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メタボリズム・クローゼット

前に記事を書いてから実に7年ほど時間が経っていた… 驚愕。。
それまでもTumblrとかは更新していたりしたので(しかしそっちは研究とかに関することだったりするので、もうちょっと内容カタめ)、文章自体はそんなに久しぶりな気が…

いや、するわ。
ブログ的なの書くの、久しぶりすぎて手が「??」ってなってます。
そもそもですます調だったか?である調だったか?もはやわからん。(過去の見たらいいネ☆)

本当に何かを書かなきゃいけない、書きたいときに書けなくなっている自分にちょっと腹立たしかったのと、単純に書きたいなっていう気持ちが曲がり角で出会ったので、またつらつらと書き始めようと思います。

が、本題に入る前にちょっとだけ自己紹介。

今32歳。今年ゾロ目の33歳になります。
相変わらずサクソフォン奏者をしています。
しかし7年の間に大学院進学、DTMなんぞにも手を出し、最近の共演者はもっぱら友人や先輩などではなくマシーンです。自分が打ち込んだものをいじったりしながら演奏してます。


著者近影


…って言っても「ハァ?」て感じだと思うので、これはまた後日ちゃんと触れるなりするとして…
(いやー後日まで待てねぇ!という方はWebサイトをご覧くださいナ)


ここ数年、ファッション関係の本を読んだりしている関係か、そのあたりの話をどっかで書いたりなんやらしたいなあと思い、かつ、このNoteも最後の投稿がファッション関連なので、今回はその話をしていきます。




25歳、傍観者やめるってよ

前回の投稿(25歳だった)で、私はこんなことを書いてました。

今私は25歳で、それまでもずっと若いうちしか着られないなと思っている服がいくつかありましたけど、そのへんは興味がなかったので素通りしてきたんです。ミニスカ的なものとか。本当に興味がなくて。(未だに興味ない)

でもそろそろ、そうやって傍観者やってたらすぐに30歳なる、と気がついた。
私はどちらかというとさっさと年取りたいんですけど、でもいざその「年を取った」状態でどんな人間でありたいか、とか思うと、そろそろ私も傍観者やってたらダメかな。ーと、突然思ったんです。
(中略)
確かに、TシャツやシャツにGパンは好きです。多分この先もずっと。
でもそれって、いくつになってもなくならないし、出来るんだ。その年齢によって見え方は変わっていくけれど。
だったら、そのずっと出来る格好と並行して、今だから着れる服をそろそろ着てみるか、そういう意味での冒険も避けてちゃ面白くないな。という考えに思い至ったんです。

人は住んでる土地や行動様式、生活スタイルによって服をチョイスするし、それらが反映されるファッションって面白いな。だったら反映させてやろうじゃないか、と。

中身も外見も全部自分-序。/Kei Kimura

結局そのあとどうなったか。

結論、傍観者じゃない方向にいきました。

後述する経験を通じて、結局25歳の頃と結構クローゼットの中身が変化しました。というか住む場所も変わった関係でクローゼットそのものも違う。笑

例えば25歳の頃愛用していたスキニージーンズは今一本もありません。クッタクタに着まくったというのもありますが、今の私にあんまりフィットしないな。というのが一番の理由です。(体型はあんまり変わってないものの)


ということで、まずは準備体操を。
この記事を書いた頃くらいから、まず買う買わないに関わらず試着してみる!というところから始めました。試着に慣れるところから始める、という感じ。

服が少し増えてきたかな?というこのくらいの時、転機っぽいことが起きます。


27歳〜 学生生活@岐阜

岐阜で住まいを移し、大学院入学 ー再び学生になったんですね。

岐阜は寮生活。
学生だしパーカーにジーパン生活になるのかしらと思っていたりしたんですが、蓋を開けてみると周りがみんなオシャレだったり好きな格好していて「良いなあ」と。

しかも横浜は実家で、一人暮らし状態になった為家族の目が全く気にならない。何も言われない。好き放題できる(・・・のか?)。
おかげでユニクロとか以外のおしゃれ~なブランドなどに手を出し始めました。


とはいっても所詮学生なのでバカスカ買ったりは出来ませんし、試着はそんなに出来ないので(名古屋まで出ればいいが、まー出ない。笑)、ネットショッピングは大いに楽しむことに。
更に収納もそこそこあったという環境も相まって・・・

