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Twitterで仮面をつける時

TwitterにLINE、SNSは顔が見えないぶん便利。
こちらの表情が見えないから。
だから本当にごくたまに仮面をつける。

だって、遊びたいし映画も観たい。
舞台挨拶も行きたい。
リア友にも、推し友にも会いたい。
外食もしたい。美術館にも行きたい。
とにかく遊びたい。
でもできない。

それは全部あの流行病のせい。
爆発的に増え続けるあの病。

疾患持ちの母を守るにはそうするしかない。
高齢者と基礎疾患の方を守っていくと政府は言うが、実際にはなんの縛りもない。だから私達は巣ごもりするしか術がない。

たった1日ショッピングに出かけた。
その1日で陽性者と63分接触したとcocoaが言った。
ずっと見ていなかったから潜伏期間はとうに過ぎていた。本来の目的とは違うけど、その日に見なくてよかった。母に余計な心配をさせなくて良かった。

本来の私は元気にTwitter上を飛び回っているし、SNS上では元気でいたいと思っている。
たまにネガツイをしてしまうけど。
そんな時は励ましてもらって、元気をもらう。
こういうやり方は良くないと思っても、助けて欲しいと心が言うから。聞いて欲しいと思ってしまうから。

でも、こんな状況で行けない映画や舞台挨拶の時にみんなの楽しいツイを読むと、最初に書いたように元気な仮面を被って楽しい気分になって、一時、仮想空間の中で元気な私でその場を楽しむ。

これは私の事情であってみんなは関係ない。
でも、楽しんでよかったねとも思う反面、羨ましいとも思ってしまう。
それでも少しでも気を紛らわそうとTwitterに足を踏み入れる。

こう書いたら、私の界隈の人は気にしてしまうだろうか?今は本来の私なのか、仮面をつけた私なのか、と。

元気な仮面をつけて元気に話していると、そのまま仮面が張り付いて本当に元気になれる。
でも、その場から離れると現実に引き戻される。
もちろん母を責める気はないし現状どうようもないのはわかっている。

母が流行病にかかったら死ぬ疾患だから、リア友とも推し友とも会えないし、外食できないし、舞台挨拶も映画も観られない。
今推しは映画が公開されたばかりだ。
観たい気持ちがすごく溢れている。でも行けない。

頭では理解しているし、守らなくてはならないこともわかってる。
実際疲れから母が微熱を出した時は焦った。
あの流行病だったらどうしよう、と。
でも私達には苦しい時間が長すぎる。
本当に止まない雨はないのだろうか?
明けない夜はないのだろうか?

舞台挨拶が当たった時、それを断念した時、申し込めない時、映画が観られない時、推し友達が聖地巡礼とかしてると聞く時、置いてけぼりな気分になる。

ポツンと一軒家ならぬポツンとまぐ。

そういう気分になることを推し友に話したら、地方住まいだから私もそう思うことあるよ、と教えてくれた。

確かに私は舞台挨拶に行けるところに住んでいる。でも、推している人は全国にいる。
そうだね、置いてけぼりな気分になるのは私だけじゃないね。

応援する気持ちを持って魂を飛ばして、推しを支えていこう。
私の推しは努力してポジティブに考えるようになった人だ。私もそのために短歌やnote、手芸まで始めた。この状況でも楽しむために。

そう気持ちを切り替えて行こうと思う、舞台挨拶な今日。

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