともあれ、ロランス」うーん、語呂がよくない。「絶対わたし」「意地でもロランス」うーん。
辞書の記述を見てみると、
■ anyways / anyway(副詞)
1. とにかく、何だかんだ言っても、どうせ、どっちみち
2. 何としても、どうしても、意地でも…とある。
「わたしはロランス」は、この辺り全部含めて「わたしは」とまとめちゃっているので、上手いといえば上手いけど、ちょと物足りない。
「変えられないものは変えられない、しかし変わらないものは変わらない、とにかく、なにわともあれ結局私はロランスなのよ、意地でも」あたりが直訳になるのだろうが、それだとタイトルとしてちょっと長い。
と思ったが「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」というタイトルの歌もあることだし、長くてもいいか。
とか思ったけど「わたしはロランス」でいいと思う、エニウェイズ。
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