気がつけば使い勝手の良い服がほどほどあった私のクローゼットは、お気に入りがちょいちょいいる空間になりました。
(余談ですがコロナ禍の外出自粛期間、私は家で誰よりオシャレだった自負があります。ずっと家にいるからメリハリつかないし、良い服着るとちょっとスイッチはいる上、汚れてもすぐにケアできるし着替えられる。お洋服って素敵だわぁなんて思ってました)

大学院を修了して再び神奈川に戻るときには、確かに服は増えたけどそこまで?という感じだった、はずです。
しかしこの頃、お気に入りがたくさんで幸せ〜を味わう一方、いい服はそんなに傷まないのでただただ増え、一応たまに入れ替えとかをするもお気に入りはいつまでお気に入りとして君臨し続けた結果、この間までTop3だったものが四天王になり(増えてる)、四天王は5大勢力と化し(増えてるよ)、5大勢力は神7となり(だから増えてるって!!)・・・

ま、都会帰ったらいっぱい着るやろ、と思って、お気に入りを抱えて寮を出ましたとさ。


30歳〜 更に増えゆくお気に入り

無事に修了した頃、関東はまだ緊急事態宣言出てみたり外出自粛が叫ばれたりとカオスだった時期で、帰っても演奏の仕事はしばらくダメそうだなあと思い、とはいえ実家に帰ったら絶対に働かないだろうと思った私は自立すべく家を借りて働くことになるんですが。

当然ながら働いたらその分お給料ってものが出ます。正社員だろうがバイトだろうが単発の仕事だろうが。
働き始めた私。当然月に1回以上お給料なりギャラなり、お金が入ってくるタイミングがありますね。


・・・まあ試着したり買ったりするわけです。

するとどうなるか。


当然の如く増えゆくお気に入り。
しかも都会に簡単に出られる。試着めっちゃできるじゃん。えー、素敵ぃぃ!買う!

…気がついたら「この服今シーズン2,3回くらいしか着なかったのでは…?」が一着、二着・・・。

なんでって?

私は一人しかいないのにたくさんのお気に入りに包囲されている!!!!!!!

という状態になっていたからです。


全部好きな服たちなんです。
機能性に振った結果なんとなくで買ったりした服もありますが、基本的には好きな服ばっかり。・・・しかし、「お気に入りの中でも特にお気に入り」に限って着れてないことがしばしば。

理由は大体「今日じゃないな(そういうシチュエーションじゃないな)」。

勿論、職業柄舞台で着る服なんかは「今シーズン数回しか着てないじゃん」も仕方ないと思うんですね。毎回同じってわけにもいかないしーとかやってると、残念ながらそうならざるを得ないな、とか。
(というかそもそもシーズンでモノ考えないし)


まあそれを差し置いても、だよ。

うーん、ちょっと考えものだな、、、 どうしよう、、、

という悶々と並行して、「そもそも服を着るってなんや」などとちょっと哲学的?な方向にも思考が進みました。
とりわけハイブランドとか着ている人を見てると、「服を着てるのか、ブランド(記号)を着てるのか、何なんだろう?」と思ったり、「そうは言っても自分はどっちなんだ?」なんて考えてみたり…

この後者のほう(「そもそも服着るってなんや」)の方は本読んだりして考えるようになったものの未だによくわからない。が、しかし、前者の「お気に入りの服増えた」問題はちょっと考えた方がいいかも。
そう思ったときに読んだ本の紹介です。
はい、それではテレビショッピングのお時間ですッ。(違います☆)


お気に入りを制服にしてしまうという考え方

あきやあさみさんというファッションスタイリストの方の本。
詳しい話は本書に譲るとして、要は「究極に気に入った少数の服で毎日を過ごす」ということなんです。

良い服に限って「今日じゃない」と言って着ない、そのまま月日が経っていく…という悲しいことを目の当たりにしたというのは前述のとおりですが、

「いや、今でしょ!!!毎日着るんだよ!!!!」

…という考え方をしてみたらいいんじゃないか、と。(ざっくり)

本の中では「そうは言っても著者もかつてはめちゃくちゃ服持ってた」「けど年間3セットていうのに行き着いたのはね…(体験談)」「じゃ、何を考えて3セットにしてくかってことなんだけども、(ノウハウ)」みたいな内容などが書いてありますので、気になる人は是非読んでみてくださいね。


