見出し画像

まずは自分から

飛行機の中で緊急対応のビデオが流れますね。
酸素マスクが下りてきた時、ママが先、子供があと。

自分への酸素が不十分な時に
人助けなんて、本来できないのです。

美徳と偽善のはざまを私たちは体感しながら生きています。
自分にも偽善はあり、他方で奉仕の心ももっています。

子育てにおいても自分を第一にしなくてはいけない時と
子供を第一にした方がいい時と色々な場面があります。
臨機応変さが常に必要なのが子育てです。
修羅場をくぐりぬけ、母は強くなります。
ならざるを得ない場合がほとんどで
その厳しい状況が自分の成長をもたらします。
子供第一のみにしてしまうお母さんはたくさんいらっしゃいます。
それを美徳ととらえるよりも、実は
子供第一位主義は母親の都合だということを
自分で知っておくことは有益かと思います。

子育てはコンフォートゾーンからでて、
やったことないことを全力でやる。
そんな機会を幸か不幸か、たくさんもらいます。
子育ては親育て、と言われる所以です。

話は戻って人助け。
力のない私たちでも、道に座るホームレスの方に
数十セント、あるいは1.2ドル、寄付することは容易にできます。
お友達のクラウドファンディングも100ドルまでなら、何とか!
でも、もし自分が食うや食わずの生活だったら
とても人を助ける余力はありません。

心も同じで自分が悩みでいっぱいで
苦しみでいっぱいの時、なかなか他者を思いやる余力は出ません。
自己犠牲的な奉仕はどこかで無理がたたり、
疲れ果ててしまいます。
自分を整えると他者への貢献もしやすくなるのです。
自分を大事にするというのはわがままとは違います。

不安定なお母さんに抱っこされると子供にも不安は移ります。
どっしり安定のお母さんに抱っこされると子供も安心ですよね。

ひいては、自分を整えることが大事なのは自分のためだけではない
ということにもなりますね。

まずは自分から。
自分を大好きな人のように扱う。
そんなことを意識して過ごしてみてください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?