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はじめて着物を買った話

はじめまして!
雪月花と申します!

着物と向き合って四半世紀。
着物への思いをカタチにしたくてnoteを始めることにしました。

第一回目noteは「はじめて着物を買った話」

満足に着れもしない頃からキモノ大好き大好き大好きーを発信し続けていると
自然とあちらから寄って来てくれるものですね。
嫁入り支度として親が誂えてくれたもの
嫁入り後に義母から譲りうけたもの
ありがたいことに和箪笥に入りきれないほどの着物の数になりました。

今は着付け教室に通い幾分か自装できるようになりました。
その着付け教室の先生が何年も前から着ていらした夏着物が
何とも冷んやりと涼しげで涼しげで。
濃いブルーに氷の様な模様。
後に「雪花模様」と理解するのですが
江戸時代から続く伝統技法なのにとても近代的な幾何学模様。
気になる。私も着てみたい!

先生のご紹介でようやく誂えに行く機会に恵まれました。
京都市中京区にある「藤井絞」さんにて浴衣早期受注会が催されるとのこと。
まだ底冷えのする二月初旬の京都は夏物の新作が出回る時期であり業者さんが買い付けに来る時期でもあるそうです。
市場に出回る前の品を製造元で選べる贅沢。
素材・色・柄よりどりみどりの中からこれぞ!と思う反物を選び
肩にかけて映り具合を確かめる。
お忙しい中 着付け教室の先生に来ていただきお見立てしてただきました。
おかげさまでキュン!と来るものに出会うことができました。
雪花絞りの中でも一段と高い技術を要する「八つ畳み」の大好きな藍色のもの。
藤井絞の社長さんも染め具合がとても良いとご自慢なさるほどの逸品。
浴衣ではありますが心底満足できる着物をはじめて自力で購入することができ
これは夢か現か袖を通すまでまだ信じられない気持ちでいます。
仕立て上がりが待ち遠しすぎる。


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