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富士山と浩太朗①

富士山は、12年間学校に通う車窓から毎日のように目にし、影響を受けてきた存在。そんな富士山について彼はこんな風に語っていた。

富士山は、僕たちにとって都留や富士吉田や河口湖など、この周辺に住む人間にとっては、何か家族と言うと大げさというか変かもしれないけれど、いつも自分たちの近くにあるとても大きな大きな存在ですよね。僕にとっても、僕はしょっちゅう富士山を見ているというわけでは無いのです。こうして部屋の中に居ることが多いし毎日見ているわけではないけれども、富士山に守られているというか富士山があって僕たちの生活がここにあるというようなふうに感じることが多いので、何か富士山の周りにいる僕の思いというか、富士山の下(もと)で育まれた僕という事が一番の下になっているので、富士山から描くという事はあるかなと思います。富士山が僕たちを生かしているというようなことも感じる時がありますから富士山を描きたいなというか、富士山があることこそが生活の一部というような気持ちもあります。

まぁ後は描きやすいということもあります。みんなが知っているから、富士山を描くとすぐに見た人が「あ、富士山ですね」と言ってくれるというのもとても面白いというかすぐに共感できるという意味もあります。富士山て皆さんもすぐ描きますよね。描きませんか?すぐに描けますよね。他の山は説明がいるけど、富士山て、描くと「あ、富士山だね」と皆んなが言ってくれるので凄く嬉しいというのもあります。まぁこれはジョークです。深い思いはもちろんあって描いていますけど富士山がそういう存在ということです。

(2019.3.28 談)

このような思いで数多くの富士山を描いてきた彼の、2012年~2016年までの作品をここに集めてみた。


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2013.8.10【おとこふじ】


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2016.5.3【ある晴れた日】
近くで見る富士山だけでなく、高等部卒業後は都留の自宅周辺から見える山々の間から顔を出す富士も描くようになった。


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