牛乳配達のおじさん
子供の頃のお話です。
たぶん小学校に上がるかどうかの頃だと思います。
私には二つ年下のふじ江という名の妹がいます。
当時は、毎朝、牛乳配達のおじさんが来てくれていました。
妹は、そのおじさんがずいぶんお気に入りで、
牛乳を届けてもらうと、ニコニコして、
「どうもサンキュー!」
とお礼を言っていました。
あるとき、父と母が話していました。
「牛乳の配達をそろそろ断ろうかとも思うのだけれど、
ふじ江が楽しみにしているから、辞めるわけにはいかないよね。」
先日、あるセミナーを聞いていたら、
これからは、
「コミュニティーに属していたいがための消費」
が大事だと言っていました。
これを聞いて、先ほどのふじ江の話を思い出しました。
大河内家は牛乳が欲しくて牛乳配達してもらっていたのではなく、
ふじ江が「どうもサンキュー」と言えるコミュニティーに属していたいがために、牛乳屋さんとお付き合いしていたのだなと気づきました。
仕入れ先様、お客様をはじめとして、ドコスに係わる皆様に、
ドコスのコミュニティーに属していたいと思っていただけるように精進いたします!
「どうもありがとうございます!」