定年を迎えれば皆『終わった人』?
東大卒のエリート行員が、出世街道を外れて関連会社に出向。
結局返り咲きとはならずにそのまま定年を迎えて鬱屈とした気持ちを抱えたまま職場を去る。
2015年に刊行された内館牧子さんの『終わった人』(講談社)には、一流の道から外れてしまったサラリーマンの定年後の悲哀が描かれています。
同作は2018年には舘ひろしさん主演で映画化もされ、話題になったので、視聴していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
主人公の名は田代宗介。
彼は定年を迎えた後も、仕事に未練を抱えていたため