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「名誉」とか「尊厳」とか

2022/03/15 晴れ @ギンレイホール

掲載は観賞順。


プロミシング・ヤング・ウーマン

大事な人に大切なことを確認したくなる度 ★★★★★

サイコ、ホラー、ミステリー、リベンジもの、というエンターテイメントのジャンルで、ストーリー性と演出できっちり楽しませてくれる映画。

そして、楽しませられながら、きっちり考えさせられる映画。
自身に引き寄せて考えると、いろんな意味で怖い。
だって、これは、だれにでも起こりうることだと思うから。

たとえば、自分が当事者だったら?
自分の家族が当事者だったら?
パートナーが当事者だったら?
自分がその場にいたら?
そのときの行動について後悔していたら?
その後の人生でできることは?

自分に問いかけるだけでなく、家族やパートナーにも問いかけて、「頼むからこうあってほしい」と切望したくなります(実際に私はいてもたってもいられずしてしまった)。

とあるシーンで、主人公が心を開いた男性の登場を心待ちにした私。
そうなっていたら、違う結末があったのだけれど。
作品的には、現展開のほうがスリリングで構成も決まるものね。

母さん的には、
「あの場面で、行動できるか否かが人生の分かれ目だからね!」
と息子たちには伝えたいです。


帰りに書店に寄ったら、この本に遭遇。

なんだろう、このタイムリーさ。
それまで気になりつつも読まずに来たのですが、観念して買いました。

さらに翌日は、こちらの本もネットで見かけ、

こちらもポチリました。



https://amzn.to/3u9Vram


最後の決闘裁判

「生きる価値」は自分で決めるぞ!度 ★★★★★

命を懸け、勝敗をもって天の配剤となす、決闘裁判。
中世のフランスを舞台にした事実に基づいたお話だそうです。

同期同士の昇進の差、生まれた家の違いからくる「名」への熱の有無、上司に気に入られる者、そうでない者、伴侶を得た者、そうでない者、親友の友人への恋慕、嫁姑の確執、、、、
いつの時代も、人間関係の悩みはそう変わらないのね、と思えます。
あと、人それぞれの見え方で変わる真実も。

「決闘裁判」にまでコトが発展して憤る姑が嫁に言った言葉が、なんというか、これもこの人が生きる価値であり「よすが(拠り所)」であり、強さよね、と妙に納得も。

本編とは関係ないけど、上映直前に入ってきた、ロングスカート女子二人が斜め前の席へ。やけに姿勢がよくて座高が高く、頭が字幕にちょうどかかる。
私は、ちょっと体をずらしてなんとかなったけれど、彼女の真後ろに座っていたマダムは、お気の毒でした。背もたれに体を預けてゆったり観ていたのが、やおら体を起こし、字幕の見える高さや角度を探して一人エグザイル状態。

以前、ちょんまげヘアーを高々と上げてスクリーンを遮っていたオシャレ男子にたまげたのを思い出しました(観賞後に帽子をかぶって出て行った。次回はずっとかぶっといたらいいぞ。またはゴムとれ)。

名画座などの古めの映画館では、後ろの席の人へも配慮しましょうね。


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