そんで。
私に話を戻して。

前回投稿した25歳くらいの私は、コレをまじで実践しているようなところがあって。

さすがに10ではないものの、それが快適だと思って続けてました。

んがっ。ある時その快適さを上回る問題が発生しました。


10着前後で起こった問題

まずこの頃私は全然収入がないので、ほぼ(今でいう)プチプラ。
そのプチプラを着回すと、んまー痛むの結構早いんです。
否、正確には労る気持ちとかケアをするみたいな発想は薄かったのもあってか、痛むの早かった。(ちょっといい服ってのに手を出した今だからこそ思う。)

そうすると、入れ替えが早い。
これが実のところ、ちょっとしたストレスになっていて…

身だしなみを気をつける程度のファッションセンスはあったものの、まー無難 Of 無難。

しかも試着がめんどくさい為ほぼ同じような服しか着ないし、たまにイイとことかの着てみようかなーと思ってお店を覗くも、審美眼がほぼないに等しいのでよくわかんなくて何も買えずに帰ってくる。ただ疲れる。服買うのだるいな。いつもの感じでいいや。

というループ&ループ。

お金持ってる人はファッション楽しいだろうねえいいよねぇなんて思っていた。(お前の場合の真の問題はお金ではなかった、と今なら思う)


ちなみに実は浪人生(19歳)から6年くらい某赤い看板のお洋服屋さんでバイトしていて(っていうのもあって身だしなみ気をつける程度のファッションセンスは幸いあった)、お客さんに試着勧めるくせに自分が客になったら試着めんどくさいっていう駄目な奴でした。
逆に、たくさん試着して考えているお客さんに対しては心底尊敬の眼差しでした。膵臓じゃなくてあなたの爪の垢煎じて飲みたいと思いました。


もう一つの問題。
あまりにも臨機応変さに欠けた

スタメンしかいないクローゼットの中身は、普段着と舞台(演奏)用の衣装、みたいな2極化。
ちょっとしたお呼ばれとかがうっかりあった際、本当に困った。

単純に服を持ってないから、というよりは人から借りてなんとかその場を「凌ぐ」も、完全に服が浮いてる。というか、ソワソワしてるし、似合ってるかどうかとかそういう次元じゃないところで悶々している。ーというのがストレスでした。

それもまあ当然のこと。
今までラクーな感じで過ごしてきた人間が突然オシャレしたところでどうにもならない。ファッションに対してナメきった人間性をいい服でラッピングしたところでどうにかなるわけではない。と、思い知ってしまった。。。
私は「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイではない。ジミーチュウを履いたところで突然誰もが目を奪われる仕事できる女に変貌するわけではない。いい加減わかれ、私…!(つかジミーチュウ履いてない)

なんて考えているうち、あれ、この怠惰極めている感じって、ひょっとして舞台で出るのでは…とも思えてきた。
もっとも、このへんの考え方に関しては人によるというか。結果演奏が良ければそれで良いでしょって人もいるし、いやいや舞台に出てきた瞬間から始まってるんだから、身綺麗が良いに越したことない、などなど… 人によって考え方は違うのですが、しかし私はどうも、「結果演奏が良ければそれで良いでしょ」にはならなかった。


「何を着るのか」
「それを着ることで自分の何を表現したいのか」
・・・というのを、オフステージ(舞台の外)でも考えていくべきなのではないか、その人間性が演奏に出るかもしれないし、そうじゃなくてもお呼ばれするたびに「ぅおおおどうしよう!ストレス!!」って毎回なるの、本当に嫌!
(ま、そんなにお呼ばれなんてないんですけど。)

…と思ったのにプラスして、冒頭の方の「冒険も避けてちゃ面白くないな」が相まって、10着前後生活、アカン!という境地になりました。


つまり、書いてみてわかりましたが、私は

  • 審美眼を鍛える

  • 服で自分の気分や態度、所作が変わることを理解する

  • どう見せたいかを考える

・・・この3つを鍛えんがために、快適さを捨て、全身鏡の前に立って「ヒェェェ怠惰!」などと自分と向き合う日々へと移行していったわけでした。


で、その修業?がどうだったかというと…

ファッション、楽しい

実は小さい頃、ファッション好きだったんですが、小学校高学年でテニスをやり始めたあたりから快適さと手軽さに全振りした模様。
更に私と対象的にファッションにお金かけまくる姉を見て、金のかからない女サイコーじゃんなどと思っていたりもした。

…結果の、この顛末。
まずは純粋にもうちょっとお金を割こう。時間を使おう。試着だ!

