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方向転換は、つらいけど・・・

 

 周りを見回してみたところ、

生涯に2.3度は、人生に転機があるような気がします。

「お前、今 動けよ!」と、

どこからか無言の圧力がかかる時が・・・

この「動けよ」指令を無視して、じっとしていると、

運は、確実に尻絞りになってしまうようです。

生き方を、意図的に変えるのは、結構しんどい。

出来ることなら、現状維持でいきたい・・・

 私も、このままいくと、自分の人生 お先真っ暗とわかり

己で大鉈を振るい、人生の方向転換したことがありました。

それが、20代後半。

この時は、本当に必死だったので、

行動力も並大抵ではなく、はたからみると、危うかったでしょうが、

結果としては、すべてよき方向に向かいました。

振り返ってみると、

今までのやり方を、突破すべき時期だったのでしょうね。

突破の引き金は、我が家にはいった泥棒でした。

その当時、志を同じくする人達と、グループを組んでいて、

その人たちから預かっていたお金を、全額盗まれてしまいました。

間違えがあってはいけないと、毎日毎日、お金を数えていたのですが

その時、誰かに見られていたような感覚がありました。

窓全開で、他人から預かっているお金の計算って・・・

アホですねぇ・・・。

当時、貯金など全くなくて、結局全額 母にたてかえてもらって

弁償しました。

こんなことを続けていたら、身の破滅だ・・・・と、

諦めの悪い私も、さすがに悟りました。

20代後半まで、やりたい仕事を目指して、自分なりに頑張ってきたので

諦めるのにも、劇薬が必要だったのでしょうね。

つらかったけれど、それをばねに、なりふり構わず方向転換を試み、

何とか、自分に合った路線に、切り替えることができました。

 それにしても、あの時期、何と強い突風が吹いたことか・・・

あの突風の後押しがなければ、

あそこまで短時間に、方向転換できたとは思えません。

何者かに、首根っこつかまれて、

「お前は、そっちじゃない。こっち」と、

行く先をしめされたような気がします。

 今は、趣味として

かつて仕事としてやりたかったことを、

少し、形を変えてやっています。

これで、良かったんだ・・・

と、時々一人で、深い安堵にひたりながら・・・







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