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リズム

オンガクワ イイナー
ニンゲンセイカツニ リズムガアル
オンガクノ リズムオ 耳ニキキトリ ノーで ?(解読できず)
ウンドーシンケイニ レンドウシ カラダノ 一ブダケでナク
カラダゼンタイガ リズムニ アワセて ウゴクコトハ
ココチヨク キブンもヨク ストレスノカイショウニ サイコウ
ナノデ お母さんも 出キルダケ ナガクツづケテホしイ

2017.8.9 筆談
ーーーーー

音楽はいいなぁ  
人間生活にリズムがある
音楽のリズムを耳に聞き取り 脳で ?(解読できず)
運動神経に連動し 体の一部だけでなく
体全体がリズムに合わせて動く事は
心地よく 気分も良く ストレスの解消に最高
なのでお母さんもできるだけ長く続けて欲しい

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音楽のリズムを耳に聞き取ると
私達は体がリズムに合わせて思わず動いてしまうけれど

浩太朗は耳に入ってきたリズムが脳に行き
そこで運動神経に伝わって行く感じを『来た来た』と感じ取り
体のあちこちに伝わり
それが体全体に広がって行く様子を
逐一感じ取っていたのだろうか?

だとしたら、
音楽を聴いて体が動くことを体験できたんだな
見た目には動いていないようでも
自分の体の動きを捉えていたんだ。

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浩太朗はこの1年半後に音符の入った詩画を描いてくれた。

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母があらいものをしている
かすかにはなうたがきこえる
じゃぐちから出る水の音
何のリズムかな
ぼくの今日のリズムをつくろうかな

2019.2.19 創作

その時彼は、母の鼻唄や水の音を聞いて
体で感じて、体の中の自分のリズムを感じ
そしてどう作っていこうかな、自分はどうしたいかな、を
主体的に考えていたのかもしれないと思い
この絵にも少し近づけた気がした。

『自分のリズムをつくる』とは
どういうことだろうと思っていたので、、

答えの一部を探し出した気がした。

自分の体の中のリズム
皮膚でも感じられるかもしれない
なんかじっとして自分の中の変化に
耳を心を傾ける時間を持っていたのかな、、

私は最近毎日どこかしらが痛くて
どうしてだろう、どうしたらこの痛みは治るだろう
と思っていた時があったが

こんなふうに自分の体の中で感じる何かに
耳を傾けたり、話しかけたりしてみたら面白いかなと思った。

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それにしても、
何がきっかけでこんなことを書いたんだろう、と思っていたら
最後にオチがでてきた。

ナノデ お母さんも 出キルダケ ナガクツづケテホしイ
(なのでお母さんもできるだけ長く続けてほしい)

私は2017年の2月頃から
合唱のレッスンに月に1回東京に通っていたのだが
レッスンの度に浩太朗には
遠方のショートステイに泊まってもらっていて
これ以上レッスンを続けるのをやめようか考えているのを見て
こんな言葉をかけてくれたのかもしれない。

だけどそうなると、前述したような
「音楽が耳から入り脳に行き
それが体の一部や全体に行き
体全体がリズムに合わせて動く事は
心地よく 気分も良く ストレスの解消に最高」は

本当に浩太朗が感じていたことだったのか
私の立場で書いてくれたのか、、と思うところもある。

いろいろ配慮して発言する浩太朗だったので。

小林圭子

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