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「運命の人」の英語表現

「恋バナ」の英語

今更なのですが、、、ワタクシ韓国ドラマの「愛の不時着」にハマってしまいました(笑)「この展開はありえない〜」とか突っ込みながらも、運命の出会いを果たした二人がどうなっちゃうのか、ハラハラドキドキしながら最終回まで一気に見てしまいました。

このブログでは、普段はビジネスで使う英語がテーマとなることが殆どですが、今回は「恋バナ」の英語について書いてみたいと思います。

私が「恋バナ」を(特に英語での会話は)一番よくしていたのは大学時代ですね。アメリカの女子大に通っていたので、同級生は全員女子です。従って、ここでの「恋バナ」も全て女子同士の恋愛話で出てきたものです。

よく聞いたのが、「Where is my Mr. Right?(私の理想の人はどこにいるのよ?)」という表現。"Mr."というのは「男性」です、そして"right"は「正しい」"my Mr. Right"というのは直訳すると「私の正しい男性」、つまりは「理想の人」という意味です。

ここで着目したいのが"right"という言葉を使っているところです。right or wrong(正解か不正解か)というように、rightには「正解」や「正しさ」という意味があるので、恋愛の話をしていても"Mr. Right"という表現には、どこか「条件が良い人」みたいなニュアンスも感じます。


おとぎ話から出てきた言葉

それに対して、ロマンチックなだけの表現としては、"Prince Charming"(チャーミング王子)というものがあります。
これは日本語で言うところの「白馬に乗った王子様」ですね。

シンデレラに登場する王子様も"Prince Charming"です。固有名詞(名前)のように使われていますが、"Prince Charming"(チャーミング王子)というのは、いろいろなおとぎ話に登場していて、「素敵な王子様」の代名詞のようなものです。

多くの場合は、ハンサムで優しくてヒロインを救ってくれる王子様というキャラクターで、それ以上の人物描写はありません。まあ、おとぎ話の登場人物ですから、人間臭い人物描写は必要ないということですね(笑)。

おとぎ話繋がりで思い出しましたが、お姉さんのような存在だった人に言われた言葉が強烈でした。
「You have to kiss many frogs before meeting your prince(自分の王子様を見つけるまでに、たくさんカエルにキスしなくちゃいけないのよ)」

これは、カエルにキスしたら王子様に変わったお話が元ネタです。おとぎ話の中では最初に出会ったカエルにキスしたら王子様に変わったという話なのだけど、現実はカエル(王子様だと思った男性)にキスしてみたら「こいつは王子様じゃなくてただのカエルだった💢」ということを何度も繰り返して、ようやく自分の王子様が見つかる、という大変現実的なアドバイスです。何事もトライアルアンドエラーが必要ということですね。

恋愛に関連する表現に、おとぎ話に由来するものが多いのは面白いですね。チャーミング王子(白馬に乗った王子様)とか、カエルにキスするとか。
恋愛話だとおとぎ話のメタファーが出てくるというのは、やっぱりみんな心のどこかで恋愛には現実離れした、おとぎ話みたいなストーリーを期待しているということなのでしょうか?


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