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ツーリング初日は土砂降り……。でも気持ちはわくわく。2024/05/15

本日の走行  2時間10分/89.8キロ/標高183メートル

ブリーヴィオから南下して、ピアチェンツァへ。

できるところまで練習を頑張って、荷物の準備もとりあえずした。
次の日程もあるので、今日には出かけるつもりでスタンバイ。
ところが、前日夜中から、大雨。家の前の道は、地下から水があふれている。
多少、雨足が変わるかと期待しつつ、遅めの朝ごはんにして様子を見るが、そんな気配はまるでなく……。

朝ごはん。チーズトースト、果物、リコッタチーズ、チャイ。
家の前。地下から水が逆流している。

ものすごく気持ちは萎えるが、完全装備をしてGO。
ここ数日、練習で乗ってはいたが、同じ通りをぐるぐるしていただけで、町の外に出たことはない。箱庭から外に出たわけで、その気分のよさはとびきりだ。

息子が先導してくれるので、ルートは安心。
ランナバウトの状況も、わかってきた。ギアの落とし方など初心者的なことを、このバイクに合わせて調整しつつ走り、だいぶ調子がつかめてきた。
何より、景色が美しい。

とは言いつつ、断続的に豪雨になり、途中からはまるで修行のように。
ブリーヴィオから、ピアチェンツァまで約90キロ。2時間ちょっとのライディング。
大した距離ではないけれど、乗り慣れたバイクならともかく、そうではないし、おまけに右側通行だし、雨はさすがにこたえる。

ヨレヨレと本日の宿に到着。
基本、ツーリングのときは、そのときの状況に応じて、前日くらいに予約することが多い。

今回、たまたま取ったのは、謎のレンタルルーム。基本情報を伝えて、部屋番号とコード番号を教えてもらい、そこを開けると、むしろレトロな現物の鍵が出てくる仕組み。

初めての体験だったが、部屋は広く内装もよく、なるほどこういう商売があるのか、と思った。
自転車の人も多く、確かにバイクも含め、「走ることが目的の人」は、きちんと泊まれればいいだけなので、こういうスタイルは全然あり。

5つの部屋があり、フロント?とのやりとりは全部メール。
ポーチを囲んで3つの部屋がある。

雨に濡れたウェアを、部屋中に干してから、夕ごはんにGO。
イタリアのレストランは、19時半オープンが多いのだが、空腹なので、なんとか19時からやっている店を見つけて行く。

テラス席もあるトラットリア。すぐにお客さんでいっぱいに。
季節限定の生ハム、クラテッロ・ディ・ジベッロ。ふわっふわですばらしく美味。ニョッキのフリットは中が空洞。
ニョッキは特に好きではなかったけれど、これは別ものだった。

エミリア・ロマーニャの郷土料理的なものをいろいろ。
どれもおいしかったが、ピザレイ・エ・ファショpisarei e fasoという料理は、初めて食べたけどよかった。パン粉と小麦粉で作ったという小さいニョッキに、トマト味の豆のゆるいソース。

さて、英気を養って明日も走る。
よろしくお願いします。格さん。

石畳の石が、ワイルド過ぎて、相当歩きにくい。

(つづく)



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