95歳の叔父に会いにオレゴンへ‼①
8月半ば、夫のDAVIDが急に
オレゴン州に住む「叔父さん
(亡きDADの兄)に会いに行こ
う‼」と言い出した。
95歳になる叔父さんはDAVID
の親兄弟で今も生きてる一人
だけ。
私達が12月から半年弱アメリ
カをしばらく離れるので、こ
のチャンスに会っておくのが
イイと、直感的にDAVIDは感
じたらしい。
オレゴン州はDAVIDのDADが
長く暮らしていて、親類が多
いエリア。
アリゾナ州のメサ・ゲートウェ
イ空港から2時間40分で、オレ
ゴン州ユージン空港までのフラ
イトですぐに到着。
そこから3時間半のドライブで、
叔父さんの暮らすクラマスフォ
ールズまでレンタカーして、
一気にドライブ。
9月17日95歳を迎えたばかりの
叔父さんは、不運にもその頃か
ら炎症がある臓器に出てまって
入院中。
旅を予約した時とは予想外の、
お見舞いの旅となった。
病院では一人娘のケリーさんが
付き添っていて、叔父さんは私
とDAVIDの突然の訪問を驚いて
いたが、とても喜んでいた。
お互いに様々なお話をして夕方、
Airb&bの宿に泊まった。
底のオーナーのクリスティーン
さんが、手作りのフレッシュな
お野菜をタップリとおすそ分け
してくれた。
黄色と緑のズッキーニ・トマト・
ハラぺニョなど、夏野菜好きな
DAVIDは満面の笑み。
私達が叔父さんのお見舞いに来た
と、チェックインで話すとクリス
ティーさんはお庭のお花をブーケ
にして、明日私とDAVIDに持たせ
てくれると、親切に申し出てくれ
た。
朝早くのフライトとドライブで
疲れ切ってた私達は、夕食を食
べたらバタンキュー！
翌朝、チェックアウトする時にス
テキな花束をガラス瓶に入れてく
れたブーケは、クリスティさんの
LOVEが詰まっていて、優しい心遣
いにただただ感謝しかなかった。
近くに朝のマーケットがあると、
クリスティさんが教えてくれたの
でDAVIDと朝のお散歩がてら、そ
のマーケットを歩いて回った。
新鮮なお野菜やフルーツ、コーヒ
ーやスイーツ、パンや絵画・手作
りのクラフト品などが、たくさん
並んでいて無料の演奏が、マーケ
ット中に鳴り響いてた。
2トン近い巨大な馬が、5ドルでそ
のマーケットの周りを周遊してく
れる馬車があり、間近で本物の馬
を見れてとても嬉しかった。
10:30頃、また叔父さんのいる病院
に向かい、昨日から比べると少し
元気そうな叔父さんと娘のケリー
さんとお話をした。
私達が持参した可愛いお花のブー
ケを、叔父さんはとても気に入っ
てくれた様子で何より…。
前日は寝たきりで呼吸が大変そう
だった叔父さんは、鼻から酸素吸
入をし続けてるが、今日は椅子に
座っていて、少し昨日よりは目に
生気を感じられた。
ふと叔父さんはヒゲを剃りたがっ
たが、近くに「手鏡はドコ?‼」と
キョロキョロ。
私は自分のバックパックにある、
小さな手鏡を駐車場に取りに行っ
た。
髭剃りには小さ目サイズだったが
叔父さんは、私の手鏡を使って器
用に慣れた様子で髭を剃った。
必要なら手鏡をプレゼントすると
私は申し出たが、遠慮深い叔父さ
んは「No, Thank you.」と断った。
叔父さんのご近所に住む、体格の
イイ消防士さんが二人の息子さん
を連れて「何か、デキるコトがな
いか?」とお見舞いに来てくれた。
彼らが少し話をしてから病室を去
り、DAVIDと私はしばらく叔父さ
んとケリーさんと病室で懐かしい
思い出話をタップリとした。
お昼にはクラマスフォールズを出
発すると、前日話してあったので
時間になったので叔父さんとハグ
をして、またの再会を楽しみにし
ていると伝え、早く回復するのを
願って病室を後にした。
叔父さんはDAVIDのDADにそっく
りで、亡くなったDADと優しい目
がとても似ていて、兄弟の面影を
感じた。
DAVIDにとってはDAD&MOMの
兄弟姉妹の中で、生きて残ってる
最後の長寿の叔父さんだから、で
きるだけ長生きしてほしい気持ち
がとても強い。
私達の半年近いアジアへの旅から
戻ってきたら、また会えるのを楽
しみに後ろ髪を引かれながら、短
い再会の時をシェアした。
オレゴン2日目の滞在先は、私の
穂高養生園時代のお友達の暮らす
アシュランドに、クラマスフォー
ルズから1時間40分かけて、紅葉
の始まった山道をドライブしつつ
向かった。
②に続く…
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