ということで、もともと好きな系統は勿論、シルエット的に今まで着てこなかったような服を着てみたりしました。
そしたら思いの外「お、いけるじゃん」てなって買ってみたり、それまでだったら絶対買わなかったであろう、「手入れをちゃんとやらなきゃいけない系」の服も買ったりしました。
(クリーニング表示になってるけど、案外家で洗ってみても全然いけるじゃん、ってなることしばしば。ただし自己責任ですよ。)

逆に、25歳くらいでめちゃ愛用していたスキニージーンズとTシャツの組み合わせがびっくりするほどしっくりこなくなりました。
体型はさほど変わってないんですが、いろいろ着てみて自分の趣味が変わったのか、審美眼の変化の結果?それともTシャツジーパンというさっぱりめでは物足りなくなった?
理由は未だにわからないけれど、とにかくしっくりこないものはしっくりこない。

その代わりに新たなお気に入りたちを集めていった。
自分の可能性、むげんだーい!!!!なんて言っていた、その結果の、


クローゼットがメタボリックシンドローム

はい、話が「更に増えゆくお気に入り」に戻ります。

「楽しいことをうっすら理解してたけど、お金も時間もかけたくないから試すことすらしてこなかった」人間が、お金も時間もかけるようになった(&かけられるようになった)ら、こうなっていって…


そうは言っても元が10着前後人間ですから、そんなに馬鹿みたいに持ってるわけではない、と思ってます。流石に1シーズンで1回も袖通しませんでしたって服はないはず。
(とりあえず今年の冬服に関してはないです。)

とはいえ、お気に入りとふと目があって「いや、今日はキミじゃないんだ…」を幾度となくやる悪い奴になっている自分にどうしたものかと思った、

そのとき・・・!

出会った「3セットを毎日着回す」という発想。(ようやく話戻ってきたネ)


本の中で自分のコンセプト(テーマ)を決める!等、それに沿って3セットを作っていく、などのノウハウが書かれており、それもやったりしていたんです。
(コンセプトこうしました!系は長くなりそうなので書くなら別記事にします)

ただそれを進める中でやはり避けて通れなかった、「選抜」。


確かに全部お気に入り。
だけど、どっちかというと「かつてのお気に入りだった服を無碍に手放すなど出来ない…」という、執着を収納しまくっていないか…?


ということで、
制服化のための選抜試験を開催することと相成りました。



「今」着たい服を選ぶ

選抜試験を開始してみると、自分のコンセプト云々の前に「この組み合わせしたい!」と思う服と、「こういう組み合わせで着れるなあ」という服の2パターンがありました。

後者は、こういう組み合わせで着れる、けど着れるってだけでやりたいかどうかっていわれると「?」て感じだな。ましてや毎日、ってなると…

ハイッ、この時点で不合格!!!

・・・とします。
かつての、あるいは今でもお気に入りなのになんていう仕打ち。とは思うんですが、とはいえここは心を鬼にしてやっていきます。
(自分で買っといて何が鬼だよ、とも思う。うん。。。)


そういう感じで進めていくと、結構あった。着れるけどその組み合わせで毎日着たいわけじゃないなって服。
あと以前なら許せた「微妙に足りない丈」が、自分の好みの変化の結果許せるラインを超えてしまった(許せないになってしまった)服とかもありました。主にボトムス。生地の縮みか。。。

なーんてやっていると、私の中の試験官がメキメキとその調子を取り戻し、思いの外服が減っていきました。
何せかつて10着前後で過ごしてきた女。ただ執着だけで持っていた可能性が高いとわかると、ガンガンスタメン落ちさせていきます。
(余談ですが基本捨てません。各メーカーのリサイクルボックスなり古着屋さんに持っていきます。先月セカンドストリートは2回行った。)


あとはコンセプトに照らし合わせた上で選抜試験開催もしたいところですが、ここで一旦、そもそもどこまで減らすか・残すか考えていきます。


どこまで減らすか/残すか

正直まだ減らせるっちゃあ減らせますが、本当に3セットにするのか?しかも1年通して?というのに関して、私はNoとしました。
理由は「お気に入りたちが傷んでいく速度を遅くしたい」のと、かつて悩んだ臨機応変さに対応したい為。
(断っておくと、先に紹介した本の中でも必ずしも3セットにしろ!ということを推したいわけではなく、あなたの快適な数にすればいいよ☆という考え方です)

・・・とは言っても、お気に入りたちが25歳のときの手持ちよりも良い生地で出来てるからなのか?否か?自分の所作変わった?
理由はわかりませんが、傷む速度は以前に比べると緩やかな気はします。(勿論、ものによりますが!)

