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<前編>「Still Day One」を忘れない!  サウナ部の社内AIアイデアソン出場記

こんにちは。Finatextホールディングス CHROの 岩本恵子です。2022年2月に入社し2024年1月からCHROとして人事領域を管掌しています。
私たちFinatextグループには、共通の話題の人が集まるお楽しみSlackチャンネルや部活が複数あります。
一部をご紹介すると、野球、フットサル、ボウリング、トレッキング、王将、二郎系、皇居ラン、猫、札幌、など。
スイーツ部とダイエットチャンネルに入っている私ですが、一番活動しているのがサウナ部です!!
サウナ部は、仕事帰りに会社から徒歩で行ける水道橋Spa LaQuaに行き、各々好きにサウナを楽しみ、館内のレストランに集合してサウナ後のおいしいビールを楽しむ部活です。2か月〜3カ月に1度活動をしています。

サウナ部2023冬

今回はこんな楽しそうなサウナ部の「社内AIアイデアソン出場記」をお伝えしたいと思います!
Finatextグループには、月に1回30分のGroup Townhallと呼ばれる全社MTGがあります。2024年3月のTownhallにて、新規事業データ&AI ソリューション事業の責任者片山より、社内でAIを活用した業務改善コンテストを開催すると発表がありました。
4月にアイデアソンを実施し、5月に発表というスケジュールでした。優勝したチームには賞金もあり、また実際にデータ&AI ソリューション事業内で開発をしてくれるという企画でした。
サウナ部のチャンネルにて、「部費を稼ぎに行きましょう!」とエンジニアのAtsushiから声がかかりました。
エンジニアではないけれど大丈夫かなと思いながらも、HRの Miho とBizDevの Horiken とEngineerの Atsushi の4人のチームで1番に出場エントリーをしました!

AIアイデアソンエントリーチーム

エントリーをしたものの、3月から4月はHRの繁忙期です。集合してアイデア出しをする時間もとれなかったため、4人のSlackのチャンネルで「こんなことできる?」「業務で困っていること」などアイデアをためることにして、アイデアソン前に1度オンラインで集合しました。30分のMTGでしたが、HRの課題にフォーカスする大枠の方針を決め、最優秀賞を狙おう!と結束が強まりました。

AIアイデアソン

2024年4月17日の午後に4時間のAIアイデアソンが行われました。
運営担当からコンテストの概要説明や実際にどんなことがAIでできるか、説明を受けました。
(そして私は、AIのことを全然理解していなかったことに気づきました)
そのあと各チームに分かれて検討の時間となり、私たちはいま起きているHR周辺の問題について、4人でいったん書き出してみることにしました。

アイデアソンの様子

この課題出しの時間はBizDevの Horiken が仕切ってくれました。
問題を分類していき、課題を特定し、AIでのアプローチが適切かを主に話し合いました。
私は30ほど出た問題を分類し一覧化し、課題特定を行っていきました。そしてそれに対して、HRでどのように解決していくかを検討することにしました。

課題の一覧

そして私の書いた、「みんなのエンゲージメントは高そうだが本当に高いのか」というメモに対して多くの時間を使いました。「真のエンゲージメント」はどのように知ることができるのだろうという私の疑問に、みんなが様々な意見を出してくれました。

私たちが取り組んだ「真のエンゲージメント」問題

AIアイデアソンとは離れてしまいますが、少し私の話をさせてください。
私は、採用面接もオファー面談も行い入社の受け入れも担当します。入社後の面談もしますし、社員からの悩みなどのケアも当然します。そして退職の面談もします。
オファー面談や入社初日に見せてくれたあの笑顔、悩んでいる時の苦しそうな顔、退職する時の寂しさとすっきりが入り混じった複雑な表情を私は全部見ています。社員の退職は切なくなり自分の力不足を感じることも多いです。
20年ほどHRにたずさわっている中で、思っていることがありました。

