どこの都市に行っても、中華街訪問はミッション。2024/05/08
旅の楽しみのひとつは、中華街に行くこと。
シカゴの中華街には、ワゴンで料理を運ぶ、かなり本格的な飲茶の店があり、おいしかったのを覚えている。
ブエノスアイレスの中華街も大きく、「パリトス(箸)」という名前の店に、親戚に連れて来てもらった。
メニューにはスペイン語と中国語しか載っていなかったけど、ペンを借りて料理名を漢字で書いて注文したら、「中国人なの?」と驚かれた。
ここはおいしかったので、翌年また来てみたら、なんと隣に移転していた。
見覚えのある店のドアを開けたら、とんかつ屋になっていて、多分間違える人が多いのだろう、隣よ、と言われる。
確かに、見覚えのあるスキンヘッドのお兄さんがいて、聞いたら「こっちの店のほうが広いから移った」とのこと。
相変わらず混んでいて、味もよかった。
ウィーンは、いくつか中国料理店が集まっているだけだったが、そこの雑貨店で買った餃子皿とボウルはいまも愛用している。
ハバナにも小さいながら、門のある中華街的な一角があり、餃子などをランチに食べた。
メキシコシティは、ほんの50メートルくらいの通りだったが、ランタンが飾ってあって、中華を主張していた。
さて、ミラノの中華街。
門こそないものの、かなり長い通りの端から端までが中華街というかチャイナストリートで、たくさんの店が並んでいる。
肉まんや串揚げを買って、歩きながら食べている人もいる。
少しゆっくりしたかったので、店先で点心を作っている、ちょっと小綺麗な店に入ったら、ここが正解。
汁麺を食べたら、体調が整った気がする。
ところで問題はスーツケース。
朝、ホテルに電話がかかってきて、「リナーテ空港にあるけど、取りに来る? 届ける?」と言うので、もちろん後者に。
メールで届いた書類をホテルでプリントアウトしてもらい、あれこれ書き込んで写メを送信。
14:30くらいに着いたとホテルから連絡があったので、夕方戻ったら、なんと新品のスーツケースがボコボコに!
さっそくエールフランスに補償の連絡をしたが、まったくついてない。
バイクウェア一式が入っているので、行方不明になったらどうしようもないから、まあ、よしとするしかないが。
気を取り直して、夕ごはんは、ホテルから徒歩で、オステリア・デル・トレノという店へ。
昔は、中央駅で働く人の社食だったという、クラシックな佇まいの店で、ミラノっぽいメニューが満載。
開店の19:30に行ったが、イタリア人のお客さんが続々と入ってきて、すぐに満席に。
予約しておいてよかった。
ここでは、オッソブーコを頼むことに決めていた。私はこの料理が大好きなのだが、日本で食べられる店はほとんどないし、久しぶりに食べたら実に感動的な味だった。
ハウスワインのデカンタを頼んで、たっぷり楽しんで、昨日の1/4のお値段。ここはいつかまた来たいなあ。
(つづく)
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