第2回Youtube詰将棋感想

天月様の主催された第2回Youtube詰将棋コンテストについて。
作者および解説を見た上での各問題の感想を簡単に。
全問はさすがに厳しいので、自分が4点以上付けた問題+解説を見て4点以上の評価に変わった問題のみ(漏れた方ゴメンナサイ…)。
図面・作意等は当該動画を参照してください。

No.4 「бを超える数」 裏短コン解説待つ様

 投稿時はタイトルの意味がわかっていませんでした。「超える」というのは「全日程完了が、第6回よりも後になってしまう」という意味だったのですね。動画を見て納得です。
 タイトルも巧いですが、作品としても巧く、おそらくベテランさんの作品と思われます。どなたなのでしょうかw

No.11「〽ババンババンバンバン♪」ほっと様

 旨過ぎて5点を付けてしまいましたが、評点があまりにも伸びずにびっくりしました。減点材料としては、銀でない手(8手目)が混ざっており、銀が一周する作品に比べてしまうと…といったところなのでしょうか?皆様かなり厳しいなあと思いました。
 作者予想は馬屋原さんを予想してハズレ。

No.14 無題 nono_y様

 短評でも書かせていただきましたが、「▲73角、▲64飛」「▲45角、▲36飛」という異なる2組の駒で空き王手が、(序を除いた)5手(つまり王手機会3回)のうちに2手入るのは、なかなか凄いのでは?ということで高得点をつけましたが、結果はあまり点数が伸びませんでした。
 作者予想は斎藤さんを予想してハズレ。

No.15 無題 Relax様

 パッと見たときは「何をやっても詰むのでは?」と思いましたが、よくよく読んでみると限定されている。予想通り高得点(5位)でした。
 作者予想はnono_y様を予想してハズレ。

No.17 無題 奥鳥羽生様

 他の方もコメントされていたように、2手目△33合が、奇麗な手順で同手数駒余りで割り切れている(=変同・変長にならない)ところを評価しました。作者は提燈様を予想してハズレ。

No.18 無題 かいりゅーになりたい様

 5手目▲46金が、土台がなくなってしまうため指しにくい手でした。
手順の組み立てが、いかにもベテラン勢を思わせる巧さだったのですが、どちらかといえば新人の方で驚きました。皆様の作者予想に芹田修様が集中したということは、私以外の回答者もベテラン作だと感じた、ということでしょう。私は電子れいず様を予想してハズレ。

No.21 無題 風みどり様

 飛車不成の意味付けが作意手順に出てこないため、誤解者が出ると予想しました(実際2名出たようです)。作意中6手目△35玉が当初見えておらず、(その順に気づいていない場合)2手目△13歩合がどうやっても9手になってしまい、かなり悩みました。作者は松Θ様を予想してハズレ。風みどり様はかなり意外でした。

No.25 無題 柳原裕司様

 自力で解けず、ソフトに解かせて▲77角を見て愕然としました。盤面の右側しか見ていなかったので全く思い浮かびませんでした(作者コメによると前例は多数あるようですが、自分にとってはかなり新鮮でした)。
 全体で3位予想をしましたが、実際には10位でした。作者予想は見事的中!

No.27 無題 天月春霞様

 実はこの問題、解く際に図面を間違えてしまいまして、しかも、間違えたくせに偶然9手でピッタリ詰み、ソフトで余詰も発見されなかったため、完全に誤解してしまいました。
 まともに解いていたら間違いなく5点を付けていたと思います。実際には有効票20名で3.750なので…。私が5点を付けていれば、3.809点となっていたはずでした。作者の天月様には申し訳ないことをしました。
 ちなみに、このミスにより全問正解を逃しました。仮にまともに解いていても、天月さんは予想できなかったと思います。

No.28 無題 斎藤光寿様 

 筋そのものは見えやすいのですが、この手順を実現させるのがかなり難しいと思います。成立させるのに苦労したであろう事は配置を見ると伝わってきます。全体で2位を予想しましたが、実際には4位でした。
 作者は奥鳥羽さんを予想してハズレ。

No.30 無題 馬屋原剛様

 馬の効きを遮蔽する手が2回登場。こういう手順の多くは打歩詰が絡んでると思うのですが、本作はそうではなく、邪魔な桂馬を消去する為のもの。つまり、理論上は遮蔽する必然性がないんですよね。打歩詰でないということは、常識的に考えれば遮蔽しないほうが有利なはずなのに、遮蔽しない手は全て詰まない。これは驚きました。
 また、中合の順がいかにも怪しいですが、これも全て割りきれているなど素晴らしい出来栄え。個人的には優勝予想でしたが、惜しくも2位でした。作者は天月さんと予想してハズレ。

No.31 無題 松Θ拓也様

 風みどり様のHPの月1のコンテストで、松Θ様や馬方様らがこの手の問題をよく投稿されたので、この問題は瞬時に正解が見えてしまいました。知らなければかなり苦労していたでしょう。
 作者予想はそのお二方で悩んで、2分の1を外しましたw
 かなり良くできていると思うのですが、類作が多いというのがベテラン勢の間で点が伸びなかった原因でしょうか…。

No.33 「流れ星の作り方」 馬方四季様

 今回の最優秀作品。自分は本作をTOP3予想から外したのですが、それは、この問題がダメとかではなく、TOP3予想をした作品がどれも個人的に素晴らしいと感じたからです。
 本作は、シフマン2回とのことですが、「森田手筋」も使われてますね(用語合ってるか自信無し)。内容も素晴らしいですが、タイトルも美しい。作者予想は駒井さんを予想してハズレ。

No.34 「SBR」 kisy様

 記録については知らなかったのですが、何らかの記録を狙っているのだろうというのは予想がつきました。全手馬が5手が最長というのは意外。構図はこれしかないと言われると、違うのを探してみたくもなりますが…。
 作者予想は、スティールボールラン→ジョジョ→kisy様、と素直な予想をしましたが、それが普通に正解でした。

No.35 keima82

 自作。気が向けば解説記事を書くかもしれませんし、書かないかもしれません。需要はないと思いますが。

No.37 大平和人様

 解説されている通り、飛車合をすると、▲88馬までの同手数駒余り(合効かず)で詰むのですが、その順がとても美しいと思いました。弱い駒を合駒した場合は、その順と作意の順の両方が詰み、その場合は作意が変化別詰となるのですが、仮にその順を回答した方がいたとしても、その人は合駒を限定できていない事になるため、この変別は気になりませんでした(むしろ好感)。解説で出た変長(?)は全く気が付きませんでした。
 1つだけ思ったのは、初手は飛車捨て以外では全く詰まなそうに見えるため、手数ボーナス的にも7手で発表された方が高得点が取れたような気がしました。

終わりに

 以上です。ツイッターで発言するには長すぎるような内容があった場合、noteを有効活用していきたいとは思っていますが…。
 飽きっぽい性格なのでこれが最初で最後の記事になるかも…?



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