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愛を語る英語表現

「love」 vs. 「like」・・・なんか、習ったのと違う?


愛を語る英語表現といえば、なんと言ってもダントツで有名なのは"love"でしょう。もはや知らない人はいないという程の知名度です。そして、知名度ではちょっと負けるものの、"love"と同じくらいよく使われるのが"like"という言葉。

"love"と"like"という単語を習ったのは、確か中学生くらいだったでしょうか。ただの「好き」は"like"、恋愛感情がある時は"love"とか言って友達と「あの子のことloveかも〜❤️(恥)」などと恥ずかしげに打ち明けあっていた記憶を思い出します。(遠い目・・・)

しかし、実際に使われているところを見ると、恋愛感情があるときは"love"で、そうでないときは"like"というわけではさそうです。ドラマのセリフなどを観察していても、むしろ恋愛感情があるときにこそ"like"を使う傾向があるようにも見受けられます。「私、彼のことが好きなの」というときは「I like him」と言ったりしてます。

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"love"と"like"のニュアンスをネイティブにも聞いてみましたが、「よく分からない」という答えです。強いて言えば、"like"が強く深くなると"love"かなぁ、と。恋愛感情の「好き」を表すときには”like”を使うことも多く、"love"は家族愛や友達同士の愛情のようなときに使うことが多い気がするとのことです。

恋愛関係においても、恋人同士が最初は”like”の気持ちで惹かれ合い、一緒に時を過ごして愛情を育むと”love”を使うようです。"love"は”like”より穏やかで深い愛のようですね。

イギリス人がよく使う表現

「好き」を表す表現で"fond of〜"というのも聞きます。

「I am fond of 〇〇」(〇〇が好き)というように、Be動詞+fond of〜の形で使います。これはイギリス人がよく使う表現で、アメリカ人からはほとんど聞いたことがありません

もう一つ、私が「イギリスっぽいなぁ」と感じる表現に"lovely"があります。日本語で「ラブリー」とカタカナで使うときとは少しニュアンスが違うようで、イギリス人が"lovely"と言うときには「いいね!」「素敵!」という意味で、必ずしも日本語の「ラブリー」のような少女趣味っぽい(という表現が正しいかは分かりませんが💦)というニュアンスではありません。

前置詞に注意したい、"in love with〜"と"crazy for〜"

盲目的に心を奪われているときの英語表現は"in love with〜"、そして、"crazy for 〜"。どちらも、「ゾッコンに好き」というようなときに使う表現です。対象は人でなくとも「チョコレートがどうしようもなく好き」というような場合にも使います。


対象物の前にくる前置詞が"in love"は”with”、"crazy"は”for”と違います。間違えても意味は通じますが、セットで覚えておくと良いですね。

もう一つ、"prefer"は比較対象がある場合に使う表現です。「赤か青かどちらが好き?」と聞かれて"I prefer red"は、「(青に対して)赤が好き」という表現です。こちらも機会があったら使ってみてください。


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