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4日目。初めてのF1観戦。サーキットの中も外もお祭り騒ぎ。

息子のたっての希望で、イモラ・サーキットへ。鈴鹿にもよく行っているので、これはどうしても観たかったらしい。
私は初めてで、正直、選手もチームもよくわからないのだが、とにかく盛り上がっている雰囲気を楽しむことに。

レースだけでなく、ゲストが楽しめるように、いろいろな展示がある。過去のマシンを並べたコーナーは、私が見ても楽しい。
見るからに、早くは走れそうにないものから、どんどん進化していき、とにかく毎年、工夫を凝らし続ける。その過程は見事。

1959年のモデル。なんだかかわいい。

ゲームやチャレンジコーナーもあり、順番待ちの列ができている。これだけの設営をするのは大変だろうと心底思う。
いったいどれだけのスタッフが働いているのか。
チケットは1月にネットで買ったが、その後も、キャンプサイトや駐車場の情報など、こまめにメールで送ってくれた。

タイヤの交換ゲーム。4チームでタイムチャレンジ。
シャンパンの大瓶を持って、表彰台ごっこができる。スタッフが写真を撮ってくれる。
刺青カップル。

私たちの観戦場所は、右端のグリーンになっている5番エリア。席はないけれど、勝手に敷物を敷いてダラダラできるので楽。長丁場なので、居眠りをしている人もいる。

入場だけして、コースの外側の金網越しから見ることもできる。
このあと、どんどん人が増えてきていっぱいに。

最初の入口ゲートでは荷物チェックがあり、飲み物や食べ物は持ち込めない仕組み。
その代わり、中にはたくさんのフードトラックや売店が並び、どれもおいしそう。
皆、ビールを片手にうろうろしている。

イタリア人もハンバーガー好き。
生ハムをその場で切り、手前の丸い大箱から、トロトロのチーズを塗ってくれるサンドイッチ屋さん。

13時半から練習走行。この間に、既にバリアにぶつかってしまう車が。中から選手が自力で出てくると、皆が拍手。クレーンがやってきて、マシンはレッカーされていく。
この間に直したらしく、予選には出てきたが、調子は悪そうだった。
15時からF2の走行。16時からいよいよ予選。
この順位によって、決勝のスタート位置が決まる。

角田裕毅という、若干24歳の選手を息子は応援していて、昨日の練習走行では3位で調子がいいらしい。
「ツノーダ、ツノーダ」と実況アナウンサーが言うと歓声が上がる。

角田裕毅選手。
帽子に、TSUNODA。

とにかくすごいスピードと爆音は、なかなかテンションが上がる。
地元のフェラーリ人気はやはりすごく、赤いウェアを着ている人はみんなファン。通るたびに大きな歓声が上がる。
角田選手は7位で予選終了。

予選終了後は、飾ってあったクラシックマシンが、デモ走行。これはおもしろい! 動くんだ。
終了後は、元の展示場所に手で押していくようで、息子は「押していいよー」と言われて手伝い、ドライバーズシートに乗せてもらった。ラッキー。
ほとんど寝て乗るくらいの状態らしい。

4、5人がかりで押す。
これは1980年のマシン。ブラジルのフィットバルディという選手が乗っていたそう。

そのまま、ゾロゾロと街へと移動。道沿いの店は、出店やテーブルを出して商売に余念がない。
街中に入っても、ずっとこの調子で屋台が満載。あちこちの仮設ステージではバンドが演奏。
まさに大人の縁日状態。

あちこち店が混みそうな感じだったので、ずっと前に、よさげなレストランを予約しておいた。
カジュアルな格好で行くのはちょっと気が引ける店だったが、だんだんレース帰りの人も混ざってきてほっとする。
カジュアルな店もいいけれど、ときどきこういう料理を入れたい。

シックな店内。注文はマネジャーが取り、サービスの人は運ぶだけという役割分担。
カンパチのカルパッチョ、モヒートゼリーとラムのエスプーマ。
自家製フリッジ、ブルークラブのソース。
チョコレートパサテッリ。アングレーズソースが食べたかった。うまい。
息子のメニュー。ブッラータチーズ入りトルテッリ、ナスのクリーム。
イカとエビのフリット、ソイマヨネーズ。オリエンタル。
ほとんど甘くない、サフランチーズケーキ。味見させてもらったが、これはいい。

22時に店を出ても、まだまだ街は大賑わい。
今年はセナが亡くなって30年ということで、関連イベントもいろいろ。本当にスターだったということを実感する。

街にはセナの写真があちこちに。

帰りは、またフランコさんに迎えにきてもらった。
頼んでおいて、本当によかった。この状況でタクシー呼ぶのなんか絶対無理!

(つづく)




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