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子育ては愛だけじゃなく、ちょっとした技術も必要

昨日は市の依頼で子育て支援センターの先生方に
「子育て支援とすべてに使える話の聴き方」というお題で
講義をさせていただいた。

このお題は市役所の方が付けてくださったのだが
「ひとの話を聴く」ってちょっとした知識と「技術」
が使えるとひととの距離がぐっと縮まり、
信頼関係を築くことができる。

そしてなにより「聴く」ことはあらゆる人間関係で
使うことができる。子育てだけじゃないよ。
旦那さんとのパートナーシップ、ママ友、ご近所、
職場関係、学校の先生、お姑さんや親戚 etc….

わたしは10年間の子育て相談員の仕事をしていたおかげで
自分の子どもの話を聴けるようになり、子どもとの信頼関係が
できたのは実証済み。

信頼関係があると子育てはとっても楽になる。
余計な心配をしなくても済むからね。
「話を聴く」って子どもから信頼されるだけでなく、
子どもを信頼することができる魔法のツールなんだ。

先日、ある子育ての専門家が
「子どもが約束を守ってくれる聞き分けスイッチ」という
話をしていたのだが

これ、わたし子育て相談でよく話していたことだった。
配信で「目から鱗が落ちました!」と言っているママが
たくさんいたことに逆に衝撃を受けた。

そうそう、子育てはちょっとした技術があると変わるよね。

ちなみに「子どもが約束を守ってくれる聞き分けスイッチ」とは
簡単に言うと、子どもと事前の約束をすることが大事。
約束は絶対に守るもの。その為に、子どもだけが親との約束を
守るのではなく、親も子どもとの約束も絶対に守るというものだった。

当然ちゃ、当然よね。

例えで、いつも子どもをスーパーへ連れて行くと
お菓子を買うと駄々をこねるケースを出していた。

これ、子育て相談でよくあるお悩みだ。

お菓子を買いに行く前に、自宅で子どもと
「今日はお菓子を買わない」という約束をしてから
お買い物へ行く。紙に書いて読み上げるのもいい。

でも、子どもだから約束を忘れてスーパーで
「お菓子買いたーい!」となったとしても
「あれ?お家で約束したよね?」と言うだけで
日々のお困りごとが解消されるというもの。

わたしはこれにさらに付け加え持論があって
子どもが小学生ぐらいになったら親が約束を決めるのではなく
子どもに決めてもらうことを推奨している。

子どもに「宿題をしなさい」と言っても拒否されるでしょ。
「何時になったら宿題する?」と聞いたら
子どもはやりたくないと思いつつも
「ご飯食べたらやるよ」とか
「6時になったらやるよ」とか言ってくれる。
大事なのは子どもの口から話してもらうこと!

時間になってもやろうとしないのであれば、
「あれ?何時になったらやるんだったけ?」と
スッとボケて聞いたらいい。
これが「子どもにやりなさい」って言わなくても済む方法。

親に決められたことってやりたくないけど
自分で決めたことは実行に移しやすいんだよ。

自分の子どもの頃を思い出してみて!
親に言われていや~な気持ちになること
多くなかった?

しかも親ってさ、
そろそろやろうと思っていたタイミングで
「早くやりなさい」とか言ってこない?
あれ、すっごくやる気失くす・・・。

でねでね、スーパーの例はね、我が子に約束が
摘要されないことが続いたら、一緒にスーパーに
行かなきゃいいんだよ。家にひとりでお留守番できない
年齢なら、保育園とか小学校行っているうちに
お買い物を済ませちゃう。

うちは次男坊がスーパー連れて行くと
お菓子買いたいの駄々こねが凄すぎる子でね。
一緒に行かないことにしたら、すごく楽ちんで
ストレスが減った(笑)

駄々こねなんてさ、一生続くものではないので
その時期をどう乗り切るかでいいんだよね。

宿題だってさ、やらないで学校へ送り出したらいいんだよ。
学校で先生に注意されたらいいと思う。
学校の先生から連絡が来たらどうしよ~って不安になってる
お母さんもいるんだけど
先生から連絡がきたら、ここぞとばかりに
「わたしもすごく困っていて、先生なんとかなりませんか!」
と相談するチャンス到来だよね。

子育てはひとりでするものではないよ。
我が子に関わっているひとたちを頼っていいのよ。

ここまで書いてきたこと
全部「愛」だとお気づきだろうか?

やり方が違うだけ。

愛って見えないのよ。でも、どれも愛がベースにある。

愛というベースに技術が乗っかると
子育てのストレスが激減するんだよね。

どうせ子育てやるなら楽しく楽に過ごしたい!
そんな風にわたしはいつも思うのです。

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