あと単純に好みの変化なのか何なのかわかりませんが。
きれいめな服が増えたので、ちょっとしたお呼ばれにはどーってことなくなりました。ま、そういう機会もほぼないし。笑

そう思うと3セットでもまあいけなくなさそうなんですけど、正直なところ「いきなり3セットは怖い」のと、「それを超えるお気に入りがある」(≒3に絞るのはきつかった)。

けど、十分快適そうでは?と思ってもいます。
「この服、今年数回しか着なかったな…(申し訳ない…)」みたいな気持ちは減りそうだし。これ、結構大事。


ということで、今シーズンは手元にある服で、まずはお気に入りを着倒すぞ!そのうちの数着は自分の(まだゆるりーんな)コンセプトっぽいものを表した感じの制服で過ごすぞ!という所存です。

なんだけどね。


欲しい服は、ある。

ンだよ結局まだあんのかよ!!!
大量生産大量消費の権化になりてぇのか!!!あぁぁぁ!?!?!?!?

・・・否、そうじゃなくて。。。あとたくさんいらないの。。。


こんだけ服あると言いつつ、ずーーーーっと探しているものがあって、

  • 白シャツ

  • デニム

  • オールインワン

この3つをこの数年ずーっと探してるんです…。
あと、単純にコンセプトぉ〜とか考えてたらやっぱ欲しいなってなり…。
(他にもジャケット、革ジャンも探してるけど、これはコンセプトぉとか考えても今はいらなさそうってなってリストから除外してます)


まず白シャツ。(本番用のは一つあって、これは普段着としては着ないのでノーカウント。)
羽織として重宝していた白シャツがあったんですが、これがとろみ系素材といいますか、シワになりにくくテローンってしているやつで、これは大変使いまくりましたがさすがにちょっと、、と思って先日手放しました。役目を存分に果たしてくれた…!

で、今はコンセプトってのを考えた末、タイプライター生地とか、ちょっとパリッとした感じの物が欲しい。
…んだけど、白シャツって奥が深い。というか、自分がわがままなのか?なかなかコレッてのに出会えません。
結果、今シャツは白じゃないにせよ持っているので、今なのかな?(買わなくてよくね?)と、しかし色暗い系のシャツばかりなので、白欲しいなぁの間で漂っています。一応探してはいる…買うとは言ってない…


デニムに関しては一応持ってるものの、そちらはすごくワイドで、今欲しいと思っているのはもうちょっとラクに動ける感じのモノ。
前述の白シャツよりもシルエット問題とかサイズ問題が如実にあらわれる。故に、思いの外ピンとくるものがなく、あと紺色のボトムスは(デニム生地ではないにせよ)持ってるので、必然的に優先順位も低くなり、試着回数も減り…
…うーん、ほしいと思ってるけど、やっぱ今じゃないって感じなんだろうな。笑 白シャツよりあんまり真剣に探してないな。笑 書いていて気が付きました。でも探すには探しています。


オールインワンは本当に延々に捜索中。真面目に4,5年くらい。
サイズ感、シルエット(超重要)、それから素材!!!!
これらの要素が自分の好みど真ん中に打ち込んでくるものが、まーーーない…。
というか世の中にそんなにオールインワンないの?と思うくらい、ない(気がする)。あるいはあっても同じこと考えてる人がたくさんいるんですかね、気がついたら売り切れとか日常茶飯事です。

サイズは多少服の中で体が泳ぐくらい。
袖は長袖か半袖。ここは執着ないな。ただし丈足りないとかは厳格に審査してまいりますよ。

シルエットに関して、これは去年と今の私が好み変わってきたのもあるのか、今はウエストマークしないようなタイプを探し中。
否、ウエストマークしててもシルエットきれいだったら良いかなと思っていたものの、最近着てみたオールインワン(ウエストマークするタイプだった)が、なーーーんかシルエットイマイチで。。。
とはいってもウエストマークしてるタイプでも似合うやつは似合ったんだけどなー。と過去の栄光を見つつ、今はすとーんと落ちるタイプを延々と探しています。

