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ミラノを後にして、郊外の町、ブリーヴィオへ。2024/05/09

邸宅の入口。一般の建物とは違って道からすぐに広いスペース。

ホテルをチェックアウト、荷物を預けて、お天気のいいミラノを今日も散策。何にも予定がないって、本当に最高。

中央駅を起点にすると、いろいろなところに歩いていける。
まずは、ボスキ・ディ・ステファーノ邸美術館へ。ミラノには4つの邸宅美術館があるそうで、そのうちのひとつ。
入場料無料で、素敵な邸内が見られる。元住んでいた夫妻が収集した絵画が飾ってあるのだが、正直言って絵よりもインテリアに惹かれる。

テーブルもシャンデリアも工芸品。

大小どの通りにも、トラットリア、ピッツェリア、カフェ、バーなどが軒をつらね、どこも道に迫り出してテラス席がある。
雨が降っても大丈夫にしてある席も多く、何がなんでもテラス席、という人が一定数いるのだろう。
昼からボトルでワインを頼んだり、ビールを楽しんでいる人も多い。

今日のランチは、テラス席でと決めていた。雰囲気とメニューの良さそうな店を1時間くらい探してうろうろ。よさげな店を見つけた。
案外まだスパゲッティを食べていなかったので、普通のアマトリチャーナを頼んだが、不思議なほどうまい。
サラダは、オリーブオイルと塩だけで。

ビールを飲みながらランチ中。
あっさり食べたかったので少なめにオーダー。白ワインをグラスに一杯。

ブエノスアイレス大通りをぶらぶらしつつ、モンタネッリ公園で日向ぼっこ。平日だけどたくさんの人がいて、犬の散歩をしたり、のんびり過ごしている。
ミラノは都会だと思うが、せかせかしている人が少ない気がする。横断歩道でも、車は必ず停まってくれるし。

ワイルドな岩石があちこちにある広大な公園。
人気のジェラート店。10日ごとに変わる、今月のスペシャリティをいただく。
裏通りの魚屋さん。種類が豊富でびっくり。

先日から気になっていた、アペリティーボを試してみることに。確かに夕方になると、多くの人がアペロールのソーダ割りというオレンジ色の飲み物を飲んでいるのだ。
アペリティーボやアペロという言葉は、日本でも最近よく聞くようになったが、こちらでは同じ飲み物を、多くの人が飲んでいるのがおもしろい。

飲み物を頼むと、ポテトチップスとオリーブ、ピーナッツのおつまみが出てきて、これで8.5ユーロなら安いのでは。
爽やかな甘さで、カンパリより好きかも。
こんなことを陽のあるうちから公然とできるのは、かなりうらやましい。

アペロとポテチはマストの組み合わせのよう。

ホテルに荷物を取りに行き、頼んでおいたタクシーで街の中心から離れた巨大ショッピングセンターを目指す。
ここで、山本達郎さんと落ち合い、拾ってもらう予定だ。

最初はタクシーでご自宅まで行くつもりだったのだが、ブリーヴィオという町がどこにあるのか、どれくらいの距離なのか皆目わからず助かった。
達郎さんは、会社からの帰り道。

ドライブの途中で、どんどん景色が変わっていく。
アルプスの裾野が見え始めるが、やはり日本の風景とは全然違う。こんなところをバイクで走ったら、さぞかし楽しいだろう、と思う。
途中、スーパーマーケットに寄って買い出しをし、アッダ川沿いのお家へ。2階から4階が全部、ご自宅という。

目の前は、穏やかな水面のアッダ川。

まずは、本日2回目のアペリティーボをプロセッコで。
めちゃくちゃお世話になりますが、よろしくお願いします。

その後、近くに借りているという達郎さんのガレージへ。なんと、昔のお城の地下にあるという。
アップハンドルにしてもらったモト・グッツィ50モンツァは、スリムでかっこいい。これなら乗れそうかな。

これは薄いシートにする前。サイドスタンドが謎の場所に。

とはいえ、またがってみたら、足つきはもうちょい。
こんなこともあろうかと、達郎さんがローダウン用のシートを用意してくれていた。
クッションを薄くするので、お尻が痛くなりがち、ということはあるが、そんなことより足付き重視。
なんとかなるだろうか。

「80年代のモデルなので、いろいろ今とは違うところがあるんですよ」と達郎さん。
そのひとつが、走り出すと勝手に上がるサイドスタンド。
しかもかなり前のほうにあり、これ、またがったまま自分でかけられるのか。かなり不安。
まあ、明日よく考えよう。

(つづく)


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