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弱音が吐ける場づくり

職場での気づき

先日行われたミーティングでは、とても素敵なことが起きていた。

わたしの所属しているチームは、わたし以外みな大ベテランで50代の先生がほとんど。わたしはこれでも一番若いのだ。

これからのオンライン研修をどのようにしていくかを話し合っていたときに、ある先生は、

「オンラインの画面からだと、正直なんにも伝わってこないんだよね。リアルの対面だったら、伝わってくるんだけど、画面ではさっぱりなのよ。」

と、オンライン研修への本音を話してくれた。すると、他の先生も

「何かを形にのこさなきゃって思うと、とたんにしんどくなるんだよね。」

このお二人の大ベテランの先生たちが伝えようとしていることは、
対面で相手の息づかいや表情をこまやかに観察することの大切さや、
事前の準備をすることで方向付けをしない即興的な在り方のだいご味
みたいなものなのだと感じた。

50代の先生方と、円になって、小学生用のちっさな机とイスに身体を沈ませながら、

「そういえば、私たちってオンラインでの研修の進め方って、研修してないようね?」というように話がすすんでいく。

私はその流れのなかで、
「オンラインで研修をするときには、そこに意識の標準を合わせていくようなエクササイズが必要なんだと思う。」とさりげなく提案してみる。

自分よりも年配の先生方を相手にして、
呼吸のエクササイズやグラウンディングのワークをしていくイメージ。
きっともうすぐ、当たり前のようにできるようになるだろう。

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ここまでの流れの中で、SEE Learningの9フレームワークを使ったポイント

⑥Relationship Skills 人間関係のスキル
・大ベテランの先生たちが伝えようとしていることを共感的にに聴く。
 巧みなコミュニケーション
・さりげなく提案してみる。
④Interpersonal Awareness   他者への気づき
・大ベテランの先生方が大切にされてきたものへの気づき。