俺の歴史

今朝のこと
クルマで接骨院向かってる時
ふと、感じたことがある。

『俺の歴史』について。

読者の皆さんは
はぁ?
しらんわ、43歳中年80.4キロ男性の歴史なんて。知りたくもない!
と感じるだろうが、
わたしも同意見である。
わたしの歴史なんか知ったとて
学校のテストに出てくることもなければ
知っていて一生涯で何か得する事なんて
一つもない。

違うのだ。

『俺』の歴史だ。

わたしは
自分を一人称『わたし』か『ぼく』と
呼ぶのだが
周りの友達、先輩の方々には
自分を一人称『俺』と呼ぶ方は少なくない。
皆さんの周りもそうだと思う。

そもそも、
『俺』って
どこからやってきて
いつから身の回りに居るのか。

調べてみた。

なんと鎌倉時代から少しずつ
二人称『おのれ』から一人称『俺』へと変化してきたそうである。
驚くことに
江戸時代までは
老若男女、みな『俺』と表現していたらしい。(皆は全員って意味じゃなく女性も自分の一人称として用いていたらしい。)
が、
明治時代で
女性の『俺』が厳しく取り締まわれ、
現在の男子の『俺』に落ち着いたみたいだ。

しかし、
わたしが感じる事だが
表現的にやはり『俺』はカッコよさがある。

もし。
もしの話、
歴史が何か間違って
現在の『俺』が
『ボイン』と言う一人称になったとしよう。

『俺』で売ってる方々は大変だ。

かの有名な『オレオレ詐欺』なんかは
『ボインボイン詐欺』になるのだ。

プルルルル、プルルルル
ガチャ
オカン→
『はい、大浦です』
詐欺グループ→
『あ、おふくろ?ボインだよ、ボインボイン、ちょっと金に困ってさぁ。』

オカン→
『はぁ?、、、』ガチャ。

おぉ!!
詐欺予防になるではないか。
これはありだ。

全国の男性の一人称を今すぐ『ボイン』にすべきではないか!!
明日にでもニュースで取り上げてもらうべく原稿を今から、、、、

あ、
待てよ。

イケメンはどうだ。
困るのでは、、、

高校生最後の冬
教室で2人、、、

他愛もない会話から
憩いの女子→
だって〇〇ってわたしの事なんかなんと、も、、、えっ

イケメン→
壁ドン❗️❗️
『お前さぁ、、、ボインのこと信じらんねーのかよ。』キリッ(`・∀・´)

は、
は、
話にならない。
話にならないじゃないか。

もう、
壁ドンも何も
雰囲気も何も
彼女のキュンキュン高鳴った心も
何もかも
ぶち壊しじゃないか。

もはや、日本はアメリカと同じく訴訟大国になりつつある。
彼女に高鳴った気持ちと費やした時間を損害賠償かけられてしまうかもしれない。

それに、こうなると
おそらく、
おそらくだが、
イケメンを起用した青春キュンキュンドラマ はこの世から消えるな。
イケメンはカッコよさより
可愛さを追求し『ぼく』を使う様になり、
日本男子の草食化が輪をかけて加速。
ということになりかねない。

危ないなぁ。

あ、しかしその世界では
今の『俺』と同じ表現で『ボイン』が使われているのだからなんら支障はないのか、、、な?

とか考えながら
接骨院着いてベッドに寝そべったんだけど

あぁ、表現が『俺』でよかったなぁ。日本。
先人達に今日も感謝だ。
200年後くらいは
もしかしたら、、、『ボイン』になっていたりするのかなぁ。。

としみじみ思い
ゴリゴリされるわたしの姿があった。

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