旅で出会った男性カップル‼⑥

雪のある旭川空港から、市内バスで
旭川駅へ向かう時、外国人男性二人が
最後に乗り込み、1人は座れたが、
通路に立ってマゴマゴしてた。

私は通路の補助席を、すぐに倒してその
男性を、私の横に座らせた。

「Thank you！」とあいさつや軽い会話が
DAVIDを巻き込んで始まる。

男性同士のカップルで、DAVIDの前に座れた
男性はガン、私の横の補助席に座った男性は
難病を患ってると話してくれた。

希望の光

その病名を聞いて、明日サプライズ訪問する、
私の友達と、全く同じだったので胸がキュッと
した。

2人はヨーロッパから来ていて、旭川から
韓国へ船で渡り、その後も中東を旅する
優しい雰囲気のシニアカップル。

リタイアして重い病気になっても、自分が
「やりたいコトをやらなきゃ!」と世界を
旅するトラベラー。

DAVIDも私も同じタイプで、すぐ意気投合！

旭川訪問の目的を話すと、それは最高だと
言ってくれた、その男性は自分の病と私の
友人の病が全く同じだったので、

「どんな病だからって、残された人生の時間を
全て諦めたり、やり残しをしちゃうままなんて
ナンセンス！」

大丈夫！

「死ぬ時に後悔することがない様に、どんな
状態でも諦めない！」のが大切だと、私とDAVIDに
キラキラした笑顔で熱く、話してくれた。

バスの中で、同じ難病で苦しむ親友Ｋさんを
思っていた私は、どんな気持ちで闘病生活を
10年近く過ごしているのか、とても複雑な
想いが交錯してた。

旭川駅の雪景色

明日の訪問は、本人には一切、事前に何も
知らせてない。

もしKさんがご自宅に不在で会えなければ、
時間とお金の無駄になってったとしても、
それはそれでイイ。

お手紙のやりとりがたまにあるが、手紙を
明けるのも読むのも、きっと書くのも大変
なのだろう。

諦め

ZＯＯＭなどカメラ越しの会話は、「病の
進行で、昔と変わった顔やカラダを佳子さんに
見られるのに、とても抵抗がある」と言われ、
結婚後にアメリカ移住してから顔を見て
お話しするのを諦めていた。

でも、共通の友人Ａさんから彼女の病や最近の
現状を聞いて、「コレは会いに行かねば‼」と
ずっとムズムズしてた数年が、私のもう限界！^^

旭川市

会いたい気持ちが収まらない時間が長かったから、
Ａさんに教えてもらった彼女の住所と携帯の電話
番号だけ握りしめて、アリゾナから帰省。

DAVIDをこのチャンスに紹介したいし、顔を見て
ただＫさんをハグするだけでイイから、明日
もう突撃訪問でサプライズしに行くと決めたら、
もう行動するだけなのだ。

会えなければ明日は、DAVIDと私の11年目の結婚
記念日だから旭川で、「美味しい寿司を食べに来た」
お祝い目的の旅に、切り替えればイイだけ…。

屋上露天風呂

30分のバスの道中で、白く広がる雪景色をぼ～ん
やり眺め、旭川駅前でそのカップルと別れた後、
雪の寒さで冷えたカラダを温める、屋上に大浴場の
あるホテルで、芯から暖を取った。

今年学ぶのは、一人頭でアレコレ考えるよりも、
「ココロの声に従い、即行動する」コト。

思いがあればもうやるだけで、「どう転ぶかは、
動きながら考え、また次の行動を決めればイイと
自己信頼と問題解決や、その次の展開を楽しむ、
これが私の学び！！！

旭川の夜は、DAVIDの大好きなホッケと大盛
ごはん2杯の夕食で、明日の作戦会議。

焼きホッケ

「人生で一番おいしいホッケ！」と、
北海道旭川の脂がノリノリのホッケで、
ご機嫌のDAVIDを前に、明日のバスや
ルートを確認し、突撃サプライズの
ワクワクと興奮で、眠りについた。

明日は、どうなることやら？？？^^
⑦につづく…

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