そして素材!
去年くらいまでコットンとか作業着っぽい感じのテイストを探していたものの、自分のコンセプトぅを考えたり、自分の今の出で立ち考えると「いや、コットンじゃねえな…」。
なんか、思いっきり作業着!!!!になってしまって、これだったら軍手したいな… ってそもそも方向性ちゃうやないかーーーい!!!てなったので却下。(否、コットン系の良いやつに出会ってないだけかもしれないけれど…)
あとコットン系は服の中で体泳ぎはしないかな、とか。
てことで、きれいめ素材で探しています。お心あたりのある方は、3階、インフォメーションカウンターまで、お越しください。(いやどこやねんな)

オールインワンは良いのあったら飛びつきそうです。けどNo妥協。
…それよりまず手元にある服から愛していこうと思います。


32歳、新陳代謝するクローゼットへ ‐まとめ

気がついたら9000字を超えていた。(※書き終えた今、1万字超えたよ☆)
これ、読んでる人います?ってなるけれど、まあ自分で後で見返すやろ、と思ってちゃんと公開までこぎつけようと思ってまとめに入りました。(実況)


振り返ると、

  • 25歳くらいまで:プチプラ10着前後→これじゃあいかんのでは?

  • 26歳くらいから:試着に慣れるための修行とお気に入り探しと称した修行

  • 27歳くらいから:完全にファッション、趣味と化す

  • 30歳くらいから:クローゼットがメタボリックシンドローム寸前

  • 32歳くらいから:制服化を目指してお気に入り選抜試験開催

とまあこんなですか。

26歳くらいの修行は、振り返るとこんなことを鍛えようと思ったんだよね…(CV.フリーレン)

  • 審美眼を鍛える

  • 服で自分の気分や態度、所作が変わることを理解する

  • どう見せたいかを考える

結果、このへんは達成出来たように思えます。
2つ目の所作が変わるとかはなんかまあわかるよーなそうでもないよーな…て気もしますが、とはいえ服で自分の気分は変わることがわかりました。
それまでは快適さに全振りしてたんだなあ(別に悪いことじゃないんですけどね)、とも思ったり。
どう見せたいかを考える、は、制服化の本に出会う前も一応何も考えてなかったわけではないけれど、やっぱり制服化云々を考え出すにあたって、特に考えるようになったな、と思いました。

とはいっても修行がこれで終わったわけではなく…
これらのことはずっと考えていくんだろうなあ、と思いますし、どう見せたいかって恐らく年取ったりいろいろ経験していく中で変わっていく気がするんですよね。
その時にちゃんと考えられるようにはしていたいですね。


No審美眼の10着前後
 ↓
鍛えろ審美眼!の結果メタボ気味
 ↓
審美眼を持って5セットくらい

…みたいになりそう、って思ったら、結構ちゃんときれいな到達点では?
そう思えば全部無駄じゃなかったね、よかった☆という気持ちになります。

あと単純にファッション(ってこの単語がちょっと広義過ぎるが)、楽しいです。
明日何着るか考えるの楽しいとか言うようになると思ってなかった。
出かけるのも楽しくなったし、家で過ごすにもいい服着るとメリハリついていいね、てなりました。
服ってやる気スイッチなのかもしれない。


冒頭に戻りますが、

今だから着れる服をそろそろ着てみるか、そういう意味での冒険も避けてちゃ面白くないな。という考えに思い至ったんです。

中身も外見も全部自分-序。/Kei Kimura

避けずに冒険した結果、今私はとても楽しい。
こういう話ができる友達が多くはなくともいる。

ファッションデザイナーの方の本とかファッション批評をしている本とかファッションの視点を社会学的な観点から書いてる本を読むのもとても面白くて、25歳のときの自分が思ってもみなかった姿になったかもしれない。

次振り返るとしたら35歳から40歳の間くらいか。どうなってるかな。
回り回ってメタボリックシンドロームなクローゼットになるのか、新陳代謝をちゃんと促して中身が変わっていくクローゼットになっているのか。
何があったのかその振り返りを楽しみにしつつ、今何を纏うのか考える日々を生きようと思います。

ハイッ、10,743字!多い!!!


一昨年くらいに買ったシャツ。選抜試験を経ても変わらずのスタメンです。

いただいたサポートは書籍代や何かの体験に使うなど、次の記事の種として大切に使わせて頂きます。応援してみてもいっかなーと思って頂けた際には是非、よろしくお願いします!