  • 入社時に抱いていた会社や仕事への期待、あの熱量をずっと維持出来たら良いのに

  • 維持だけではなく少しずつでも上げ続けることができたらよいのに

  • 熱量はなぜ、なにがあると下がってしまうのだろうか

そういったことを早い段階から検知するのがエンゲージメントツールなのだと思います。私は過去在籍してきた会社でも複数のエンゲージメントツールの利用経験もありますし、決してツールを否定しているわけではないことはご理解ください。エンゲージメントツールでの回答結果や状態は、自分も見ることができますが、人事やマネージャーである上司なども閲覧できるケースが多いと思います。
そのため、変化や違和感の初期段階で気づくことができないと、もう退職を決めた心が離れてしまった社員は正直な気持ちで回答してくれることもなくなります。以前の職場で、「悩んでいる」とかにチェックして面談をするとかもう面倒だなと思って、最後のほうはうまく「満足している」と回答していました、と言われたことがありました。
エンゲージメントツールを活用するには、表れた変化に良いタイミングで素早くアプローチし、そして問題解決ができるHRがいることが必要なのだと思います。
私のチームは採用担当を除くと人事労務は2名しかおらず、専任で対応することはまずできません。そしてFinatextグループはフラットな組織となっており、事業責任者以外に役職者をおいていません。そのため今の組織体制にて、事業責任者がすべての回答にアンテナを張るのは難しい状況です。現在国内200名の社員数ですが、今期採用にさらに力をいれており、入社者もぐっと増えると思っています。
全社が一丸となって採用に取り組んでいるのに、いわゆる「採っても採っても辞めてしまう」という状況には絶対にしたくないという思いがあります。そして私自身は、「メンタルが強すぎる」とか「ストレス耐性が強い」とよく言われます。傍から見たらそうなのかもしれませんが、自分では全くそう思ってはいません。傷つきもしますし、よく泣きもします。ただただ、そういうことが起きたときに、自分で自覚して心のケアを自分でするように努めています。私が尊敬していた上司に教わった「あるがままを受け止める」「心を整える」というこの2つの言葉は私をとても成長させてくれたと思います。
そんなことを考えていた私は、社員自身が心の変化に自分で気付いて、自分でケアが出来て、モチベーションが高い状況をずっと維持できたら良いのに、と言いました。
そこからサウナ部3人のアイデア出しは、圧巻でした。

「心の自分で気付く」はFinatextグループのPrincipleにもある、Jibungoto 
「自分でケアし熱量を高め続ける」は、Update x ∞ だ
(Principleはこちらをご覧ください。)


自分の変化はなにに現れるのだろう
言動や行動や体調ではないか

言動や行動なら、Slackの発信や振り返りシートを分析することから検知できないか

トライしてみるか!
ということで、私たちの有意義なアイデアソンの時間は終了しました。

そして私たちサウナ部は、「Still Day One」というテーマで、AIアイデアソンに臨むことを決めました。

この取り組みで、事業も職種も異なるメンバーが集まりこんなアウトプットができるなんて、才能の掛け算だなと改めて思いました。Finatextグループでは、様々な職種の社員が集まり顧客のご要望にこたえられるようプロジェクトを進めていきますが、バックオフィスである私もその一体感を感じられる時間でした。そしてPrincipleにあるBeyondを象徴するように、4人みんなが自分の領域を飛び越え、議論をすることができました。
私たちのチームは最強だね!これは絶対最優秀賞だ!と言いながら、Slackでやり取りをしていました。

予選会までの準備

予選会に備えて、4人で集合し4時間みっちり役割分担をして準備を進めました。

予選会までの準備
  • Atsushi (Engineer): データの収集とAIでの分析結果のサンプル作成

  • 私:プレゼン内容の下書き

  • Horiken (BizDev):私の殴り書きをプレゼン資料に仕上げていく

  • Miho (HR):プレゼン資料からのトークスクリプト作成

この日に8割がた仕上がったので、各々持ち帰り、予選会前にプレゼン練習会を行うことにしました。
スクリプトと資料の整合性、時間配分、そして初めて聞く人が理解できるように意識しながら、4人で何度も修正し丁寧に仕上げていき、オンラインで録画しプレゼンの練習もしました。
予選会は必ず通過しないといけないという強い思いから、予選会当日の朝ぎりぎりまで、スクリプトを修正し、予選会に臨みました。

練習の様子

長くなりましたので、前編はここまでとし、後編にてサウナ部の「Still Day One」の内容と、予選から結果発表の様子をお知らせしたいと思います。

なお、今回アイデアソンを運営してくれたデータ&AI ソリューション事業の藤井くんのレポートはこちらからご覧ください。

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 Finatextグループの公式noteマガジン「Finalog!」では、社員インタビューをはじめ、Finatextのメンバーが書いたnoteをまとめています。ぜひチェックしてみてください!

まだまだ仲間も募集中です!また、サウナ部やそのほか気になる部活がある方などもお気軽にカジュアル面談に応募ください!




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