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知らぬ間にポケットに 二万円!患者さんから二万円もらった話。その二万円に泣いた( 。゚Д゚。)お金はエールと感じた☆


私がこれまでに体験したエピソードを書いていこうと思います☆
いつか自分も忘れっぽくなっていくから、将来自分のnoteを読み返して、思い出せる様に自分の為に書いていこうと思います☆
私は作家でもない、才能ないので、全て実話しか書けません。下手なnote初心者です。メモへの走り書きなので、皆さん購入してまで読む内容ではありません。
私の話に興味ある方のみ宜しくお願い致します☆

二万円エピソード

約27年前、
看護学生の時のエピソードです。
実習先の病院で、患者さんお一人を受け持たせて頂いていました。
その高齢の男性患者さんは癌を患っておられました。
入浴介助を実習させてもらえる事になり、
学生が着けているピンクのエプロンを外しました。
エプロンを受け持ち患者さんの部屋の椅子において、お風呂場へ同行し、入浴介助。
洗髪や身体を洗わせてもらえました。

学生の私を受け入れてもらえて、何でも話してもらえて、ケアさせていただける、学ばせて頂ける事に喜びと感謝を感じて、精一杯勉強して携わらせて頂いていました。

お風呂の あとかたずけ後に再び患者さんに挨拶に行きました。実習させてもらえたお礼と感謝を述べ、患者さんも沢山のありがとうを伝えてくれました。笑顔で別れ
丸めたエプロンをそのまま持って、病院の隣の看護学校へ帰りました。
実習記録書いて、エプロンを丸めたまま持ち帰り、洗濯に出すのも忘れてそのままで土日曜日が過ぎました。
気付いたのは月曜日の学校で。
ポケットの中身を探っていたら
二万円が出てきました!

ビックリしました。
何だこれ?
何これ?
え?え?
私のエプロンじゃないのかな?
私の二万円じゃないから、誰かのかな?
患者さんのかな?
エプロン外した時と言えば、患者さんのベッドサイド。
って事は、患者さんのだ!
ヤバイ!怖い!私が二万円盗んだ事になってたら警察に逮捕される。
心臓バクバク、ばれたら捕まると怯える犯罪者の気持ちになった。
これは アカン!

ありのまま正直に看護学校の先生に報告・連絡・相談をしました。
「たぶんその受け持ち患者さんの二万円です。
何故かポケットにいつの間にか二万円が入っていた。」
と現金二万円を渡しかえしました。

後日、実習先の病院で確認してきてくださいました。
そして私に 二万円を手渡してこられました。
何故か二万円がまた私にかえってきたのです。
???何このお金?状態でした。

看護学校の先生曰く、
患者さんが奥さんに話していたそうです。
「学生さんに申し訳ない世話ばかりしてもらったから。 嫌な顔ひとつせずに笑顔で良くしてもらったから。 凄く感謝してるから気持ちポケットに入れてあげた」
そう話していたそうです。
やっぱり 受け持ち患者さんの二万円だった。二万円なんて凄い大金です。
持ち主解って良かったと思ってホッとしました。
自分でお金を返しに行ったら良いのだなと思ったら、違った。

病院の看護師さんが丁重にお断りし、二万円をお返ししてくれたけど、奥さんがどうしても受け取ってくれなかったとの事。

「これは亡くなった主人の気持ちだから、
主人の想いを無駄にすることは出来ない。
学生さんに必ず 気持ちを届けてあげて下さい。頑張って看護師さんになって下さい」とおっしゃってたよとの事でした。

えええ?
亡くなった!?
うそ!え?
人って急変して死ぬことあるんだ。
また会えると思っていたのに、。。。


(「久しぶりにお風呂入れて さっぱりしたわぁ。背中流してもらって気持ち良かったわ。ありがとう~」)
っておっしゃってた時の穏やかな笑顔が
浮かんだ。

もはや 現金ではなく、
遺骨のような感覚であった。
二万円を受け取り、気持ちを受けとめ、
泣いた。
お金って貰えたらめっちゃ嬉しい物なのに、涙がとまらなかった。
「そんなこと あるんですか?」
とたずねたら、
看護学校の先生は
「患者さんは あなたに一番大切な事を学ばせてくれたね。
身をもって命の尊さ教えてくれたのだから、しっかり成長して恩返し出来る様に頑張ってね☆」と
私の気持ちに寄り添って優しい言葉をかけて下さった。

ここで 書くの辞めとけば良いかな?

この 患者さんから二万円もらった話は
二万円が嬉しいと言う感覚はなかったので、当時、友人にはこの話はしなかった。

患者さんに二万円もらってラッキー!
なんて 気持ちにはなれないよ。

重く貴重で大切な想いがお札なんだ

と知っているから、そのお金は使えなかった。
その遺骨(二万円)だけは ずっと使わずお財布に
小さく折り畳んでお守りとしていた。

そのお金の存在は毎日を生きる励みになっていた。

ここで終わらせたら良いかな?

続きを話すと長くなる。

この私の大切な宝物の
患者さんのエールと言う魂
が宿ってるお札、

財布ごと盗まれたのです。

悲しかったなぁー。

看護学校の文化祭の日に、鞄の中からいつの間にか お財布が消えていた。
他の友だちも文化祭の日に教室でお財布が盗まれていた。犯人は看護師のたまごの
可能性が高い。個人で警察呼んで徹底的に犯人探し、持ち物検査して見つけたい気持ちを押し殺し 泣いた。
静かに秘かに泣いた。

こんなリアルな現実は書き残さず、忘れてしまえば良いのかな?

今 は こう思う。
私が二万円を喜ばず、喜べず、お金見るたびに 命と引き換えに二万円になって現れた患者さんの事を ずっと思い出しては悲しい気持ちになってたから、

そんなに悲しむな 忘れて前へ進め と

私の前から その遺骨(お札)が消えて姿を消し重い気持ちを軽くさせてくれたのだろう。

でもいつまでも患者さんの
笑顔とエールと感謝は 忘れない☆
頂いた二万円、今でも大金ですよ☆
お金見るたびに、天国に消えた二万円の存在に、凄く励まされ、頑張ろう!って気持ちにさせてもらえます☆
お金は ここに心にあると思えば
満たされる。

お金はエールですね☆

私も お金は人の為に使い エールを贈れる
看護師でいたいです☆

最後まで呼んで下さった方、ありがとうございましたm(_ _)m☆
感謝しています☆☆
ご支援ありがとうございましたm(_ _)m☆
励みに頑張ります☆

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